キャリアアップ - Career Advance -

救命救急センターで働きながら
大学院に進学

埼玉医科大学グループの大学院に進学したのは、入職して10年目のこと。現場での経験を積み、看護の幅が広がっていく中で、自身の知識のなさを痛感することが増えていき、大学院への入学を考え始めました。

働きながらの勉学には体力が必要ですが、職場が休みの希望を優遇してくれているので、非常に助かっています。同僚たちの「頑張ってね」という声や、家族のフォローにも支えられています。

現在、私が研究しているのは、アンケートに基づいたデータによって、医療現場や教育現場の充実を図るというもの。大学院で学んだことを現場で活かして、さらなる職場環境の改善に貢献できれば。それが、ケアの質の向上につながると思っています。

大学病院ならではの制度 - System of Career improvement -

埼玉医科大学職員キャリアアップセンターでの研修

2011年春、看護師のキャリア開発や人材の育成を目的に設置。個々の看護職の能力を伸ばし、キャリアを高め、活躍をバックアップします。

  • 埼玉医科大学看護学生実習指導者講習会(厚生労働省認可)臨床経験3年目より受講できます。
  • 中堅看護師研修
    本学短期大学教員の指導の下、看護研究の基本的な知識を学びます。
    組織において看護研究活動の指導者となる人材を育成しています。
  • 認定看護管理者ファーストレベル研修・セカンドレベル研修(日本看護協会認可)
    看護管理者の研修を実施します。
  • 復職支援研修 臨床現場の復帰を考えている看護職の方は各病院での研修が可能です。

大学へ進学

保健師・学士(看護学)を目指す人には、埼玉医科大学保健医療学部看護学科への編入が可能です。

大学院へ進学

働きながら埼玉医科大学大学院の看護学研究科への進学が可能です。大卒資格無しで出願できる個別入学審査や5年以上の実務経験があれば受験できる社会人選抜制度など、幅広く受け入れています。2年間のコースを3年間で履修する「長期履修制度」も設けています。また、がん看護・精神科看護の専門看護師への道も開いています。

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助産師専攻科への進学

助産師を目指す人には、休職制度を利用して進学ができます。埼玉医科大学短期大学・専攻科母子看護学専攻への進学(内部推薦枠・奨学金制度あり/若干名)はもちろん、他大学への進学も可能です。

外部研修

専門・認定看護師の資格を希望する職員には、研修中休職制度が利用できます。看護教員養成、実習指導者養成、管理者研修、専門的な研修(臨床実践に関わる研修) 等の支援も行っています。

教育プログラム
「クリニカルラダー」 - System of Career improvement -


レベル毎の定義

Level.Ⅰ  
(新人)
基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する。
Level.Ⅱ  
(一人前)
標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する。
Level.Ⅲ  
(中堅)
ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する。
Level.Ⅳ  
(達人)
幅広い視野で予測的判断を持ち看護を実践する。
Level.Ⅴ  
(主任)
より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択し、QOLを高めるための看護を実践する。

必修研修


卒2研修
安全な医療行為を遂行するためのリーダーとメンバーの役割を理解します。チームメンバーの役割を臨床で実践でき、実践を通して研究的視点を持ち、自己啓発できることを学習します。
リーダー
Ⅰ研修
病院組織についての理解を深め、医療チームの一員としての役割を遂行できるレベルを学習します。
リーダー
Ⅱ研修
中堅看護師として正確でハイレベルな医療提供に必要なリーダーシップと能力についてを学習します。
リーダー
Ⅲ研修
モデル的な看護実践の教示ができるための学習をします。

主任研修
看護の質を向上するために必要な業務、人材育成、管理についてを学習します。

役割研修

 

実地指導者研修
新人看護職員に対して、臨床実践に関する実地指導、評価などを学習します。

教育担当者研修
新人教育担当者・実施指導者の役割を理解し新人の教育計画を立案し実践、評価を学習します。

オプション研修

看護研究及び発表
看護研究をトータル的に学ぶことにより理解を深め、看護研究への意欲を向上させ、研究によって得られた知識や技術を看護実践に活かし、看護の質の向上を図ります。
専門領域に関する院内研修・セミナー
●糖尿病療養指導研修 ●WOCスキル・ストーマケア ●トータルフットケア ●がん化学療法指導研修 ●緩和ケア研修 ●救急看護研修●災害看護研修 ●オンコロジーナース研修
院外の学会・研修会・講習会の参加及び発表
国や自治体、看護協会、企業、各診療科学会、学校などが主催する学会・研修会・講習会に参加し、スキルアップを図ります。
院内留学研修
看護者として看護の実際を学び、臨床能力の向上を図ります。