埼玉医科大学病院/病院ニュース

東日本大震災を体験して

 2月29日(水)東日本大震災を経験した岩手県立高田病院の看護師長、鈴木康子先生に来ていただき「東日本大震災を体験して」というテーマで講演会を行っていただきました。

 2011年3月11日 14時46分
 大きな地鳴りとともに今までに経験したことのない揺れを感じたそうです。
 揺れが収まり災害対策本部を設置し、周辺の避難場所に指定されているので近隣住民の受け入れの準備をしている最中に不気味な「あおり風」。遠くに砂煙と黒い物体。
 その後、津波発生。津波が押し寄せる写真に会場はざわつき驚きを隠せない様子でした。
 まだ水が完全に引いていない中で医療従事者として出来ることをし、患者さん、近隣住民、スタッフは病院の屋上で粉雪の舞う寒い夜を過ごしたそうです。
 翌日災害ヘリで救出され、その翌日から診療所での看護ケア。しかしスタッフも被災者であり、家族の安否もわからないまま働く辛さは私たちの想像を超えるものでしょう。鈴木先生も時々言葉を詰まらせながら話してくださいました。
 他にも、その後の仮設診療所での生活や学んだこと、人間関係のことも話していただき最後には被災したからこそできる医療従事者としてのアドバイスをくださいました。

 鈴木先生は講演が終わり次第、岩手に帰るということでした。
 まだ完全には復興していないお忙しい中、当院まで足を運び講演を行っていただきありがとうございました。
 最後に病院長から感謝状を贈り散会となりました。


  
 
   
 
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