埼玉医科大学総合医療センターロゴ 埼玉医科大学総合医療センター 臨床研修センター

ごあいさつ

埼玉医科大学総合医療センターは30以上の臨床科と1053床の病棟を中央に揃え、さらに東洋一を誇る周産期センターと日本でも有数な高度救命救急センターを両翼として毎日のようにドクターヘリを飛ばすスーパーな総合医療センターです。当院は江戸文化を継承する歴史の町川越市にあり、3つの鉄道路線によって東京都心の新宿、池袋さらに、所沢、大宮と結ばれており交通の便が良い環境にあります。当院の医療圏としても埼玉西部を中心に埼玉全土や東京の西部に及んでおり、多くの疾患と多数の患者さんが受診されるため、医師は豊富な症例を受け持っています。

当院における後期研修は、すべての科に配置されている臨床研修指導医のもと、専門科を中心に研修・修練を受けることになりますが、本学および当院が掲げる医師教育の目標は、幅広く患者を診ることができ、地域医療を一人でも支えていける臨床医の育成です。 すなわち、目標とする医師像として「臓器」を見るのではなく、「人間」を見る全人的医療が行える良医の育成であります。そのためには、幅広い知識と視野、技量が身に付くことを重視します。

後期研修プログラムの特徴をあげると、まず「各専門科間における垣根の低さ」であります。各科における垣根を無くし、研修期間中自由に他科にての研修が受けられます。内科に属しても外科や放射線科など他科の研修も期限を決めてローテ―トできるシステムです。そうすることによって内科であればサブスペシャリティー以外に内科専門医を取りやすくし、さらに、内科専門医を持つ救命救急医や救命救急に強い内科医などいわゆるスーパードクターが誕生することを目指しています。また、臨床研修の広がりは院外における研修提携病院や関連病院との間においても行き来できるようにしたことです。他施設に出ることによって同じ専門科でも異なる疾患群の経験や当院には無い特殊な専門的技量を見につけることができ、診療能力を広げることが期待できます。当院では高度救命救急センターが新たな病院棟として新装されますが、すべての後期研修医が救命救急のスタッフから救急時における救命処置を学ぶことができます。他の施設では学べない救命救急の基本を体得できるようにプログラムの融通性を実現します。救命力は医師としての基本的な自信となります。

二つ目の特徴としては「身分の保証」です。当院の後期研修医は有給の助教(シニアレジデント)として4年間身分が保証されますが、その4年間の間に他施設に派遣ないし研修に出ることがあれば、たとえば2年間、他施設での研修にでれば他施設での2年間を含め合計6年間の有給研修期間が保証されることになります。もし6年後においてさらに当院にとどまりたいとの希望があれば専門医の取得や専門医としての技量に基づき、そのまま大学病院の専門科の助教となる道が開かれております。

三つ目の特徴は「研究活動の支援体制」「社会人大学院生」の制度です。後期研修医は有給の助教の身分のままで大学院生として研究活動も同時に行えるシステムがあり、どなたでも大学病院助教と大学院生の2つの身分を兼任することができます。大学院で学ぶことを希望される医師には生活も保障される環境にて研究生活も実現できるようになります。研究者としてのキャリアをスタートさせるには安定した環境であります。

さらにあげたい特徴が「女性職員就労支援体制の充実」です。院内にある保育所は職員であればだれでも利用できる保育園で、乳幼児を預けて働くことができます。

埼玉医科大学では、このたび臨床研修センターを立ち上げて、後期研修医も含めて臨床研修を支援する体制を開始し大学全体としてもしっかりした応援ができるようになりました。研修医の皆さんは安心して当院での専門教育のコースに参加していただくことを念願しております。

埼玉医科大学総合医療センター   

病院長  堤 晴彦

副院長(研修責任者) 屋嘉比 康治