当科の研修システム

埼玉医科大学整形外科専門研修プログラムは到達目標を「自立したプロフェッショナルとしての整形外科医師」としています。


(写真)当科クリニカルカンファレンス

昭和47年に開講し、平成29年に開講45周年を迎えた本教室は、すべての病める人に満足度の高い医療を行うことを理念として、地域に根付いた診療を行っています。


連携施設は埼玉県内を中心とした23施設で構成され、年間総新患数75000名以上、年間総手術数10000件以上、指導医は45名在籍し、豊富な経験と十分で良質な指導を受ける事ができます。


埼玉医科大学付属病院を太陽とし、県内外の総合病院研修施設群(朝霞台中央総合病院、西東京中央総合病院、小川赤十字病院、丸山記念総合病院、市立甲府病院、立川相互病院、新座志木中央総合病院)、地域研修施設群(埼玉慈恵病院、埼玉よりい病院、坂戸中央病院、秩父市立病院、池袋病院、関口病院、青木病院、中田病院、関越病院、新山手病院、武蔵台病院、こうのす共生病院、東松山医師会病院)、専門領域研修施設群(埼玉県総合リハビリセンター、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター)の3群をローテーションします。


現在、埼玉医科大学整形外科には、脊椎、股関節、肩・膝関節・スポーツ医学、上肢・手外科、足の外科、小児整形外科、リウマチ、骨代謝、リハビリテーション、救急外傷などの診療・研究グループがあります。


研修プログラム終了後はサブスペシャリティ領域の臨床研修に進み、各分野の臨床・研究に従事しますが、国内外への留学でさらに知識の幅を広め、深める選択肢もあります。


機能再建・スポーツ医学の先端を行く」埼玉医科大学整形外科は、専攻医の皆様に素晴らしい研究環境を提供し、個々の能力を最大限に引き出す研修を目指します。


ページの上部へ



教育主任からのメッセージ:
鳥尾 哲矢(とりお てつや)


整形外科は身体を動かす器官である「運動器」を扱う診療科です。
「運動器」の障害は、身体の動きが不自由になる事を意味しており、 超高齢化社会を迎えた現在、健康寿命を支える最も重要な器官の一つとして考えられるようになっています。

整形外科では骨、関節、軟部組織、脊椎、脊髄、末梢神経を含め、 体幹から四肢までを広く診療する事になります。
またその一つ一つを独立して診療するのでは無く、 その疾患が影響を及ぼす全体像を解き明かし、 患者さんのQOL向上に繋がる医療を真摯に提供することを目標にしています。

当教室では埼玉医科大学病院群の特性を生かし、 脊椎疾患、関節疾患、リウマチ性疾患、スポーツ関連疾患、小児疾患、救急外傷性疾患、 腫瘍性疾患など全ての整形外科分野で充実した研修が可能な体制をとっています。
また、各専門分野の医師が協力し合って教育、研究、診療を行っており、 患者さんの全体を診る臨床力の形成や、幅広い臨床研究に役立っています。


私たちの基本方針は5つです。
1.すべての病める人々にまごころを持って臨みます。
2.安心で質の高い医療を実現します。
3.まわりの医療機関と協力し合います。
4.高い技能を持つ心豊かな人材を育成します。
5.より幸せとなる医療を求めた研究を推進します。


埼玉医科大学ではこの5つを基本方針として教育、研究、診療に日々取り組んでいます。
また私たちは良き医療人であるのと同時に良識ある社会人で在ることを大切に考え、調和を重んじます。

私たちの取り組みは全ての患者さんに対するものであり、私たちの元で研修をする全ての研修医を「良医」へと導く為のものでもあります。
情熱を持って整形外科教室の門を叩いてくれる研修医を心待ちにしています。


ページの上部へ