消化管検査(バリウム等)

中央放射線部
中央放射線部

Central Radiology Department

消化管検査(バリウム等)

東芝社製透視撮影装置、Ultimax-i

Cアームタイプの透視装置で多方向からの観察が可能にで、17インチ角の平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)を組合せることで大視野を確保、多種多様な検査要求に対応可能です。新しい画像処理アルゴリズムに特化した機能をもち、多くの検査で重要とされる透視画像の視認性を向上させ、「多方向・大視野・高画質」を実現しました。
東芝社製透視撮影装置 Ultimax-i

上部消化管検査とは

バリウムやガストログラフィンという造影剤を飲んで、食道や胃、十二指腸をレントゲンで撮影していく検査です。
食道や胃を膨らますために発泡剤という薬を飲みます。
胃内のバリウムを移動させるため、寝台を上下したり、患者さんに動いてもらい検査を行います。
検査中痛みはほとんどありませんが、造影剤が飲みにくいのと、胃を膨らました状態を維持していただくため、ゲップは我慢して頂きます。
検査時間は10分~30分程度です。
上部消化管検査とは

上部消化管検査でわかること

造影剤と発泡剤を飲んでもらうことで、胃や食道の内壁に薄く造影剤が付着します。
こうすることで内壁の変化を見ていきます。
食道や胃の通過状態、形状や狭窄の有無、潰瘍や癌、ポリープなどの診断に有用です。
上部消化管検査でわかること

上部消化管検査を受ける時の注意点

  • 検査前日の21時以降は飲食禁止です。
  • 喉を潤す程度なら少量の水は飲んでも構いません。
  • また服用中の薬も少量の水で飲むようにして下さい。
  • 消化管の動きを止めるための注射をしますが、前立腺肥大や緑内症、心臓病のある方は注射できませんので申し出てください。
  • 検査終了後はなるべく水分を多めにとってください。
上部消化管検査を受ける時の注意点

下部消化管検査とは

小腸や大腸の中に、造影剤と空気入れて、レントゲン撮影で 腸管内を見ていく検査です。
小腸は口から造影剤を飲む場合と、鼻から管を入れて小腸まで持っていき造影剤を入れていく方法があります。
大腸は肛門から管を使い、造影剤を入れていく検査です。
造影剤を腸管全体に行き渡らせるために寝台を上下したり患者さんに動いてもらい行います。
検査時間は30分前後です。
下部消化管検査とは横行結腸像

下部消化管検査でわかること

造影剤と空気を入れることで腸管の内壁に薄く造影剤が付着することで内壁の変化を見ていきます。
腸管の形状や狭窄の有無、潰瘍や癌、またクローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症疾患などの診断に有用です。
下部消化管検査でわかること大腸全体像

下部消化管検査を受ける時の注意点

  • 良好な画像を得るために検査前の薬や検査食は必ず指示どうりにお願いします。
  • 上部消化管同様に消化管の動きを止めるための注射をしますが、前立腺肥大や緑内症・心臓病のある方は注射できませんので申し出てください。
  • 検査終了後はなるべく水分を多めにとってください。

透視検査室からのおしらせ

透視検査室では予約時間に検査が行えるような体制となっていますが、急患や撮影部位、検査内容により順番が前後することもありますのでご了承願います。

その他疑問な点があればお気軽にスタッフにお問い合わせください。
透視検査室からのおしらせ小腸像
EnglishFrenchGermanItalianPortugueseRussianSpanish