ご挨拶

埼玉医科大学整形外科のホームページにようこそ!


1.人間に本来備わっている自然治癒力を尊重した治療を行う

当教室のシンボルマークの上部には、ラテン語で“ナートゥーラ・サーナト、メディクス・クーラト”と記されています。これはヒポクラテスの時代から伝わるギリシアの格言で、「自然の力が治癒を導く、医術はそれを手助けするに過ぎない」という意味です。若年者の変形性股関節症に対する寛骨臼回転骨切り術は、一生痛みのない生活を送ることを可能にしてくれます。人工関節の進歩により、このような関節温存手術を行う施設は減少傾向にありますが、当科では初代東博彦名誉学長の頃から受け継がれているこの方針を堅持しています。


2.整形外科で扱うすべての外傷や疾患に対応する

骨関節、脊椎、手外科、スポーツ医学、小児整形、足の外科などの専門家を備え、わずか3kmの距離にある国際医療センターの骨軟部組織腫瘍科および救命救急センターと連携しながら、患者さんのあらゆるニーズに対応します。


3.師弟同行を実践しつつ、自ら考え行動する実地臨床家を育成する

当院は先進医療を行う特定機能病院ですが、同時に埼玉県西部の地域中核病院でもあります。従って、ありふれた外傷や疾患の症例も豊富です。教育においては、カンファランス、新人クルズス、専門医受験者クルズスなどを通して、“ともに学ぶ”姿勢を大切にしています。個性豊かな指導者を有する関連病院群と連携しながら、最短時間でどこに出しても恥ずかしくない、“使える”専門医を育成することを目標にしています。

このホームページが、当科の診療に対する正しい理解の一助となれば幸いです。

埼玉医科大学整形外科運営責任者・診療部長 門野 夕峰