研究・活動 Study & Activity
臨床検査学科 School of Medical Technology

臨床検査学科 研究・活動内容

黒田 真代(くろだ まさよ)

主な担当科目
病理検査学、病理検査学実習、病理細胞診断学
資格・学位
准教授 臨床検査技師 博士(保健学)

研究紹介

専門分野
臨床検査学 病理細胞診断学
研究テーマ
1)癌細胞の形態異常のメカニズムについて
2)病理標本作製法の改善と病理組織・細胞診デジタル教材の作成
研究概要
1)細胞を形づくる細胞骨格蛋白や細胞形態の変化に関連する因子の発現や動態を解析することにより、癌化による細胞形態の変化を明らかにし、形態学的診断に役立てることを目標としています。

2)病理組織標本や細胞診標本は顕微鏡観察での教育方法が主流でしたが、近年はバーチャルスライドを取り入れパソコンの画面を見てディスカッションするなどして、効果的な教育法を開発しています。
著書・学術論文
(学術論文)
1. Microtubule organizing center mediated structural atypia in low- and high-grade urothelial carcinoma. Virchows Arch. 2020 Jul 24. doi: 10.1007/s00428-020-02895-5.
尿路上皮癌の構造異型と細胞内の中心体の位置には関連があるということを明らかにした

2.Correlation analysis of nuclear morphology, cytokeratin and Ki-67 expression of urothelial carcinoma cells. Pathology International.(63: 311~317), 2013

  尿路上皮癌のKi-67(細胞周期にある細胞)とサイトケラチン(細胞骨格蛋白)の種類および核形態との関連性について解析した
所属学会
日本臨床衛生検査技師会 日本臨床細胞学会 日本病理学会
教員からのメッセージ
大学は自己の探求ができる場所であると思います。医療に興味を持ち学ぼうと決意した皆さんとよりよい医療を提供できるように日々努力したり、学ぶことを通じて、皆さんの自己実現の一助ができればと思っています。そして、皆さんがここで学んだことが身となり、社会人となったのちに活かされることを願っています。