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第49号 2012.2.1
  
 
 

―世界最新鋭CT装置導入!!B―
  CT検査室

 

 

 

 

 

 前回、前々回の病院ニュースではCT装置SOMATOM DefinitionFlashについてご紹介させていただきました。今回は心臓CT検査についてご紹介させて頂きます

  
 

 

 

〜心臓CT検査の役割〜

 日本人が心臓疾患で亡くなる割合は悪性新生物(癌)に次いで第2位であり、脳血管疾患を含めて3大成人病とも言われています。これらの病気を診断するための1手段として、CT検査が用いられています。
 CT装置は徐々にその撮影時間が短くなってきており、そのおかげで心臓のように常に動いているような場所でも撮影が可能となりました。しかしながら、今までの心臓CT検査では心臓の動きに合わせてX線を照射し撮影を行うので、心拍の状態にもよりますが、撮影時の息止め時間が長く、被ばくも通常の造影CT検査よりも多く、診断を行う際には第1選択とはなりづらい部分がありました。

 
   
 
 
 
  
 
 
 
 

今回当院に導入されたCTはその欠点を補って撮影も一瞬かつ被ばく線量も少なくすることが可能です。
 
 右の図は撮影を模式的に示したものです。従来の心臓CT検査に比べ全体をわずかな時間で撮影できます。また短時間撮影が可能なので被ばくも少なくなります。
 心臓全体の画像を約0.25秒(心臓が1心拍に要する時間の1/4程度)で取得することが可能となり、不整脈や心拍の速い患者さんに対しても、鮮明な心臓の画像を取得することが可能になりました。またこれまでの心臓CT検査では被ばくの影響が危惧されていましたが、従来の1/16以下の1mSvでの心臓CT検査を可能にしたのがSOMATOMDefinition Flashです。

 

 

  
 

〜心臓CT検査の流れ〜

 実際の心臓CT検査の流れをご紹介します。

 
  1. 呼吸を止めた状態での心拍数の測定をします。心臓CT検査では心臓の動きに合わせてX線を照射し撮影を行うため、できるだけ少ない心拍数の方がきれいな写真を撮ることができます。
  2. β遮断薬(心拍数を抑える薬)を飲んで頂きます。(心拍の測定で呼吸を止めた状態で心拍数が65以下なら飲む必要はありません。すぐに検査が行えます。)
  3. β遮断薬使用後は、1時間程度安静にして頂きます。 
  4. 再度、呼吸を止めた状態での心拍数の測定をします。
  5. 撮影に移ります。はじめに血管の石灰化の度合い(カルシウムスコア)を測定します。当院ではこの値が1500以上の場合は撮影ができません。これは血管の石灰化により、血管の内腔の評価が困難となるためです。
  6. 造影剤を使った検査を行います。このとき心拍数によって撮影方法を変えます。
  7. 撮影終了後に血圧の変化がないか確認します。
 

 以上で検査終了です。実際に撮影を開始してからおよそ20分程度で終了となります。通常の造影CT検査と時間に変わりはありません。

 

 

 

〜実際の画像〜
 では画像(左右冠動脈表示)をいくつか紹介します。
 次のようにいくつかの画像処理を行うことで、血管がどういった状態であるのかを評価することができます。これにより病気の診断や治療に役立つことになります。

 
      
 
 
 
1. 心臓の3次元表示画像
  
2. 血管を強調した画像(MIP画像)
 


      
 
 
 
3. 血管の内腔を表示した画像
(CPR画像)
  
4. 血管の内腔の断面を表示した画像
 

 

 

 

 

 最後になりますが、今回当院に導入されたCT装置は、世界で唯一シーメンス社独自の技術により開発された2基のX線発生装置を有しており、高速・低被ばく撮影を可能とし、患者さんにやさしい検査を提供します。

  
  
  
  
 

 

 

お問い合せ:CT検査室
049(276)1266

 
Saitama Medical University Hospital
38 Morohongo Moroyama-machi, Iruma-gun, Saitama, Japan.
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