病院紹介
感染対策室
感染対策室とは?
感染対策室は、 医師(専任1名)、感染管理認定看護師(専従1名、専任1名)、看護師(専任1名)、薬剤師(専任1名)、臨床検査技師(専従1名)で運営しております。
感染防止対策を適切に実践し、患者さんに安全で安心できる質の高い医療が提供できるように、感染対策室が中心となり、感染対策実務者やICT(インフェクション・コントロールチーム)、感染制御リンクナースと連携して活動を行っています。また、2020年より国内外で問題となっておりますCOVID-19対策の感染対策も万全を期しており、COVID-19病棟で勤務する職員からのCOVID-19罹患者は皆無で、かつ、当院では院内クラスターの発生はみられません。
活動内容
- 医療関連感染の防止
- 1) 感染防止対策関連委員会、会議の開催
- 2) 病棟部門における患者/日あたりの手指消毒実施回数の増加
- 3) 薬剤耐性菌保菌者、感染症患者の早期発見と迅速な介入
- 4) 薬剤耐性菌複数検出、感染症発生時の詳細な解析と対策の推進
- (1) ICTラウンド(週2回実施)
- (2) 部署別分離菌サーベイランス(薬剤耐性菌含む:毎日実施)
- (3) 薬剤耐性菌ラウンド(適時実施)
- (4) 複数発生部署の介入(適時実施)
- 5) 対象薬剤(抗菌薬)TDM実施率の向上
- 6) 抗菌薬適正使用に係わるAST介入
- 7) 成人における血液培養検査2セット採取率の向上
- 8) 血管内留置カテーテル・尿道留置カテーテルの適正使用
- 9) 入院時VREスクリーニングの実施
- 10) Infection Control 通信の発行(毎月発行:計11回)
- 11)職員の職業感染防止、安全の確保
- (1) 針刺し・切創、粘膜曝露事例発生に係わる対応
- (2) B型肝炎ワクチン接種(職員対象)
- グループ病院群および地域医療機関との連携、支援体制の充実
- 1) 診療報酬に係わる連携医療施設との合同カンファレンスの企画、開催
- 2) 私立大学病院相互ラウンドを通じた情報交換、相互協力
- 3) 埼玉県院内感染対策相談窓口業務の支援と迅速な対応
- 4) 外部への院内リソースの発信と支援協力
- 職員教育
- 1) 院内および地域医療機関の感染制御実践者の育成
- (1)全職員対象研修
- COVID-19に関わる対応
- 1) COVID-19入院患者受け入れ
- 入院患者数:340名(令和2年3月10日~令和3年3月31日)
- 2)「帰国者・接触者外来」「発熱外来」における疑い患者診察・PCR検査
- 3)COVID-19対策に係わる各種SOP作成
- 4) 感染防止対策に係わる物品・機器等の整備
- 5) 病棟担当スタッフ等への個人防護具着脱訓練
- 6) 院内および地域医療機関の感染制入院患者・職員からのCOVID-19発生に伴う対応
- 7) 手術前患者SARS-CoV2 PCR検査
スタッフ紹介
- 感染症科・感染制御科 :樽本 憲人(室長) 医師
- 感染対策室 :吉原 みき子(副室長)看護師
- 看護部 :畠中 完 看護師
- 看護部 :坂田 由美子 看護師
- 感染対策室 :岸 悦子 臨床検査技師
- 薬剤部 :小泉 盛 薬剤師