This Page
トップページ
診療科のご案内
耳鼻咽喉科

診療部門のご案内

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科ニュース

鼻・副鼻腔診療グループ


アレルゲン免疫療法
 ハウスダストやスギといった抗原(原因物質)に反応してしまう方には免疫療法という治療法もあります。これは、それぞれのエキスを皮下注射して、それらの抗原に対する反応性を弱くしていく治療法です。現在は皮下注射ですが、本年春過ぎよりいよいよスギ花粉症を対象とした舌下治療(口に中にエキスをたらす)も開始される予定です。薬物は対症療法(症状を抑える治療)になりますが、免疫療法は体質改善ともいえる治療です。当院ではアレルギーセンターおよび耳鼻咽喉科の外来でこの治療を施行いたします。



スギ花粉症を対象に、専門医による正確な舌下免疫療法を行います。

 スギ花粉症を対象とした舌下免疫療法を行います。埼玉医科大学病院ではアレルギーセンターと耳鼻咽喉科で、アレルギー専門医を取得している内科医・小児科医・耳鼻科医による適切な治療が受けられます。初回治療は専門看護師がいるアレルギーセンターにおいて導入いたします。

スギ花粉症を対象とした舌下免疫療法とは
 スギ花粉のアレルゲン抽出液(治療薬)を舌の裏側(舌下)に滴下し、2分間保持後、飲み込む治療法です。今までは皮下注射による方法(皮下免疫療法)しかありませんでした。舌下免疫療法では注射の痛みがないこと、基本的に自宅で服用することが、皮下免疫療法と異なります。また、重篤な副作用が皮下免疫療法と比較してでにくいと云われています。  治療当初は少ない量から開始し、毎日増量していき、2週間で維持量になり、以降は同じ量を毎日舌下に、最低2年間以上を目標に滴下します。

概要
 スギ花粉症状を和らげることが期待され、一部の人では症状がほとんど無くなることもあります。ただし、全ての人に有効なわけではありません。治療は毎日施行すること、また、可能であれば3-5年間治療を継続することが望ましいとされます。

治療の対象
 対象は12歳以上のスギ花粉症患者さんです。春に花粉症症状があっても、スギ以外が原因の場合もありますので、はじめに正確な診断が必要になります。  治療をはじめるにあたって注意が必要な方は、気管支喘息をおもちの方(重症の方は治療対象外)、ご高齢の方(相談して決めましょう)、妊娠中のかた(維持治療途中で妊娠した場合には治療継続は可能です)、口の中に炎症があるかたや抜歯後のかた(治れば治療可能です)、重症の心疾患や高血圧の方、β遮断薬などの一部の薬を服用中のかた(たいていの薬は問題ありません)、全身ステロイド薬内服中の方、膠原病や悪性腫瘍(がん)の方、などです。ご希望がある方は、アレルギーセンターまたは耳鼻科外来でご相談ください。

副作用
 副作用として、口腔内の掻痒感や腫れなどがみられることがあります。稀に重篤な全身症状が現れる可能性も否定できないため、この治療に対するきちんとした理解と管理が必要となります。当院のような総合病院で治療することは安全性が高いといえます。

治療の費用
 維持期の一日の薬価は100円強と決められており、通常の抗アレルギー内服薬より安く設定されています。必要に応じて、通常の薬物治療との併用も可能です。

皮下免疫療法との違い
 従来から当アレルギーセンターのような専門施設で行われてきたのが皮下免疫療法です。一方で舌下免疫療法は新規に始まります。その違いをご説明します。
 皮下免疫療法:皮下にアレルギーの原因物質抽出液(アレルゲン液)を注射。はじめの20回程度は1週間に1度程度通院し、投与量を徐々に増やし、維持量(決まった量)に達したら、2週間に1度、1ヶ月に1度と通院間隔を空けて通院で治療します。ただし。全身的副反応(アナフィラキシー)が2万5千回に1回程度起こるとされています。(重篤な副反応は100万回に1回程度)ですから、専門性の高い医療機関で、専門医が行う必要があります。医療機関で行うため治療遂行の確実性は高く、効果が舌下免疫療法よりも高いとの報告もあります。治療期間は舌下免疫療法と同様に、可能ならば3-5年が目安です。
 舌下免疫慮法:舌下に原因物質抽出液(アレルゲン液)もしくは錠剤をおき、その後飲み込む治療法です。スギ花粉症の治療薬は液剤で、2分間舌下に保持したのちに飲み込みます。2週間で投与量を増やし、以降は維持量で治療します。初回は医療機関で、医療スタッフの監視の下に施行しますが、それ以降は自己責任において、自宅で施行します。重篤な副作用はおきにくいですが、口腔内のかゆみや腫れなどはときにおこります。2015年にはダニによる通年性アレルギー性鼻炎の薬も登場予定です。国際的にはこの方法でも、アレルギー専門医が施行することが望ましいこととされています。
 なお、日本の医療制度では医療機関が自由に標榜科を選択できるため、日本の場合にはアレルギー専門医を取得していない医師や施設でもアレルギー科と標榜してこの治療を行う施設はあるようです。

