Malignant Hyperthermia Tests

The latest revision : August 15, 1997

診断のための検査


 悪性高熱症の原因部位が骨格筋ですので、現在主に骨格筋を用いた検査が行なわれています。将来は血液を検査することで、診断が出きるようになると期待されています。

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  1. どんな検査法がありますか?
  2. CICR速度測定はどこで?
  3. 埼玉医科大学麻酔科における筋生検法
  4. 埼玉医科大学麻酔科への輸送法
  5. 筋生検に関するご意見をお寄せ下さい。
    なおE-Mail addressはkikuchi@saitama-med.ac.jpです。




 

どんな検査法がありますか?

 骨格筋を用いた検査法には3種類あります。
  1.  筋束を用いたハロセン、カフェイン感受性試験
     現在欧米ではこの方法が用いられています。

     利点:比較的短時間で検査可能。熟練を要さない。生理的条件下での検査です。

     欠点:施設によって判定が困難です。筋肉を採取して非常に短時間(数時間)で行わなければなりません。切除する筋肉の量が多い。切除する筋肉の種類により結果が異なります。異常部位の同定が困難です(悪性高熱症以外の病態でも陽性となりうる)。

     
  2.  ハロセン、カフェイン感受性試験(スキンド・ファイバーを用いた方法)
     わが国で行なわれている方法です。筋束での実験と基本的には同じです。非常な熟練を要します。少量の骨格筋で検査が可能です。

     利点:筋束を用いた検査とほぼ同じ結果が得られます。

     欠点:異常部位の同定が困難です(悪性高熱症以外の病態でも陽性となります)。

     
  3.  カルシウム誘発性カルシウム遊離速度測定検査
     Calcium induced Ca release (CICR) rate 測定、通常CICR検査と略称しています。わが国で精力的に行なわれている主な方法です。

     利点:CICRチャンネル(リアノジン結合チャンネル)の異常を検出。12時間以内に測定を開始しなければなりません(遠距離からの輸送は可能です)。

     欠点:非常に熟練した技能を要します。測定時間が長時間です。



 その他の検査法
 多くの研究者の一致した評価が得られていませんので、お知りになりたい方は専門書を参照して下さい。あるいはお知らせ下さい。


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CICR速度測定

  この方法は現在広島大学医学部麻酔・蘇生学教室で行っています。特種な溶液に浸して輸送しますので、広島大学医学部麻酔・蘇生学教室に御相談下さい。

埼玉医科大学麻酔学教室では現在準備中です。検査が出きるようになりましたら、ホームページでお知らせ致します。

連絡先:

   埼玉医科大学麻酔学教室 菊地博達(きくち ひろさと)
電話、FAX:082−257−1268
   広島大学医学部麻酔・蘇生学教室 弓削孟文(ゆげ おさふみ)
電話:082ー257ー5267
Fax :082ー257ー5269
    

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埼玉医科大学麻酔学教室における筋生検法と輸送法

  1. 当院で筋生検を行う場合

     目下準備中ですが、原則を下記に記します。

     理想的には当院にお越し頂き、成人の場合外来で生検を行っています。小児の場合は一泊入院で、安全な全身麻酔下で生検を行っています。筋肉を採取してから検査までの時間が非常に短いので、信頼性の高い検査が出来ます。あらかじめ、電話などで打ち合わせを行います。

    費用:初診料、再診料、局所麻酔料、筋肉採取などに関する費用は通常の健康保険で行っています。入院の場合はこれに関る費用も通常の健康保険で行っています。
     残りの費用は当教室の負担で行います。従いまして、保険による費用をお支払いいただくことになります。

     通常、麻酔は局所麻酔です。筋肉採取は約1時間程度で終わります。検査(筋生検)後、2日目に採取部位の消毒を行っています。1週間後、抜糸を行います。
     遠方の方はお住いの近くの病院、医院で行って下さっても結構です。紹介状を持参して頂きます。

     埼玉医科大学麻酔学教室に来て頂いて、検査を受けられる方は顕微鏡による検査、血液による遺伝子解析も行います。(これに関するものも研究費で行いますので、無料です。)

     検査結果:担当の先生には次の日、電話でお知らせしています。2ー3日後、手紙で結果をお送りいたしています。ご希望の場合はご本人にもお知らせしています。本人あるいはご家族以外の方、担当医以外の方にはプライバシー保護のためお知らせいたしません。また、個人的結果は公表致しません。





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  2. 各施設で生検し、当室に輸送する場合

 出来るだけ埼玉医科大学麻酔学教室に来て頂き、検査をされることが望ましいです。筋肉を採取する場合、筋肉を傷つけますと、信頼できる結果がでないことがあります。折角筋肉を採取しても結果がでないと、申し訳なく、また患者さんに負担がかかります。事情でご来院出来なければ輸送して頂き、検査をお引きうけます。

A. 筋生検の方法

 鉗子および専用溶液を凍結させて貴施設にお届けいたします。到着後直ちに解凍させ、冷蔵保存してください。
  1.  部位  特に指定はしません。上腕二頭筋・大腿四頭筋・腹直筋など (同封した調査票に採取部位の記載を願います)
  2.  麻酔  局所麻酔・全身麻酔(NLA) 何でも結構です
  3.  大きさ 15mm×5mm×(2〜3mm) (長さ X 幅 X 厚さ)
  4.  図のように専用鉗子を用い、自然長で、ある程度張力のかかった状態で切断します。
  5.  切離後は直ちにお送りしました溶液に鉗子ごと浸し、冷蔵したまま輸送してください。その際くれぐれも、溶液が凍結することのないようお願いいたします。





B. 輸送方法
 あらかじめ、担当者と相談して下さい。
C. その他
 将来に向けての研究として遺伝子解析も行っています。ご協力頂ける患者さんには、現在全血も送って頂いております。輸送用スピッツもお送りしますのでよろしくお願い申し上げます。


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