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診療科のご案内

産婦人科−患者さん向け

2015年11月11日更新

診療スタッフ 診療方針 診療内容
専門外来のご案内 受診されるみなさまへ 産婦人科関連電話番号

診療スタッフ

関 博之 ● 関 博之(HIROYUKI Seki)
総合周産期母子医療センター・副センター長
周産期学、妊娠高血圧症候群
プロスタグランディン代謝
産婦人科手術学
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本周産期新生児学会周産期暫定指導医
     
石原 理 ● 石原 理(ISHIHARA Osamu)
教 授
<埼玉医科大学産婦人科教授兼担>
生殖内分泌学、不妊症治療学、生殖人類学
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
     
竹田 省 ● 竹田 省(TAKEDA Satoru)
客員教授
婦人科腫瘍学、周産期学、産科救急治療学
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本婦人科腫瘍学会暫定指導医
日本癌治療学会臨床試験登録医
     
  ● 高木 健次郎(TAKAGI Kenjiro)
客員教授
周産期医学、婦人科一般
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
     
高井 泰 ● 高井 泰(TAKAI Yasushi)
教授
不妊治療学、生殖内分泌、内視鏡手術、
臨床遺伝学
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医
日本生殖医学会生殖医療指導医
     
林 直樹 ● 林 直樹(HAYASHI Naoki)
客員准教授
不妊症治療学、生殖内分泌学、体外受精、
内視鏡手術
日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産婦人科内視鏡学会技術認定医
日本生殖医学会生殖医療指導医
     

常勤スタッフは、関博之教授、高井泰准教授(産婦人科診療科長)、長井智則講師(外来医長)、松永茂剛講師(病棟医長)、大原健医局長、他助教5名です。非常勤スタッフは、石原理埼玉医科大学産婦人科教授(半日/週)、竹田省客員教授(順天堂大学医学部産婦人科主任教授)、高木健次郎客員教授(自治医科大学さいたま医療センター教授)、林直樹客員准教授、松村英祥非常勤講師、岩田睦非常勤講師、他2名です。これらのスタッフを中心に、大学院生2名、前期研修医5〜7名/月の医師が研究・診療に・診療に従事しています。

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診療方針

私たち産婦人科及び総合周産期母子医療センター(母体・胎児部門)では、大学病院として、高度な医療の提供、医師・医学生の教育、研究の3つの柱をかかげております。当科に受診される皆様方に最新の高度な医療を安全に提供することを目標に、昼夜診療を続けております。ご不明なこと、ご不満なことなど、直接担当医や責任者(産婦人科外来医長:高井泰、周産期センター外来医長:村山敬彦、産婦人科病棟医長:長井智則、周産期センター病棟医長:松村英祥)までお申し出頂き、十分納得されてご診療をお受け下さい。

1)診療内容の開示

病名、予後、診療内容、治療方針は、原則的に全て開示致しております。ご本人およびご家族、保証人などご同席の上、納得のいくまでご質問下さい。また、病名告知、開示についてのご希望、ご相談がありましたら、あらかじめお申し出下さい。別の病院でのご意見も参考にしたい場合は、ご遠慮なくお申し出下さい。

2)治療方針

当科における癌の治療は、おおむね子宮頸癌取扱い規約(日本産科婦人科学会編)、卵巣がん治療ガイドライン(日本婦人科腫瘍学会編、2004年版)、子宮体癌治療ガイドライン案(日本婦人科腫瘍学会編、2006年版)に準じています。治療成績向上のため、高度な最新の治療も取り入れております。特に重症の妊婦管理や癌などの治療は、手術法、薬剤の選択など、現在でも治療法が確立されていない分野があります。また、使用される薬剤も欧米では認められていても、日本の保険制度ではまだ認められていないこともあります。このような、研究段階の治療や海外での実績のある治療法も受けることができますが、従来の治療や現時点で最もよいと考えられている治療法(標準治療)と十分比較して下さい。どちらの治療をなさるか担当医と十分納得のいくまでお話の上、ご自身でお決め下さい。  疾患の治療のみでなく精神的ケアやサポートにも力を入れています。周産期センター不妊治療婦人科腫瘍部門には専任臨床心理士が勤務しています。何なりと御相談下さい。

