学部案内

特色あるカリキュラム

師弟同行の思想でカリキュラムを進化させる

レスポンス・アナライザーで双方向性の講義を展開する

双方向性の講義を可能にするレスポンス・アナライザーを授業に取り入れています。学生は「クリッカー」と呼ばれるリモコンを操作することで、講義中に教員からの質問にリアルタイムで答えることができます。たとえば教員がスライドを見せながら、学生に回答を求めれば、学生の回答結果は即座に集計されてスライドに表示されます。教員はその結果をもとに学生の理解度をその場で把握して、講義を最適化することができます。レスポンス・アナライザーを使用した講義

学生の評価を講義改善に役立てる

本学医学部では、学生による授業評価が講義の改善に大変有効であると考えています。この考えに基づいて、すべての講義(実習・演習を除く)において各講義の終了時に、学生による授業評価を実施しています。学生は、クリッカーを操作するだけで評価が可能。学生による授業評価は、1学年から6学年まであわせると1年間で約2,000コマで行われます。その結果は講義後数日中に教員にフィードバックされ、講義の改善に役立てられます。結果は学生にも公表され、カリキュラムや学び方の大切さについて強く意識してもらうことにつながっています。学生による授業評価

「講義収録・配信システム」で反復学習を支援する

意欲ある学生の反復学習を支援するために、ビデオ収録された講義を学内ネットワークに接続したパソコンで視聴できる「講義収録・配信システム」を設置しています。この配信映像には、講堂のプロジェクタに投影された講義資料や板書の内容が大きく鮮明に表示されると同時に、講義を行っている教員の様子も含まれます。これにより、いつでも、誰とでも、学内ならどこでも、臨場感を持って反復学習ができます。また、教員が自らをふり返り、講義を改善することにも役立てられています。
講義収録・配信システムの仕組み

少人数で効率よく、きめ細やかな知識を身につける

特色あるカリキュラムの写真1多人数で行う講義を少なくして、なるべく少人数で考える学習態度を養えるよう工夫しています。医学部におけるSGD(Small Group Discussion)と問題基盤型学習であるPBL(Problem Based Learning)などの授業は、6年生までの全授業の約15%を占め、学生自身が自ら考え答えを導くプロセスを学べるのが特長です。また実習・演習による教育も多く、必然的に少人数教育の実施が行われています。このような授業形態では互いに意見を述べ合い、他者の意見を理解するというコミュニケーション能力も同時に高めていくことができます。少人数による体験型の学習を実施した後のアンケート調査でも、学生の満足度は高くその後の勉学によい刺激を与えています。

臨床入門で早い時期から医療現場を知る

特色あるカリキュラムの写真3低学年の時期から「すぐれた臨床医になる」という意識を育むため、大学病院、総合医療センター、国際医療センターにおいて医療の現場に触れるカリキュラム「臨床入門」を設けています。2学年では、医師の外来診療、検査、病棟診療・回診などを見学。臨床の現場に触れます。3学年になると看護業務体験実習として、病棟で看護師の指導のもとに業務を体験。この実習を通して、看護師や医師をはじめとする医療従事者がお互いに協力し、患者中心の医療を行う「チーム医療」について理解を深めるとともに、患者さんの回復を手助けしていることを体感します。

「課外学習プログラム」で学生の意欲にこたえる

特色あるカリキュラムの写真2夏休み、春休み期間限定の「夏期プロ」、「春期プロ」、一年を通じて行われる「通年プロ」からなる課外の学習プログラムです。基本学科から提出された100以上のテーマを医学部、保健医療学部の学生が自らの希望で選択し、医療の現場、医学研究、医療従事者の日常を体験します。とくに低学年の学生による医療現場での体験学習はEEP(Early Exposure Program) として、5年生からの臨床実習に入る前に医療現場を体験できる貴重な機会となっています。医学部教育での研究マインドの涵養が重要視されていますが、将来臨床医の道を歩むときも、学生時代に医学研究の機会に触れることで医学研究の重要性を認識できます。

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