 埼玉医科大学では舌下免疫療法と皮下免疫療法のどちらも専門医が施行いたします。ご相談ください。



通年性アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎の手術療法
 一年中、鼻水、鼻づまり、くしゃみに悩まされている方は多くいらっしゃいます。 通常は薬物療法が選択されることが多いのですが、薬物療法抵抗性、あるいは薬物療法が続けられない方も多くいらっしゃいます。そんな方には手術療法をおすすめしています。 当科では外来で行うレーザー治療と、さらに有効性が高い入院による後鼻神経切断術+下鼻甲介手術を施行しています。後者は術後1-2か月後から、劇的に鼻症状が改善します。術後出血のリスクがありますが、通常問題ありません。一年中鼻症状で困っている方は是非ご相談ください?
 さらに、埼玉医科大学にはアレルギーセンターがあり、アレルギー性鼻炎だけでなく、喘息やアトピー性皮膚炎も包括的に診療することが可能です。


慢性副鼻腔炎の治療(いわゆる蓄のう症の治療です)
 慢性副鼻腔炎の内視鏡治療は今では一般的になっています。当科でも精密な手術を心がけております。慢性副鼻腔炎の中で、好酸球性副鼻腔炎という病態があります。これは喘息とも関連した疾患で、実際しばしば喘息を合併します。当科ではアレルギーセンターと協力し、副鼻腔炎のみならず喘息のコントロールも可能であるため、総合的なマネージメントが可能です。嗅覚障害、鼻漏、鼻閉にお困りの方はご相談ください。


副鼻腔真菌症の治療
 副鼻腔真菌症とは副鼻腔にカビ(真菌)が生えてしまう病態です。通常は寄生型とタイプがほとんどです。これは症状があまり顕著ではなく、ほとんどの症例は内視鏡手術によって完治します。一部再発することもありますが、再手術も容易です。他方、浸潤型というタイプもあります。これは真菌が血管内や、眼窩内、頭蓋内に浸潤していく激しいタイプで、通常高齢者や糖尿病などで免疫力がおちているときになります。放置すると死に至る怖い病気です。この病態には手術に加え、抗真菌剤の長期の投与が必要になります。当院は豊富な経験からこの病態にも適切な管理が可能です。


副鼻腔嚢胞の治療
 副鼻腔に袋ができ、液体や膿が貯留することがあります。徐々に大きくなっていくことから、時に眼球を圧迫したり、頭蓋底を壊したりします。手術は通常内視鏡的に行い、嚢胞を開放し、内容物を吸引除去します。術後開放部が再狭窄することがあるので、当科では自ら特殊なシリコン版を開発し、留置する術式によって術後の再発防止を試み、良好な術後経過を残しています。


鼻副鼻腔良性腫瘍の手術
 副鼻腔の良性腫瘍で最も多いのが乳頭腫です。この腫瘍は基本的に良性ですが、時に悪性化します。その出現部位によって治療法が異なります。乳頭腫をはじめ当院では鼻副鼻腔良性腫瘍全般について最先端の手術を施行しております。


外鼻形成術
 はなづまりの原因は、鼻中隔湾曲症や下鼻甲介の肥大が原因となることが多いですが、時には外鼻の変形(鼻のかたちの変形)が影響して鼻閉になっている方もいらっしゃいます。当院ではこのような鼻閉に対して、美容整形が行っている外鼻切開を導入し、鼻のかたちをなおすとともに、鼻閉の改善を目指しております。お困りのかたはご相談ください。


眼窩骨折の治療
 交通事故、スポーツ、けんかなどにより、眼球の入っている眼窩に圧力がかかった場合、眼窩内脂肪組織が上顎洞や篩骨洞という副鼻腔に陥頓し、眼球運動障害や眼球陥凹をきたします。陥頓した脂肪の量が少なければ通常保存的治療(経過観察)で改善しますが、障害の程度によっては手術が必要になります。手術の方法としては①内視鏡的に鼻から行う方法、②歯肉部を切開する方法、③下眼瞼(目の下)を切開する方法、がありますが、最も侵襲が少ないのが①内視鏡的に鼻から行う方法です。もちろんすべての症例で①が適応になるわけではありませんが、多くの症例では①の方法が適応となります。その長所は顔に傷がのこらず、頬部のしびれもきたさないことです。①の方法で難しい場合には②の方法を選択することになり、さらに重症例では③の方法を選択しています(我々はこれを1-2-3メソッドと呼んでいます)。手術成績ですが、95%の方が、術後満足しているという結果であり、良好な成績であると考えています。




(文責 上條篤)

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ先

※電話でのお問い合わせの受け付け時間:午前8時30分から午後5時30分まで

ページの先頭へ戻る

  • 診療科のご案内
  • 診療センター
  • 外来診療担当医表
  • 人間ドック(健康管理センター)
  • よくあるご質問
  • お問い合わせ先一覧
お問い合わせ
049-276-1111 (番号案内)
お問い合わせ先一覧
所在地
〒350-0495
埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
周辺地図・交通案内・駐車場
診察・受付時間
[診察時間] 平日9:00〜17:00
[受付時間] 平日8:30〜17:00

初診の方、予約の無い方の受付時間は8:30〜11:00までとなっております。

採用・募集(研修医・看護師・医療事務)
ボランティア募集
病院ニュース