3)リスクの認識

手術や処置、薬物療法には必ず合併症や副作用があります。その都度、パンフレットや口頭でご説明いたしますが、ご不明な点は必ずお尋ね下さい。重篤な合併症は以下のとおりです。

(1) 手術による重篤な合併症による死亡
    4例(0.03%)/ 14,158全手術例
  i)肺塞栓症 2例(子宮体癌:1例、卵巣癌:1例)
  ii)DIC、多臓器不全 2例(卵巣癌)
(2) 悪性腫瘍化学療法中の死亡
    4例/1,209例(婦人科悪性腫瘍、1985〜2005年)
  i)敗血症 3例
  ii)肺線維症 1例
(3) 妊産婦死亡 18例(16例は母体搬送)
  当センターでの妊産婦死亡
    2例(0.01%)/13,794分娩(1985〜2006)
  ◆ 直接死亡

14例

  ・出血 7例 双胎自宅分娩出血、MOF
        帝王切開既往前置胎盤、癒着胎盤
        吸引分娩後出血
        帝王切開後復腔内出血、MOF
        吸引分娩後出血、DIC、羊水塞栓
        子宮破裂、MOF
  ・肺血栓塞栓症(PTE) 5例   帝王切開術後  4例
        妊娠15週1日、到着時心肺停止(DOA)、
        重症妊娠悪阻 1例
  ・羊水塞栓 2例   (1例は帝王切開)
  ・頭蓋内出血 1例   産褥6日目、自宅で意識障害、当センター症例
         
  ◆間接死亡 4例    
  ・ 総胆管拡張症、敗血症
  ・ 肺癌
  ・ A-V malformation、頭蓋内出血
  ・ もやもや病

4)診療規則の遵守とご希望

外来診療や入院診療においては、守っていただかなければならない規則や指示などがあります。治療効果や治癒経過に大きく影響することがありますので、是非遵守下さい。また、治療法や輸血など診療を行っていく上でのご希望があれば遠慮なくお申し出下さい。宗教上や信条等の理由で受けられない行為や治療がありましたら、あらかじめお申し出下さい。医療契約に基づいて、治療を行います。女性医師をご希望の方もお申し出下さい。できるだけご希望に添えるように致します。

5)教育

大学病院は、医師ならびに研修医、医学生、看護学生など教育に対する責務も担っております。外来や病棟でも研修や実習が行われておりますが、教育機関とてしての使命をどうぞご理解の上でご協力お願い申し上げます。これらの立ち会いを望まない方は、ご遠慮なくその場で担当医にお申し出下さい。それによりなんら診療上の不利益を被ることはございませんのでご安心下さい。

6)報告の義務

当総合周産期母子医療センターでは受診された患者様や新生児の医療に関する情報を保存、分析することにより、今後の妊婦管理、治療や新生児の予後改善に役立てております。また、日本産婦人科学会周産期委員会や埼玉県保健医療部、厚生省へ報告する義務を負っております。お母様やお子様の個人情報ですので名前を伏せて年次報告いたしております。これら医療情報は個人情報保護法下に厳重に管理され、日本の周産期医療発展のための統計データとしてしようされます。総合周産期母子医療センターの役割をどうぞご理解の上、ご協力お願い申し上げます。

この他、何かお気づきの点がございましたら、どうぞご遠慮なくお申し出下さい。

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診療内容

入院病床数は112床(産婦人科66床、総合周産期母子医療センター母体・胎児部門46床)で、以下の3部門に分けられています。

周産期部門

総合周産期母子医療センターの項を参照)

一般婦人科・腫瘍部門

年間手術件数は1157例であり、200例を超える悪性腫瘍症例を背景に癌センターとしての機能を果たしています。子宮癌症例数は全国第9位(子宮頚癌84例、子宮体癌45例)、卵巣癌症例数は全国第11位とランキングされています(「いい病院」「いい医者」、 週刊朝日 2005.3.10.より)。子宮頚部腫瘍に対するレーザー治療は年間90例を超えており、子宮癌でも、子宮温存が可能となってきました。輸血・細胞治療部との共同で行っている卵巣癌に対する自己末梢血幹細胞移植は、大量化学療法を可能にし着実に成果を挙げています。また子宮頚癌に対する動脈注入療法を用いたneoadjuvant chemotherapyは、予後の改善、縮小手術、放射線療法回避に役立っています。ターミナルケアでは臨床心理士による精神面からのサポートを行っています。(成績は医療関係者向け参照)

