Center for Maternal,Fetal and Neonatal Medicine (CMFNM)
 Division of Neonatal Medicine

2009年9月3日更新

総合周産期母子医療センター
  新生児部門の歴史
診療内容 田村教授のメッセージ
研究・教育 症例数・成績 新生児部門助手ならびに
 研修医募集!!

   募集期間延長!!
患者さん紹介について 新生児部門
 関連電話番号
小児科のページへ    


重篤な疾患を持つ新生児の家族と
医療スタッフの話し合いのガイドライン

(2004.5.19)

 


更新履歴


2002.1.24 助手ならびに研修医募集期間を延長
2001.11.6 新規掲載




総合周産期母子医療センター 新生児部門の歴史


1996年11月 埼玉県周産期医療対策協議会の答申を受け、新生児集中治療室(NICU)9床で我が国で最初の総合周産期母子医療センターとして国からの指定を受ける。
1997年12月 増床許可(新生児部門46床)を受け、新棟を建設
1998年 8月 総合周産期母子医療センター起工
1999年11月 総合周産期母子医療センター竣工
2000年2月 一部稼働
2000年4月 フルオープン




田村教授のメッセージ


 
-特に国際医療協力に関心のある医学生・医師の皆様へ

田村正徳 教授

 私は、2002年10月1日より埼玉医科大学総合医療センター小児科教授兼総合周産期母子医療センター長に赴任いたしました田村正徳です。前任の故小川雄之亮教授は、長年にわたって日本未熟児新生児学会理事長を務められ日本の新生児医療の発展に貢献され、当院の総合周産期母子医療センターは、新生児集中治療部門はNICU認可病床21、強化治療・回復期病床25 合計46床、産科部門は母胎胎児集中治療室21床、後方病床25床 合計46床と我が国でも有数の規模を誇ります。更に埼玉医科大学総合医療センターには埼玉県西部地区(背景人口220万人)で唯一の高度救命救急センターがあり、小児科も故小川雄之亮教授の"一粒の麦"とfamily centered care
の精神のもとに、日夜、当地域の小児救急医療の中核的役割を担っております。私の教室員は、何よりも小さな患者さんと親御さんが安心して生活出来る医療環境を創り出したいと努力しています。将来的には、旧未熟児センターを改造して小児集中治療部の展開も構想しております。
 小児科内部の専門分野としては、現時点では未熟児・新生児学、発達小児学、小児神経学、小児内分泌学、小児呼吸病学、小児アレルギー学、小児心臓病学しか専門外来はありませんが、来春には小児血液学の専門家も赴任することがきまっておりますし、現時点でも埼玉医大総合医療センターの機能を活用して他科と連携しながら高度医療に取り組んでおります。また来春から入局者が増員すれば、成育医療センター・長野県立こども病院・都立八王子小児病院などの小児専門施設と連携して若手医師の専門性を高めるためのシニアレジデントローテーションも構想しております。
 基礎的研究に関しては、埼玉医大総合医療センター全体の動物実験棟の他に、小児科病棟と隣接した建物内に小児科専用の研究室を備え、小動物実験などの生理学的実験から分子生物学的研究まで幅広いリサーチ機能を擁しており、研究資金にも恵まれ、今までも多数の医局員がサーファクタントの代謝等をテーマに学位論文研究を完成させております。
 私自身は新生児医学を専門としておりますが、東京大学小児科講師時代には、1990年の湾岸危機の医療先遣隊の一員としてサウジアラビア・ヨルダンに派遣されたのを契機として国際医療協力に関心を抱き、空飛ぶ救急援助隊(JMTDR)や国境無き医師団(MSF)で実地訓練を受け、アジア医師連合(AMDA)の要請でソマリア難民キャンプでの医療活動に従事したことがあります。また長野県立こども病院勤務時代には、阪神淡路大震災に際して長田工業高校での救護班活動に参加いたしました。
 この度の就任にあたっては、乏しいながらもこうした我々の体験を生かして、大阪大学大学院人間科学国際協力論講座中村安秀教授やJICAやNGOと連携して国際医療協力を当教室の特色の一つにしたいと考えています。埼玉医科大学総合医療センターでは、従来から複数科ローテート研修方式を採用しておりますので、研修医は、小児科学教室に在籍しながら、2年間の複数科ローテート研修を経た後に、新生児医療や小児救急医療を中心に小児科医としての専門性を身につけ、臨床能力に自信がついた時点で、各自の力量に見合った国際医療協力プロジェクトに参加することが出来ます。プロジェクト終了後に帰国する場合は、当教室が責任を持って国内での就職先を斡旋いたします。勿論、再び埼玉医大総合医療センターに復帰して小児科や新生児科の専門医としての研鑽を積みながら、研究に従事することも可能です。国際医療協力学も含めて立派な研究成果を挙げれば、論文審査の上で博士号を取得する事も可能です。また当小児科学教室に在籍しながら次の国際医療協力プロジェクトに応募することも可能です。皆さんの中で、こうした環境の下で小児医療や新生児医療の研鑽を積みたいと希望される方は、是非埼玉医大総合医療センターまで見学においで下さい。見学や研修医・病院助手としての応募を希望される方は、田村正徳か医局長の荒川浩か新生児部門責任者の近藤乾まで遠慮無く、お問い合わせ下さい。     

