診療部門のご案内
感染症科・感染制御科
診療内容・専門分野
●感染症診療について
当院は、埼玉県において1類感染症および2類感染症の診療を行うことのできる医療機関(第一種・第二種感染症指定医療機関)です。また、結核モデル病床にも指定されており、合併症を持つ結核患者を受け入れることも行っております。さらに、エイズ診療拠点病院として1990年代よりHIV/エイズ診療を担っており、HIVサポートチーム(HST)を結成し、埼玉県の中央から西部を中心とした医療圏において数多くの感染症を診療してきた実績があります。感染症科外来では、主に、近隣の医療機関や院内から紹介された以下の疾患に対して診療、支援を行っています。
・ 肺結核、肺外結核
・ HIV感染症
・ 梅毒などの性感染症
・ 寄生虫感染症
・ 薬剤耐性菌感染症、難治性感染症
・ 深在性真菌感染症
また、2020年初頭より国内外で大きな問題となっております新型コロナウイルス感染症におきましては、小児・精神・産婦人科を有する総合病院としての特色を生かし、多くの診療科と共に診療にあたっており、近隣はもとより、県内から多くの患者さんの入院相談に応じております。2020年より2022年10月までに1000名以上の患者を受け入れており、地域の医療機関の中心的な役割を担うべく、日々診療を行っております。 また、COVID-19罹患後症状の方の外来診療も行っております。
また、中央検査部や微生物学教室とも共同で研究を多数行っており(業績リストはこちら)、高度な医療を行う大学病院の講座として医学に貢献しています。
●感染制御について
一方で、当教室は「感染症科」だけでなく、病院感染に対するインフェクションコントロールを担当する「感染制御科」もあわせて標榜している、国内で数少ない大学の講座です。感染対策室とともに感染制御を行っており、次の2つのチームをつくり対応しています。
1.耐性菌を拡げない対策を実践するチーム(感染制御チーム:Infection Control Team:ICT)
2.感染症を発症した患者が適切な抗菌薬治療を受けられるよう、他の診療科を支援するチーム
(抗菌薬適正使用推進チーム:Antimicrobial Stewardship Team:AST)
この2つのチームは、感染対策室および感染制御科医師をコアメンバーとして、感染症診療における「耐性菌の抑制」と「予後向上」のために活動しています。
お問い合わせ先
- 感染症外来電話番号:049-276-2034
- メールアドレス:infect@saitma-med.ac.jp
※電話でのお問い合わせの受け付け時間:午前8時30分から午後5時30分まで
※メールは医療関係者からのお問い合わせのみ受け付けます。患者さんからのご連絡やご相談はメールでは一切お受けできませんのでご了承ください。