乳腺腫瘍科

乳腺腫瘍科
乳腺腫瘍科
Department of Breast Oncology
患者さん一人ひとりの症状に合った検査をご提案し、
早期の乳癌の発見に努めています。

診療部長ご挨拶

当科は、乳房に生じる様々な変化についてお困りの症状に対し精査を行っております。

特に、乳がんは日本人女性に一番罹患率が高いがんであり9人に1人の確率で発症するともいわれ、近年増加しつつあります。集団検診で要精査となった患者さんなどの精査を承っております。がんの治療に関しては、日高市の国際医療センターへ連携し行っております。
また、良性腫瘍の精査(線維腺腫・葉状腫瘍・乳管内乳頭腫・乳腺症)や、乳腺炎の治療も行っております。

女性にとって乳房は年齢やそれぞれのライフステージの変化とともに状態が変わる臓器であり、その変化や違和感を訴えられる患者さんはたくさんおられますが、そのようなことを気軽に相談できる乳腺専門のクリニックは少ないのが現状です。当院へ日々多くの患者さんがご不安を抱えながら来院されます。
患者さん一人ひとりの症状に合った検査をご提案させていただき、少しでも不安を和らげることができるよう努めてまいります。

近隣の医療機関とも密に連携を取り埼玉西部の地域医療に貢献していけるよう努力します。どうぞよろしくお願いいたします。
乳腺腫瘍科 淺野 彩
講師
淺野 彩 ASANO, Aya

診療内容・専門分野

乳がん検診の二次精査など、診断を中心に行っており、早期の乳癌の発見に努めます。乳がんと診断された方には、埼玉医科大学国際医療センターへ紹介しています。
 
最近の日本でも乳がんになる女性が増えています。村・町単位で行なわれる乳がん検診を是非受けて下さい。当院では要精査になった方の二次精査も受け付けます。当院二次精査で異常がなかった患者さんは、引き続き集団検診を受診するとともにブレストアウェアネス(breast awareness;BA)を推奨します。
※BAとは、「乳房の意識化」とも訳され,女性自身が自分の乳房の状態に日ごろから関心を持ち意識して生活する健康教育のことです。乳がんの早期発見のために女性一般に推奨されており、下記の4項目が現在提唱されています。

①日ごろから自身の乳房を見て・触って・感じる
②乳房のしこりや凹み,血性の乳頭分泌等、気をつけなければならない乳房の変化を知る
③乳房の変化を自覚したら医療機関に受診する
④40歳になったら乳がん検診を受診する(対策型乳がん検診の受診)

他の病院との連携

乳がんは手術後も10年間の通院が必要とされています。
急性期の治療終えた患者さんは、紹介していただいたかかりつけ医の先生や、連携病院などにもご紹介いたします。

国際医療センターとの機能分担

埼玉医科大学病院乳腺腫瘍科と国際医療センター乳腺腫瘍科とは次の様に役割分担をしています。

国際医療センター乳腺腫瘍科
  • 乳がんの手術・化学療法(抗がん剤)など

埼玉医科大学病院乳腺腫瘍科
  • 画像診断・組織診断・術後のフォローアップ・集団検診二次検査・など

患者さんおよび患者さんを紹介して下さる先生方への受診案内

  • 悪性腫瘍の患者さんは紹介状をお持ちの上、国際医療センター乳腺腫瘍科を受診してください。(国際医療センターは完全予約制です)
  • 良悪性の鑑別が困難な乳腺腫瘍、集団検診で要精査(カテゴリー3以上など)の通知はがきをお持ちの患者さんは、埼玉医科大学病院乳腺腫瘍科を受診してください。※当院当科は入院病床がありません。手術も行っておりません。

主な疾患

  • 乳腺腫瘍(乳癌,線維腺腫,葉状腫瘍,乳管内乳頭腫など)
  • 乳腺炎
  • 女性化乳房
  • 乳腺症 など

病気の説明と治療方法

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乳癌
症状
乳房腫瘤、硬結、血性乳頭分泌、皮膚変化(発赤・腫脹)など
治療方法
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