2002年 11月

埼玉医科大学総合医療センター
小児科教授兼総合周産期母子医療センター長   田村正徳
 
〒350-8550 埼玉県川越市鴨田辻道町1981 
 電話  病院代表  049(228)3402
   小児科医局事務室  049(228)3550
   NICU  049(228)3725
   教授室  049(228)3714
 Fax    049(226)1424
 E-mail address  mstamura@saitama-med.ac.jp





スタッフ
 常勤スタッフは、医師は、田村正徳小児科教授、兼、周産期センター長、近藤乾新生児部門助教授を含めた新生児専任医12名です。看護部門は、59名で、内訳は看護師55名、看護助手3名、保育師1名です。他に周産期センター専任臨床心理士1名、産科と兼任の病棟薬剤師3名、NICU担当ME2名のタッフなどで構成されています。

NICU病棟
 新生児部門の病棟は、新生児集中治療室(21床)と強化治療室・回復期治療室(25床)、および母子室(4床)、新生児室からなっております。超低出生体重児(出生体重1000グラム未満)が年間約40名入院しています。母子室は退院前にお子さんのケアを学んでいただく目的でお母さんとお子さんが一緒に過ごすための部屋です。リスクの少ない新生児は当院では原則として母子同室となっておりますが、お母さんの病状によっては一時的に新生児室でお子さんをお預かりすることがあります。

診療内容
 主な業務内容は、院内、院外で出生した病的新生児の入院管理です。産科や産科・麻酔科、小児外科などとともに、毎週1回周産期カンファランスを行いながら、胎児から新生児への一貫した流れのなかでより質の高い診療を目指して頑張っています。毎日、朝と夕方の2回、教授、助教授を含めた新生児科全員による回診をおこなっています。

分娩立ち会いや新生児搬送
 院内における全てのハイリスク分娩(帝王切開や早産児、多胎など)への立ち会いの他、院外での分娩立ち会い、出生した新生児の当院や他院への搬送なども行っています。また、新生児室入室の健康な新生児の出生後と退院時診察も行っています。

外来
 新生児部門の外来(新生児発達外来)では、退院なさったお子さんの健診・フォローアップおよび予防接種を行っています。また、発達遅滞、自閉症、学習障害などが疑われるお子さんの診療も行っています。一般の病院と大きく異なるのは、風邪や下痢などの病気に罹ったお子さんと接触しないように小児科外来とは別の場所で診療を行っているという点にあります。





研究・教育


卒後教育およびカンファレンスなど

チーム医療カンファランス
 症例についての臨床経過、リハビリ内容、母子関係、神経学的評価など多方面からのディスカッションをおこないます。新生児科医、小児神経医、理学療法士、心理療法士、NICU看護師、病棟薬剤師、ME技師などが出席します。
 

産科・小児科カンファレンス(毎月1回)
 前月にNICUに入院した児(院内出生児)の妊娠・分娩経過、新生児の入院後経過、分娩予約などに関するカンファレンスです。同時に、最近のトピックスについてのレクチャーも行なっています。
 

周産期カンファレンス(毎週月曜日)
 母体・胎児部門と新生児部門でNICUに入院した児、およびハイリスク妊娠についての情報交換・治療方針の確認を行なうためのものです。産科、新生児科、産科麻酔、小児外科の医師、臨床心理士、産科、新生児の看護師が出席します。
 
小児科・新生児科合同ジャーナルクラブ(毎週火曜日)
 輪番で英語論文の内容を紹介するもので、最新の医学情報を共有するように努めています。
 
小児科・新生児科新入院患者カンファランス(毎週金曜日)
 新入院患者紹介のカンファランスです。
 
NICUミーティング(毎週土曜日)
 連絡事項、診療方針、マニュアル作成、症例検討などのミーティングをおこないます。
 
川越カンファレンス
 毎年年度末に近隣の産科施設の先生方とともに、NICUに入院した児に関する統計や症例検討を行なっております。また、新生児のプライマリケアに関するレクチャーも行ないます。
 
医療センター周産期・小児科講習会(不定期土曜日)
 総合周産期母子医療センター研修事業の一環として、周産期医療の専門家を招聘し、年6回症例検討会と講演会を開催しています。
 
保健婦研修会
 毎年2回、県内の保健婦を対象に新生児医療に関わる諸問題について講習会を行っています。
 

委託研究、シンポジウム、臨床研究

専門分野
 新生児学 小児呼吸病学 小児集中治療学 発達小児科学
 

委託研究
 厚生労働省精神・神経疾患委託研究
「発達期に発生する外因性脳障害の診断・治療ガイドラインに関する臨床的実証的研究」
主任研究者 田村正徳
 
 厚生労働省児童家庭局
「小児科医・一般産科医・助産師・看護師向けの新生児心肺蘇生法の研修プログラムの作成と研修システムの構築とその効果に関する研究」
分担研究者 田村正徳
 

