神経精神科・心療内科

神経精神科・心療内科
Department of Psychiatry
地域に根ざした医療から先端的医療にいたるまで、
重層的な医療を行っています。
重層的な医療を行っています。
診療部長ご挨拶
私たち神経精神科・心療内科は、医師、看護師(精神科認定看護師)、薬剤師(精神科専門薬剤師)、公認心理師、精神保健福祉士、言語聴覚士等、それぞれの専門的な能力をいかんなく発揮し、チーム一丸となって診療にあたっております。
当科は、精神科救急や急性期・身体疾患の合併症を中心とした入院診療を行い、24時間体制でこうした患者さんを受け入れ、県内の精神科医療の最後の砦としての役割を担っています。
当科は、あらゆる精神疾患に対応しておりますが、特にうつ病・双極症(躁うつ病)、てんかん、児童・青年期、認知症・老年期に力を入れています。治療抵抗性うつ病への反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)による維持療法や家族性アルツハイマー病遺伝子診断といった先進医療も積極的に導入しています。
一方で丸木記念福祉メディカルセンターや地域の精神科医療機関とも積極的に連携をとっており、当科は地域に根ざした医療から先端的医療にいたるまで重層的な医療を行っています。
当科は、精神科救急や急性期・身体疾患の合併症を中心とした入院診療を行い、24時間体制でこうした患者さんを受け入れ、県内の精神科医療の最後の砦としての役割を担っています。
当科は、あらゆる精神疾患に対応しておりますが、特にうつ病・双極症(躁うつ病)、てんかん、児童・青年期、認知症・老年期に力を入れています。治療抵抗性うつ病への反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)による維持療法や家族性アルツハイマー病遺伝子診断といった先進医療も積極的に導入しています。
一方で丸木記念福祉メディカルセンターや地域の精神科医療機関とも積極的に連携をとっており、当科は地域に根ざした医療から先端的医療にいたるまで重層的な医療を行っています。

松尾 幸治 MATSUO, Koji
診療内容・専門分野
神経精神科・心療内科では、脳とこころに関するあらゆる病気や問題を対象としています。
特に力を入れている専門分野は次の5つです。いずれも学会認定専門医がおり、診療をリードするとともに後進の育成を行っています。
当科では、医師だけでなく様々な職種が診療に参加し、ひとつのチームとして治療を行っています。
チームメンバー:医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、公認心理師、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士。
※精神科認定看護師、精神科薬物療法認定薬剤師などの精神科医療のエキスパートが在籍しています。
特に力を入れている専門分野は次の5つです。いずれも学会認定専門医がおり、診療をリードするとともに後進の育成を行っています。
- 精神科救急:精神科3次救急(超急性期の患者さん、自傷他害のリスクのある患者さん)や精神疾患と身体疾患の合併した患者さんの両方の診療を行うのは県内唯一で、県内の精神科救急の重要な役割を担っています。
- 気分障害:光トポグラフィー検査、rTMS療法(反復経頭蓋磁気刺激)、ECT(電気けいれん療法)などの新しくかつ専門的な検査や治療を取り入れています。
- てんかん:精神疾患合併の有無に関わらず、てんかん発作の診断・治療を行います。てんかんに伴う精神的な症状への対応も可能です。発作の詳細を評価する長時間ビデオ脳波検査入院を行っています。
- 児童・青年期精神疾患:神経発達症(発達障害)やうつ病、不安症、身体症状症、反抗挑発症などを対象とし、患者さん本人の治療だけではなくご家族へのアドバイスも行います。
- 高齢者精神疾患:認知症や高齢者の精神疾患を対象とします。先進医療の家族性アルツハイマー型認知症の遺伝子検査も行っています。
当科では、医師だけでなく様々な職種が診療に参加し、ひとつのチームとして治療を行っています。
チームメンバー:医師、看護師、薬剤師、精神保健福祉士、公認心理師、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士。
