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シンポジウム
癌の機能ゲノミクス解析
油谷 浩幸
(東京大学先端科学技術研究センター)
座長 久武幸司(埼玉医科大学分子生物学) 分子生物学の久武です.次の演題は油谷浩幸先生で,「癌の機能ゲノミクス解析」という演題でお話をしてもらいます.油谷先生の経歴を簡単にご紹介しますと,先生は1980年に東京大学医学部を卒業されています.そのあと研修をされ,第3内科に入られました.第3内科から1988年にアメリカのMITの癌研究センターに留学されています.1994年に日本に帰られ,そのあと東京大学にある先端科学技術研究センターに最初は助教授として,今年からは教授として仕事をされています.今の研究テーマとして,癌のシステム生物学を研究されています. DNAチップを用いて遺伝子発現を調べる方法が,最近はよくやられています.我々のように昔から分子生物学をやっている人は,遺伝子の発現というとノーザンブロット法をやっていましたが,最近はDNAチップを使って数百,数千,さらには万の単位で遺伝子の発現を調べることが行われています.今日の先生のお話は,そういう技術を使って癌の性質を調べるということです.最新の非常におもしろいお話が聞けるのではないかと思います. |