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診療科のご案内

呼吸器外科−患者さん向け

2016年7月5日更新

診療スタッフ 診療内容 診療実績

診療スタッフ

中山 光男 教授・診療科長・教育主任・研究副主任
中山 光男 呼吸器外科全般
気管気管支外科
外科専門医、呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本外科学会指導医
日本胸部外科学会指導医
日本呼吸器外科学会指導医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医
がん治療認定機構認定医
儀賀 理暁 准教授・外来医長
儀賀 理暁 呼吸器外科全般
緩和医療
外科専門医、呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本外科学会指導医
日本胸部外科学会認定医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡指導医
がん治療認定機構暫定教育医・認定医
日本臨床腫瘍学会暫定指導医
日本緩和医療学会暫定指導医
福田 祐樹 助教・研修医長
福田 祐樹  
外科専門医
呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
がん治療認定機構認定医




青木 耕平 助教・病棟医長
青木 耕平 外科専門医
呼吸器外科専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
がん治療認定医



井上 慶明 助教・(大学院生)
井上 慶明 外科専門医
呼吸器外科専門医





杉山 亜斗 助教
杉山 亜斗





菊池 功次 客員教授
泉 陽太郎 客員准教授

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診療内容

当施設では以下の疾患を対象に外科治療を行っています。

  1. 原発性肺癌(げんぱつせいはいがん、以下肺癌)に関しては、CT、MRI、PETおよび気管支鏡検査を用いた厳密な病期診断を基に、手術治療を中心に抗癌剤治療と放射線治療を組み合わせた集学的(しゅうがくてき)治療を進めています。一般に発見される肺癌の患者さんのうち手術治療が可能なのはおよそ2〜3割であるため、抗癌剤治療や放射線治療の必要性は高く、放射線科、呼吸器内科との連携を密にとり治療を計画・実行しています。また入院期間が長くなりがちな抗癌剤治療は、外来化学療法室を利用した外来抗癌剤治療でその短縮にも努めています。
     肺は右側3個、左側2個の肺葉(はいよう)という単位に分かれています。肺癌の手術では、癌ができた肺葉(通常は1個)と周囲のリンパ節を切除する方法が標準であり、当施設での手術は大部分がそれに相当します。標準手術では10p前後の創で手術を行いますが、早期肺癌には胸腔鏡(きょうくうきょう)を用いて小さな傷で行う体に負担の少ない手術も手がけております。肺の手術では左右の肺を分けて呼吸させる特殊な麻酔や、術後数日の痛みを和らげるのに有効な持続硬膜外(こうまくがい)ブロック等が必要ですが、麻酔科が常勤している当施設では安心して手術が受けられます。
     近年の肺癌の治療は、専門家であれば学会等のガイドラインに概ね準じた治療を行っており、我々の施設でも同様ですが、呼吸器外科医でなければ治療法選択の難しい境界領域も存在します。例えば高齢の方や、肺に別の病気を持っている方、あるいは、以前受けた肺の手術の影響で肺機能が低下した方には、呼吸機能の予備力がないために術後の生活を考えると標準的な手術治療が難しいと判断され、他の治療法を勧められる場合があります。そのような場合でも癌の範囲を厳密に検討して切除範囲を最小限とすることで呼吸機能を温存ができる場合(肺癌の縮小手術)があります。また、進行肺癌で片方の肺を全部とらなければならない場合も、術後の負担が大きいために患者さんによっては手術ができないと判断されることもありますが、気管気管支形成術や血管形成術という技術を駆使することで極力肺を残して癌を切除すること(肺癌の機能温存手術)が出来る場合もあります。さらに、周囲に進行した肺癌に対しては、浸潤した周辺臓器を合併切除すること(肺癌の拡大手術)で癌を取りきることが出来る場合もあります。無論すべてが可能という訳ではありませんが、他院で手術は無理とされた症例でも異なる方法で手術ができる場合があります。
     これら極めて専門的な判断は、各医師の治療経験により差がでることは決して珍しいことではありません。我々に一度ご相談していただけると的確なアドバイスができると思います。
  2. 良性および悪性の気管・気管支狭窄(きかんきかんしきょうさく)は、癌や結核など様々な原因で空気の通り道が狭くなり呼吸が苦しくなる病気です。この治療分野では当施設は全国有数の専門施設であり、埼玉県内のみならず近隣都県からもご紹介をいただき、気管気管支再建手術、YAGレーザー、ステントなどの技術を駆使して多くの治療を行っています。
  3. 他臓器の癌からの転移性肺腫瘍(てんいせいはいしゅよう)についても積極的に手術治療を行なっています。
  4. 自然気胸(しぜんききょう)は20歳前後と40〜50歳以降の男性に多く、肺が突然パンクして息苦しさや胸の痛みを生じる疾患です。胸腔ドレーンという管を胸に差し込み肺を拡げる治療を行いますが、空気漏れが止まらない場合や再発を繰り返す場合には手術を行います。胸腔鏡手術で疼痛の軽減、入院期間の短縮に努めています。
  5. 炎症性肺疾患(肺結核、非結核性抗酸菌症、アスペルギローマなど)は抗菌薬の進歩により内科治療が主体ですが、薬が効きにくい症例も依然多く、そのような場合には手術が行われることがあります。長期にわたり悩まされていた症状が、感染巣を切除することにより、完治することも多くの手術治療例のなかで経験しています。
  6. 両側の肺の間で心臓の周囲に発生するさまざまな縦隔腫瘍(じゅうかくしゅよう)に関しても、胸腔鏡手術で対応できる簡単な症例から難病の重症筋無力症との関係がある胸腺の疾患にいたるまで多くの治療実績があります。
  7. その他、胸部外傷(きょうぶがいしょう)や胸に膿がたまる膿胸(のうきょう)も当科の対象疾患です。

 

当科連絡先:haigeka@saitama-med.ac.jp

 

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診療実績(平成26年度)

総手術数(全麻症例のみ)221例

原発性肺癌
良性肺腫瘍
転移性肺腫瘍
胸膜腫瘍
胸壁腫瘍
縦隔腫瘍
炎症性肺疾患
膿胸
気胸
胸部外傷
その他
 93例
3例
31例
1例
4例
27例
4例
5例
43例
1例
9例

気管支鏡検査 256件

原発性肺癌(完全切除例)の累積5年生存率
  IA 90%, IB85%, IIA82%, IIB55%, IIIA55%, IIIB36%

 

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