脳神経外科

脳神経外科
脳神経外科
Department of Neurosurgery
あらゆる脳神経外科疾患の症状について、
いつでも診察・治療をいたしております。

診療部長ご挨拶

かつて脳神経外科は脳の出血や腫瘍、脳外傷などの治療が主でしたが、脳科学の進歩に伴い、パーキンソン病、てんかん、痛み、ふるえ、不随意運動などさまざまな神経疾患が脳外科で治療できるようになりました。脳の機能を調整し、神経の症状を改善する脳外科治療が発展しております。埼玉医科大学病院の脳神経外科はこの新たな脳神経外科領域を専門とし、脳の機能を改善するために全力を尽くしております。

脳機能改善のための治療ですので、綿密な計画、細心の注意をもって治療しております。常勤医は全員、十分な修練を積んだ脳神経外科専門医であり、かつ機能神経外科、てんかん外科の技術認定医・専門医です。手術後の感染や出血などの合併症の発生率は15年以上1%未満であり、安全な医療を提供しております。

一方、大学病院でありながら、頭部打撲や頭痛、脳卒中の定期検査などもお断りすることなく丁寧に診療しています。患者さんのより健やかな生活のお役に立ちたいと日々努めております。
脳神経外科 小林 正人
診療部長、教授
小林 正人 KOBAYASHI, Masahito

診療内容・専門分野

埼玉医科大学脳神経外科では頭痛・吐き気・しびれ・めまいといった症状の方から、意識障害・手足の運動麻痺が生じた方まであらゆる脳神経外科疾患の症状について、365日いつでも診察・治療をいたしております。
  1. 特に当科は顔のけいれんや痛み、手足の震えやパーキンソン病・不随意運動症・てんかん・ジストニアに対する治療の拠点として、こうした疾患に特に力を入れて診療しています。
  2. 正常圧水頭症や小児の水頭症の治療を積極的に診療、手術を行なっております。
  3. 脳膿瘍に対する治療も数多く手がけております。
  4. 当科(埼玉医科大学病院(毛呂山)の脳神経外科)は、脳の機能的な疾患(顔面けいれんや三叉神経痛疼痛、難治性疼痛、パーキンソン病、てんかんや水頭症)などの病気の治療のセンターとなっています。
    これは、埼玉医科大学の脳神経外科が、病気ごとに診療を大学病院(毛呂山)と国際医療センター(日高市)とで分担しているためです。脳腫瘍、脳卒中や重症の頭部外傷や緊急手術を要する病気は国際医療センター(日高)で診療を受けていただきます。国際医療センターは大学病院本院から自動車で数分の距離にあり、それぞれの医師・看護師が密に連絡を取り、患者さんがベストの治療を受けていただけるよう努めております。
  5. 疾患により担当する病院がわかれましたが、埼玉医科大学病院と国際医療センターは常に連絡を取り合い、あらゆる脳神経外科の病気に対して診療を行なっております。診断と治療はもちろんのこと、セカンドオピニオンの相談、リハビリテーションの相談、訪問看護の紹介まで、必要な場合は他の科とも協力して、責任をもって対応させていただきます

主な疾患

顔面けいれん、三叉神経痛・舌咽神経痛

主な症状

顔の片側がピクピクとうごく。下顎や奥歯が突然痛む。食事や歯磨き、洗顔により鋭い痛みが生じる

専門外来・特殊外来

必ず外来へお電話いただき、受診日・時間をご確認下さい(TEL:049-276-1287
顔面痙攣・三叉神経痛外来火曜日
パーキンソン病、機能的脳神経外科月・火曜日
てんかんセンター外来金曜日午後(TEL:049-276-1697

病気の説明と治療方法

治療方法を全て開く
顔面けいれん、三叉神経痛・舌咽神経痛
症状
顔面の片側が勝手にぴくぴくと動いてしまう。顔や口に激しい痛みが走る。口やのど、耳に強い痛みが走る。
治療方法
パーキンソン病
症状
振戦、動作緩慢、筋強剛、姿勢保持障害など
治療方法
本態性振戦
症状
振戦
治療方法
ジストニア
症状
手足や頸部、からだのねじれ。異常な動き
治療方法
難治性疼痛
症状
疼痛
治療方法
痙縮・痙性対麻痺・脳性麻痺
症状

治療方法
特発性正常圧水頭症
症状
歩行障害、認知機能障害、排尿障害
治療方法
てんかん
症状
手足のけいれん、意識を失う、口をもぐもぐと勝手に動かす
治療方法
全般てんかん(ウェスト症候群、レノックス・ガスト―症候群など含む)
症状
脱力発作、強直発作、間代発作、ミオクロニー発作など
治療方法
開頭手術が行えない難治性てんかん
症状
治療方法
慢性硬膜下血腫
症状
意識障害、歩行障害、麻痺
治療方法
乳児期水頭症
症状
頭痛、嘔吐、意識障害、頭囲拡大など
治療方法
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