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埼玉医科大学

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組織図
 
学長 竹内勤

埼玉医科大学は1972年4月に開学されました。その歴史は古く、1892年に設立された毛呂病院にその起源を遡ることができます。毛呂病院は、精神科、内科、外科の診療科を有する病院から、埼玉県西部の医療を担う総合病院として発展を遂げ、本学の設立母体となりました。2006年には保健医療学部を併設し、2022年には医療系総合大学として創立50周年を迎えました。

このように、埼玉医科大学は、地域医療を担う第一線病院を原点とし、高度先進医療を担う中核医療機関として、患者さん中心の医療を実践できる「すぐれた医療人」の育成を教育目標に掲げて、医療・福祉・教育の理想郷を作るために邁進しております。「すぐれた医療人」とは何かを「埼玉医科大学の期待する医療人像」として具体的に明示し、その目標達成のために、教育環境の整備、教育カリキュラムの改善、教職員の資質向上を継続的に行っております。

 わが国は、世界的な気候変動、食糧・資源・エネルギー問題、紛争、社会の分断などの課題に加えて、世界中のどの国もかつて経験したことのない急速な少子高齢化に直面しております。国際関係や社会的課題、疾病構造の変化に柔軟に対応するとともに、誰もが幸福に暮らせる社会を維持していく必要があります。そのためには、医療とそれを支える人材を育成することが不可欠です。医療の現場では、医師や医療技術者の不足、診療科の偏在、働き方などの課題も指摘されていますが、人材育成には時間を要し一朝一夕に課題を解決することはできません。また、近視眼的な対応は未来に大きな禍根を残します。激動の時代だからこそ、「すぐれた医療人」の持続的で継続性のある育成が必須です。それこそが社会が求めている最重要課題であると認識しております。医の精神を大切にし、生命科学としての医学を極め、社会に貢献する医療人材を育成して参りたいと思います。

 医療や健康について積極的な関心を持ち、「埼玉医科大学の期待する医療人像」に描かれた「すぐれた医療人」を目指し、保健・医療・福祉の分野で活躍し、誇りを持って社会に貢献する意欲のある学生を受け入れて参ります。医師、保健医療技術者、医学・医療分野の研究者、を育成し社会に送り出すことによって、保健・医療・福祉の発展に寄与することを、私たちの使命と考えています。

学長 竹内 勤

 
 
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