研究・活動 Study & Activity
臨床検査学科 School of Medical Technology

臨床検査学科 研究・活動内容

内田 康子(うちだ やすこ)

主な担当科目
臨床生理学 臨床生理学実習
資格・学位
講師 臨床検査技師 上級健康食品管理士 修士(心身健康科学)

研究紹介

専門分野
生理学(自律機能、基礎体温) 臨床生理学(F波)
研究テーマ
1.脂質代謝の季節変動における変化
2.自律神経機能の変化と心身の健康との関連性
3.臨床検査技師国家試験の結果と学内模擬試験との関連
研究概要
1.ウシガエルの心臓周囲脂肪組織は、冬眠前後すなわち冬に増加し春から秋にかけて減少する。その心臓周囲脂肪組織の主成分はトリグリセリドであり、その血清中量は冬眠後で顕著に減少していた。冬眠前後のこのような脂質代謝の変動について検討した。
2.女子大生の様々なストレスが、からだの不調の原因になっているのではと考え、平均体温および月経周期について調べた。現在は月経周期の時期によるストレスに対する反応性の変化について検討している。
3.臨床検査技師国家試験の合格率を上げるために何が必要かを、学内模擬試験の得点推移パターンや臨地実習への取り組み方など様々な方面から検討している。
著書・学術論文
著書:
1.臨床工学技士 イエロー・ノート 臨床編(共著),メジカルビュー社, 2013
2.臨床工学技士 グリーン・ノート 臨床編(共著),メジカルビュー社, 2014

学術論文:
1.ウシガエル心臓周囲脂肪および血中脂質成分の季節変化(第一報).埼玉医科大学短期大学紀要 5:35-39,1994
2.ウシガエル心臓周囲脂肪および血中脂質成分の季節変化(第ニ報).埼玉医科大学短期大学紀要 8:33-38,1997
3.若年女性の自律機能と心身の健康についての検討―基礎体温と月経周期の検討―.人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科心身健康科学専攻修士論文,2006

口頭発表:
1.ウシガエル脂肪組織と血液成分の季節変化.第74回日本生理学会大会,浜松市,1997
2.臨床検査技師国家試験の合否と学内模擬試験の得点推移パターン.第5回日本臨床検査学教育学会学術大会,弘前市,2010
3.学内模擬試験の得点推移パターンと臨地実習への取り組み方との関係.第6回日本臨床検査学教育学会学術大会,新潟市,2011
4.定期試験出題形式を利用した学習方法誘導の試み-臨床生理学教育の立場から-.第8回日本臨床検査学教育学会学術大会,大阪,2013
所属学会
日本生理学会 日本臨床神経生理学会 日本心身健康科学会 健康食品管理士会 日本臨床衛生検査技師会
教員からのメッセージ
大学の4年間、他学科の学生も含めてたくさんの人と話をしましょう。これが医療の現場のみならず、世の中で必要とされているコミュニケーション力の基礎となるでしょう。そして話をするときはほんの少し"笑顔"を心掛けて下さい。4年間では大きな違いとなってくるはずです。みんなで笑顔の得意な医療人を目指しましょう。