【病院長インタビュー】
・ これから輩出していきたい医師象は
・ 実際の運営上の取り組みと今後目指す病院像とは
・ 医学生へのメッセージ
インタビュー映像はコチラです。
埼玉医科大学病院は、主として埼玉県の西部を中心とした地域の医療を担っていると同時に、特定機能病院として埼玉県全域の医療をも担当しております。また、日本医療機能評価機構による認定を受けています。 私どもは、『すべての病める人に、満足度の高い医療を行う』を基本理念とし、病院の基本方針として
1.すべての病める人々にまごころをもって臨む
2.安心で質の高い医療の実践
3.周辺医療機関との協力
4.高い技能、豊かな心を持つ人材の育成
5.より幸せとなる医療を求めた研究の推進
を掲げております。
これを実践するために、それぞれの専門診療科は質の高い専門医療を提供するとともに、患者さんを中心とした医療を行うような全病院的組織を作り、診療科が協力してPatient Orientedを実現することを目標としております。
大学病院というと専門的な医療に偏りがちに思われるかもしれませんが、私どもの病院はこの地域の特性から、多くの救急患者を受け入れ、日常良く遭遇する急性疾患を診療する機会も多く、新しい臨床研修制度がめざすプライマリケアや全人的医療の研修に大変適した条件を持っているといえます。2006年から、「総合診療内科」が新設され、2009年1月より病棟も開設され、すべての研修医諸君にが1〜2ヶ月間ローテートすることをお勧めしております。内科の初診患者さんを研修医自らが外来で診察をし、入院加療を担当することとなります。また、2009年より、時間外や休日の診療を「急患センター(ER)」として改組し、研修医諸君にも参加してもらっております。これらの機会を通じて、研修指導医から外来でよくあるcommon diseaseの診断や治療の指導を受けることとなります。「良き臨床医を育てる」という本学の理念に基づいた他大学にみられないプログラム(標準プログラム)です。さらに2011年からは、埼玉医科大学の3病院を、皆さんの希望により自由に選択し研修できる「3病院自由選択プログラム」も用意いたしました。
多彩なプログラムの設定、研修指導医のセミナー、スキルスラボの設置などにより当院での研修をより充実したものとするべく努力をしておりますが、真に実のある研修は、研修医の皆さんがしっかりした目標を設定して、自ら学ぶ姿勢を持つことがもっとも大切であることを忘れないでいただきたいと希望しております。3病院で約2400床を有し、先端医療からプライマリケアや地域医療までという特徴を有する埼玉医科大学病院グループのメリットを十分に生かした研修を満喫していただければ幸いです。
なお、本年よりシニアレジデント制度を整備しました。すなわち、3病院で1学年100人までを、卒後3年目から4年間を専門医取得を目指したシニアレジデントとして有給で採用いたします。初期臨床研修のみならず、専門医取得までのキャリアデザインを描ける埼玉医科大学病院での研修は、研修医諸君にとって実りあるものとなるものと確信しております。 |