教 授 挨 拶  

     私たちの目指す夢

                

  リハビリテーション医学教室 教授 間嶋 満

●急性期−回復期前半に特化した集中的・包括的リハビリテーション、
  そして在宅復帰へ
●動脈硬化性疾患の一次・二次予防への積極的介入
●先端医療とのドッキング

ここに挙げた3点が、現在当科が一丸となって向かっている目標です。

            

1. 急性期−回復期前半に特化した集中的・包括的リハビリテーション、
   そして在宅復帰へ

 埼玉医科大学病院は、急性期特定病院として平均在院日数14日以内を目標とした医療を提供しています。本院でのリハビリテーションは当然のことながら、本院が目指す医療に応えられるものでなければなりません。ここで当科が選択した方向は、急性期−回復期前半に特化したリハです。神経内科・脳卒中内科、脳神経外科、心臓内科、心臓血管外科病棟での急性期リハは、各病棟に3名づつ派遣した理学療法士(PT)によって実施されます。また、心臓内科/心臓血管外科ならびに神経内科/脳神経外科担当のリハ科医が、担当PTとともに各々の病棟回診を行い、作業療法士(OT)/言語聴覚士(ST)のタイムリーな開始による急性期病棟での総合的リハの展開ならびに当科病棟へのスムースな転科を図っています。

 当科での回復期前半のリハは、29床(一般病床)の独立した病棟で展開されています。当科の陣容は、常勤医師は5名で、うち2名がリハビリテーション科専門医、1名が認定臨床医です。リハスタッフとしてはPT 31名(この中で12名が急性期病棟担当、4名が新生児集中治療室を含んだ小児リハ担当)、OT 11名、ST 3名、臨床検査技師 2名(心臓リハの専従)が所属しています。2004年の入院患者動態は、入院患者数は379名、ベッド稼働率は90.5%、平均在院日数は28.2日でした。当科では、”当科から直接在宅”を最終目標としていますが、これまでの結果では、急性期リハが確実に実施された症例では、回復期前半での集中的・包括的リハによって、発病後短期間で在宅復帰が十分に可能であることが示されています。今後、さらに短い期間で、さらに高い能力を獲得するためには、そのための新たな治療技術の開発や導入が必要不可欠ですが、そのキーワードの1つとして当科では”筋力””筋持久力”を挙げ、コメデイカルも含めて取り組んでいます。

  

 また、当科では冠動脈バイパス術後、弁置換術後、大血管置換術後の患者の心臓リハも施行しています。術後約10日で当科に転科し患者は、約1週間の入院期間中にAT測定とこれに基づいた全身持久力訓練(30分/回、2回/日)、食事指導と生活指導を受けます。
 回復期前半での在宅復帰は、その後の通院または訪問でのリハの継続を必要とします。そこで、従来行われてきた本院と近隣の回復期病棟や療養型病床群を有する医療機関との病−病連携の強化のみならず、回復期前半からの通院/訪問リハを含めた地域完結型リハビリテーション・システムの構築を開始しています。

2. 動脈硬化性疾患の一次・二次予防への積極的介入

 当科では、脳卒中患者や冠動脈バイパス術後患者の全身持久力の改善を目的として、ATレベルでの全身持久力練習を施行してきました。現在、このATレベルでの全身持久力練習が、動脈硬化の最終像である脳卒中患者や冠動脈バイパス術後患者のインスリン抵抗性や血管内皮機能の改善に対する効果を検討しています。このように、インスリン抵抗性血管内皮機能をキーワードとした動脈硬化の進展予防に対する運動療法を実施し、その効果を実証することを通して、脳卒中や心筋梗塞の二次予防を図ると同時に、運動療法の適応疾患・病態を生活習慣病へ拡大し、動脈硬化性疾患の一次予防に寄与することを目指しています。

       

3. 先端医療とのドッキング
  先端医療の中で、リハ医学が関与すべきものとして、再生・移植医療があります。当科では、心臓移植待機患者に対して本院心臓外科が実施している補助人工心臓装着患者のリハプログラムを、当科の心臓リハ担当医を中心としたチームが実施しており、すでに10例のリハ経験を有しています。これは我が国では他にみられないシステムです。また、冠動脈や末梢血管再生後の運動療法も今後のリハ医学における重要課題です。本学にはゲノム医学研究センターが附属しており、そこでの基礎研究やそれを臨床応用する心臓内科や心臓血管外科との連携による新生血管の血流増加を目的とした運動療法の効果の検討も行っていくつもりです。

                          平成17年12月1日

 

 

     研修医募集中!! スタッフ募集中!!

これまでに述べてきた私どもが掲げる3つの目標の中にも、まだまだリハ医学が関与しなければならない課題が山積しています。
リハ医学の立場からこれらに興味がある方は是非下記に御連絡下さい
ともに同じ目的をもって死ぬほど仕事をしてみたいと思っています。

連絡先:間嶋 満
    リハビリテーション医学教室医局
    TEL: 049-276-1255
    FAX: 049-294-2267
    E-mail: majima@saitama-med.ac.jp

 



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