多施設共同研究

「新生児の肺高血圧を伴う低酸素性呼吸不全患者に対するAW-ME01346-404の第IIIオープン試験」

「 the lessMAS trial-lavage with exogenous surfactant suspension in Meconium Aspiration Syndrome」


臨床および基礎研究

現在、下記のテーマでの研究を実施、または計画しています。


カテコールアミン不応性低血圧に対するバゾプレッシン動態解析
江崎勝一

プロトタイプ体動解析装置を用いた新生児の行動評価
舟橋敬一

Silent aspirationの超低出生体重児における非侵襲的口腔内pH測定法の確立
江崎勝一

皮膚加温と経皮炭酸ガス分圧モニター較正係数との関係
高山千雅子

胎便吸引モデルを用いた蘇生法の安全性に関する研究
富田祐造

レーザーを用いた胸壁運動の非侵襲的測定法
近藤乾



スタッフ募集
外国人留学生の受け入れ
 アジアを中心に外国人留学生の受け入れを行なっております。中国、韓国、インドネシア、フィリピンなどからの留学生を受け入れました。
 
新生児部門臨床研修医師受け入れ
 当施設は大学病院のなかでは国内で最も規模の大きな周産期センターです。新生児部門病棟はNICU21床、後方ベッド26床の計46床です。新生児部門病棟では年間約400例の入院があります。超低出生体重児の入院数年間約40例入院します。基本に忠実なEvidence based medicineとともに、最新の情報にも目を向けながら、母体・胎児部門との密接な連携のもと、質の高い医療を目指しております。 特に、病的新生児の呼吸、循環管理や病態生理を勉強したい方、歓迎致します。
 
研究生受け入れ
 上記のリサーチプロジェクトの他、呼吸管理や肺機能検査など最先端の臨床に直結した研究も計画しています。学位希望者、大学院生の受け入れも可能です。
 
連絡先
 田村正徳 (小児科教授、総合周産期母子センター長)
 TEL 049-228-3714
 E-mail mstamura@saitama-med.ac.jp
 
 近藤乾  (総合周産期母子センター新生児部門 助教授)
 TEL 049-228-3461
 E-mail fzh06371@nifty.ne.jp






症例数・成績







疾患別・出生体重別の症例数の詳細こちら



患者さん紹介について


 外来受診の場合

診療受付は、日曜・祝祭日を除く月曜日から土曜日の
午前8:30〜11:00で、午後は完全予約制です。
診療担当曜日は2004年10月1日現在です。
変更となることがありますので、来院前に電話でご確認ください。
ご紹介頂く場合は事前にご連絡をいただくようお願いしております。

 入院・新生児搬送の依頼の場合

入院・新生児搬送のご依頼は、NICU病棟(電話049-228-3725)へご連絡ください。

紹介の場合は必ず事前に電話連絡を頂き、埼玉県新生児救急医療連絡票に記載をお願いします。

当科への入院の場合は、入院時に担当医にお渡しください。
三角搬送の場合は、搬送担当医師にお渡しください。

病状により入院が必要でなおかつ当科が満床の場合は、他の受け入れ先を紹介するか、あるいは搬送する(三角搬送)等の対応をさせていただく場合があります。

ここで、埼玉県新生児救急医療連絡票がダウンロードできます。

     マイクロソフトワード(doc)形式 PDF形式

埼玉県新生児救急医療連絡票
44.3KB 40.0KB




新生児専門研修医募集


 埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター新生児部門では、現在、下記の要項で新生児学研修希望者を募集しております。

待遇・身分 大学教員、病院助手(給与は国立大学病院助手に準ずる)、
文部科学省教員登録、研究者番号付与、科研費応募可
研修期間 1年契約原則とし、3〜4年まで更新可
応募資格 一般小児科の研修を修了し、新生児学・新生児医療の専門医、指導医を目指す医師(おおむね大学卒後2年以降)で、所属長の推薦のあるもの
募集人員 若干名
応募手続き 履歴書(市販の用紙使用で写真貼付)、研究業績、現在の所属長(小児科教授、小児科部長等)の推薦状、医師免許証の写しを添えて、下記連絡先へ送付のこと。
研修開始日 要相談
その他 宿舎なし
施設見学希望者は事前に荒川医局長に連絡下さい
書類送付・
問い合わせ先
〒350-8550 埼玉県川越市鴨田辻道町1981
埼玉医科大学総合医療センター新生児科
近藤 乾、荒川 浩
電話:049-228-3725, 049-228-3550

上記募集要項をダウンロードできます

募集要項    
       20.0KB    8.82KB
マイクロソフトワード(doc)形式  PDF形式   



新生児科関連電話番号


平成13年7月20日より、
市外局番が0492から049に変わりました。

市内局番も28から228に変更となりましたので、
特に市内通話でおかけの場合は、
お間違えの無いようにお願いします。

市外局番は049です
総合周産期母子医療センター新生児部門
外 来 228-3717 受診の問い合わせ、予約の変更等、患者さんはこちらへ(9時〜12時まで)
医 局 228-3727 FAX:226-2325
NICU
新生児集中治療室
228-3725 新生児の入院・搬送依頼はこちらへ。