※精神科認定看護師、精神科薬物療法認定薬剤師などの精神科医療のエキスパートが在籍しています。
主な疾患
- 双極性障害、うつ病、などの気分障害
- 統合失調症などの精神病性障害
- パニック障害・強迫性障害などの神経症性障害
- 認知症等の老年期の精神疾患
- 自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)
- てんかん
主な症状
- 気分が落ちこむ
- 眠れない
- 意欲がわかない
- 実在しないものが見えたり聴こえたりする
- 他人の視線が気になる
- 物音に敏感になる
- 不安感が続く
- 怖くて外出できない
- 戸締りなどを何度も確認せずにいられない
- イライラして怒りっぽい
- 物忘れが目立つ
- 倒れてけいれんする
- ぼんやりして返答しなくなる
- 学校や職場にうまく馴染めない
専門外来・特殊外来
気分障害外来(松尾幸治教授)
双極性障害、難治性うつ病を対象とします。双極性障害(躁うつ病)、治療に難渋しているうつ病の診断や治療の相談を受け付けております。診療時間は木曜日の午前です。
初めての方は、一般の初診(火~土)を受診されてから、初診医より専門外来に紹介いたします。
鑑別診断補助検査の光トポグラフィー検査を行っています。本検査施行について正式に国から認可された県内第1号です。保険診療に基づいた検査費用ですが、通常の判定のほか、研究レベルの詳細な解析も行って判定しています。他院から検査目的の相談も受け付けています。
治療抵抗性気分障害の治療
修正型電気けいれん療法(mECT)や反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法といった非薬物療法治療も積極的に行っています。てんかん外来(渡邊さつき准教授・岡島宏明非常勤講師)
てんかんを対象とします。当科は当院てんかんセンターのメンバーです。てんかん専門医が担当しております。
入院検査で長時間ビデオ脳波検査を行っています。
初めての方は(月)または(木)の診察になります。
児童・青年期外来(桑原斉教授・松岡孝裕教授・横山富士男客員教授)
自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、不登校、摂食障害(神経性無食欲症、神経性大食症)等を対象とします。これから新たに受診する方は、「埼玉医科大学かわごえクリニック」内の<こどものこころクリニック>での診療となります。
また、埼玉医科大学子どものこころ専門医研修施設群として児童精神科医の養成にも力を入れております。
青年・成人期発達症外来(松岡孝裕教授)
注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症を対象とします。初めての方は金曜日の松岡医師の初診予約をおとり下さい。その後については、大学病院外来のほか、一部「埼玉医科大学かわごえクリニック」の<メンタルヘルス科(水曜午前、土曜日午前のみ)>に予約状況等をみつつ振り分け、診療しております。
高齢者精神疾患外来(ものわすれ外来)(新井久稔准教授)
認知症、高齢者の精神疾患を対象とします。先進医療 家族性アルツハイマー病遺伝子診断
アルツハイマー病が疑われる患者さんで、両親、兄弟姉妹、親戚などにおいてアルツハイマー病の方が複数いらっしゃる方を対象とします。外来初診を予約していただき、この先進医療の詳細は受診時に説明させていただきます。
診療時間は火曜日と金曜日です。
初めての方は(火)の診察になります。
病気の説明と治療方法
うつ病
症状
抑うつ気分、興味や喜びの喪失、食欲低下(亢進)、不眠(過眠)、易疲労感、集中力低下
双極性障害
症状
気分の高揚、怒りっぽさ、活動性の亢進、睡眠障害、誇大的、多弁、注意散漫など
てんかん
症状
意識を失って倒れてけいれん、手足が一時的にけいれんなど
児童青年期精神疾患
症状
コミュニケーションの障害、限定された反復的な行動様式、不注意 他
認知症
症状
記憶障害、見当識障害、実行機能障害、妄想、うつ、不安、幻覚、徘徊
統合失調症
症状
陽性症状:幻覚、妄想など
陰性症状:喜怒哀楽が乏しくなる、意欲が低下など
陰性症状:喜怒哀楽が乏しくなる、意欲が低下など