ヒト幹細胞研究倫理審査専門部会

専門部会は、次の各号に掲げる指針の対象となる研究に関することついて審査の対象とする。

  • ヒトES細胞の樹立に関する指針(平成31年文部科学省・厚生労働省告示第4号)
  • ヒトES細胞の分配機関に関する指針(平成31年文部科学省告示第69号)
  • ヒトES細胞の使用に関する指針(平成31年文部科学省告示第68号)
  • ヒト受精胚の作成を行う生殖補助医療研究に関する倫理指針(平成22年文部科学省告示第2号)
  • ヒトiPS細胞又はヒト組織幹細胞からの生殖細胞の作成を行う研究に関する指針(平成22年文部科学省告示第88号)
  • ヒト受精胚に遺伝情報改変技術等を用いる研究に関する倫理指針(平成31年文部科学省・厚生労働省告示第3号)

部会情報

様式

ヒトES細胞使用計画の概要(平成24年3月31日をもって本研究は終了いたしました)

平成18年11月14日 文部科学大臣認可(18校文科振第71号)
           ヒトES細胞使用計画書「ヒトES細胞に対する効率の高い遺伝子導入法と染色体操作技術の開発」
           本学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門 三谷 幸之介 助教授
平成19年12月25日 文科省指針の改正に伴う上記計画の再申請について、文部科学大臣確認(19校文科振第 334号)

 

【研究目的】本研究では細胞にダメージを与えずに高い遺伝子操作効率を達成出来る種々のウイルスベクターを用いて、遺伝子導入法と相同組換え法の至適化を行うことを目的とします。

1.異なる受容体を介して細胞に感染する、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、レンチウイルスベクターの亜系を網羅的に比較して、
  より効率の良い遺伝子導入法を確立する。
2.相同組換え技術を確立した後に、その有用性を確認するために、肝細胞、心筋細胞、神経細胞などでのみ発現する遺伝子座に蛍光
  遺伝子を組み込んだアッセイ用細胞を樹立する。
3.相同組換えにより、ES細胞の造腫瘍性に関与していると考えている遺伝子のノックアウトES細胞株を樹立し、造腫瘍性への影響を
  解析する。


 本研究は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の「健康安心プログラム」の一環としての
「ゲノム創薬加速化支援バイオ基盤技術開発/モデル細胞を用いた遺伝子機能等解析技術開発/研究用モデル細胞の創製技術開発」の
一部として行われています。

本件についての問い合わせ先
埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子治療部門
三谷 幸之介(mitani@saitama-med.ac.jp)