婦人科悪性腫瘍治療成績(5年生存率)

◆子宮頚癌(期間:1993年〜2002年)
 
症例数
5年生存率(%)
I期
139
92.0%
II期
83
80.3%
III期
40
56.7%
IV期
25
14.3%
◆子宮体癌(期間:1993年〜2002年)
 
症例数
5年生存率(%)
I期
136
94.0%
II期
15
100%
III期
25
69.2%
IV期
16
28.6%
◆卵巣癌(期間:1993年〜2002年)
 
症例数
5年生存率(%)
I期
90
90.9%
II期
27
72.2%
III期
124
36.9%
IV期
22
33.3%

 

一般婦人科部門では、低浸襲手術に努め、腹腔鏡下手術(子宮外妊娠、卵巣嚢腫手術、子宮筋腫核出術、子宮全摘術など)、子宮鏡下手術も積極的に行っています。造膣手術はいくつかの術式を採用し、数多く行っていますが、傷あとも残らない腹腔鏡下造膣術(Davydov法)を中心に行っています。開腹手術では無血手術をめざしています。1999〜2000年での広汎子宮全摘術の平均出血量は562ml(120〜1310ml)でした。もちろん自己血貯血も可能です。高齢化社会に伴い、子宮脱、尿失禁に対する手術も急増しています。また、高年齢者や合併症を有する症例の術後管理にも力を入れています。特に血栓予防の取り組みには力を入れています。(成績は医療関係者向け参照)。

リプロダクション部門

県下で最初に習慣性流産に対するリンパ球免疫療法や不妊症治療としての体外受精・顕微授精を開始し、不妊・不育症センターとして機能しています。不妊外来では臨床心理士による精神面からのサポートを行っています。年間650件以上の人工授精や約400件の体外受精、顕微授精のほか、精子や受精卵の凍結保存も行っています。アシステッドハッチングや胚盤胞移植、凍結受精卵胚移植法、2step 胚移植法なども積極的に行われています。不妊症の原因診断や癒着剥離を目的とする以外の子宮外妊娠や卵巣嚢腫の腹腔鏡下手術も年間300件を超えています。子宮内膜症の腹腔鏡下手術を積極的に行い、また、子宮鏡下手術の件数も増加しています。外来では若年者の月経異常に対する治療や更年期、骨粗鬆症に対するホルモン補充療法、高脂血症治療に力を入れています。(成績は医療関係者向け参照)

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専門外来のご案内

遺伝外来 (毎週月曜日 午後4時〜)

当科遺伝外来では、多種多様な疾患の遺伝子診断や遺伝カウンセリングに個別に対応しています。日本人類遺伝学会/日本遺伝カウンセリング学会による認定を受けた臨床遺伝専門医が担当します。 受診を希望される方は、毎週月・水・木曜日の午後4時〜4時30分に、当院産婦人科外来(049-228-3674)までお電話下さい。これまでいちども当院を受診したことがない方でも、受診の予約は可能です。他院に通院中の方は紹介状をご持参下さい。妊娠中の方はなるべく早く受診することをお薦めします。 ※診療には原則として健康保険が適用されません。ご了承下さい。

性器脱外来 (毎週木曜日午後)

1. 性器脱とは?

子宮や膀胱、直腸などが下垂し、外陰より脱出してしまう異常です。
閉経後の女性に多い疾患です。
タイプには、主に(1)子宮脱、(2)膀胱脱、(3)直腸脱があります。
また、子宮摘出術後の膣脱という異常もあります。 性器脱が悪化してくると、不快感が増すと同時に、外出がおっくうになったり、尿が出にくくなったりすることで生活のクオリティが低下します。

2.原因

遠い原因はお産です。経腟分娩の際に児頭により膣壁と周囲の臓器(膀胱や直腸など)の間の組織が壊されたり、子宮を支持している靭帯が伸ばされたりすることによります。閉経までは、卵巣から出る女性ホルモンのおかげで組織の弾力は保たれますが、閉経を機に、徐々に組織が菲薄化し、下腹部に力のかかること(重たいものを持つ仕事、便秘、咳、肥満など)が長期にわたると、お産で壊れたところが次第に顕在化して性器脱となります。また、生まれつき靭帯が柔らかい方も多いようです。

3.治療
1) 保存的治療

腟内に円形のリングを挿入留置して、下垂した臓器を支えます。
合併症として、リング接触部の膣壁潰瘍や帯下の増量、違和感、腹圧性尿失禁などがあります。これらの合併症を予防するために、3ヶ月に1回のリング交換が必要です。リングを入れたまま放置すると、腟と膀胱や直腸の間に穴が空いてしまい、尿や便が腟から出てきてしまうということがあります。

2)手術療法

保存的治療が困難な方や程度の重い方に実施します。基本的には、御本人が「もうそろそろ手術をして欲しい」と思われたときが、手術の時期です。手術方法は、施設により様々ですが、当院では米国のメイヨークリニックの方式を基本にしております。この方式は、全米の半数以上の施設で採用されているものです。

(1)腟式子宮全摘術(開腹せずに腟より子宮を摘出します)
(2)前膣壁形成術: 膀胱底縫縮術
膀胱側方固定術(靭帯に膀胱側方を再固定します)
膀胱頚部固定術(術後の尿失禁予防の手術です)
(3)膣断端吊り上げ術(マッコール法)
(4)後膣壁形成術: 肛門挙筋縫合術
直腸縫縮術

を基本としておりますが、閉経前の方には子宮を残すマンチェスター法や、子宮摘出後膣脱の方には仙棘靭帯腟断端固定術などを実施することもあります。概ね1時間半から2時間半の手術時間です。
術後の合併症として、一過性に排尿困難を生じることがあります。これは、性器脱術後尿失禁の予防として膀胱頚部固定術を実施していることによります。早い遅いはありますが、皆さん軽快して退院されております。
術後の留意点としては、腹圧のかかる状態をなるべく避ける必要があります。重いものを持ち上げたりすることや、便秘、肥満などを極力避ける様にしましょう。重いものを持たなくてはならない場合は、肛門とお尻をキュッと締めた状態で持ち上げるようにしましょう。便秘は、無理をせずお薬を服用しましょう。ダイエットも重要です。
せっかく手術をして壊れたところを修復しても、術後の生活の状態によっては早期に再発することになりますので、注意が必要です。

4.性器脱外来では?

毎週木曜午後1時より実施しております。皆さまの御希望にできるだけ沿う形で治療をすすめてまいります。恥ずかしさもあり受診を躊躇される方も多いのですが、どうぞ気軽なお気持ちでお訪ね下さい。

不妊専門相談センター
(毎週火曜日と金曜日 午後16時から16時30分、16時30分から17時、
 川越市在住の方は毎週火曜日 午後17時より17時30分まで)
電話予約制049-228-3698で、個別面談により不妊症検査、治療、体外受精などの 高度生殖医療、セカンドオピニオンなどについて無料相談をおこなっています。
原則として診察はおこないません。

不妊症心理相談室 (毎週水曜日・木曜日 午後1時〜5時)
予約制、1回45分、有料(1回 2,100円)
生殖医療心理カウンセリング学会認定カウンセラーが、個別に面接いたします。

不妊、不育では、身体的負担のみならず、心理的にも様々な負担が予想されます。
当院産婦人科生殖医療外来では、主に不妊、不育の方を対象に、臨床心理士(女性)がご相談を受け付けています。例えば、以下のような場合、お気軽にご相談ください。

≪来談方法≫
来談は予約制です。

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受診されるみなさまへ

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産婦人科関連電話番号

市外局番は049です
産婦人科外来(総合医療センター2階)
外 来 228-3674 受診の問い合わせ、予約の変更等、患者さんはこちらへ
入院患者様へのお取次はできません。
(簡単な伝言は賜ります)

夜間・休日診療 228-3595 17時以降の急患診療

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