病院概要

病院紹介
2025年4月時点

管理者

病院長篠塚 望
院長ご挨拶
副院長岡田 浩一/市岡 滋/中里 良彦/門野 夕峰/原嶋 弥生
院長補佐松尾 幸治/前田 卓哉/秋岡 祐子/樽本 憲人/井上 勉/横田 和浩/渡會 恵介

診療日・時間

診療日 月曜日から土曜日までの平日
受付時間平日 8:30~17:00
(初診の方、予約のない方の受付時間は8:30~11:00、12:30~14:00(土曜日を除く)までとなっております。)
診療時間 平日 9:00~17:00
標榜時間平日 8:30~17:30
休診日 日曜日・祝日・年末年始
※夜間・休日・時間外等で急患の方は、東館G階 救急センター・臨床中毒センターで診療を行っております。
救急センター・臨床中毒センター 電話 049-276-1199049-276-1465

当医療機関の指定内容

法令等の名称 指定等の承認年月日
医療法第7条第1項による開設許可(承認) 昭和47年6月6日
健康保険法による特定承認保険医療機関 昭和47年8月1日
国民健康保険法による特定承認保険医療機関 昭和47年8月1日
生活保護法による医療機関 昭和47年8月1日
結核予防法による医療機関 昭和47年8月1日
精神保健法による医療機関 昭和47年8月1日
戦傷病者特別援護法療養給付 昭和47年8月1日
原爆医療法(一般医療・認定医療・健康医療) 昭和47年8月1日
母子保健法(妊娠中毒・妊娠乳児健康診査・養育医療) 昭和47年8月1日
児童福祉法(育成医療) 昭和47年8月1日
小児慢性特定疾患医療の指定 昭和47年8月1日
特定疾患医療の指定 昭和47年8月1日
戦傷病者特別援護法 更生医療 昭和47年8月1日
身体障害者福祉法 昭和47年10月1日
消防法による救急医療(救急病院・診療所) 昭和47年11月21日
公取選挙法による不在者投票指定医療機関 昭和47年11月21日
労働者災害補償保険法による医療機関 昭和49年3月1日
地方公務員災害補償法による医療機関 昭和49年3月1日
臨床修練指定病院(外国医師・外国歯科医師) 昭和63年3月29日
精神保健法第33条4の規定に基づく応急入院指定病院 平成元年11月1日
エイズ診療拠点病院 平成 5年10月1日
特定機能病院の名称の使用承認 平成 6年3月1日
地域周産期母子医療センター 平成10年2月4日
DPC対象病院 平成15年6月1日
感染症指定医療機関 平成16年4月1日
小児救急医療拠点病院 平成17年4月1日
指定自立支援医療機関 平成18年10月1日
肝疾患診療連携拠点病院 平成20年3月1日
精神科救急医療施設(常時対応施設)の指定 平成26年4月1日
特定治療支援事業の実施機関の指定 平成26年4月1日
指定小児慢性特定疾病医療機関の指定 平成27年1月1日
災害拠点病院 平成28年1月21日
DMAT指定病院 平成28年3月17日
母体保護法第14条による指定医研修機関の指定 平成29年7月27日
埼玉県アレルギー疾患医療拠点病院 平成30年3月23日
埼玉県てんかん診療拠点機関 平成30年11月1日
難病診療連携拠点病院 平成31年2月1日
新型コロナウイルス感染症入院受入重点医療機関の指定 令和2年4月1日

1. 入院基本料に関する事項

  1. 当院は、厚生労働大臣の定める基準により看護を行っている保険医療機関です。
  2. 当院の看護は、特定機能病院入院基本料・一般病棟7:1入院基本料です。(平均して看護職員1人当りの受け持ち数は7人以内です。)
    但し、精神科では、特定機能病院入院基本料・精神病棟13:1入院基本料です。(平均して看護職員1人当りの受け持ち数は13人以内です。) 又、一般科・精神科共に必要とする看護師及び准看護師数の7割以上が看護師という構成割合の基準を満たしており、8時間制の3交代で看護を行っております。
  3. 当院は、患者さんの負担による付添看護は認められておりません。

2. 入院診療計画、院内感染防止対策、医療安全管理体制について

当院では、入院の際に医師を始めとする関係職員が共同して、患者さんに関する診療計画を策定し、7日以内に文書によりお渡ししております。また厚生労働大臣が定める院内感染防止対策、医療安全管理体制の基準を満たしております。

3. 入院時食事療養に関する事項

  1. 当院は、厚生労働大臣の定める基準による入院時食事療養(Ⅰ)を関東信越厚生局に届出を行い食事を提供している保険医療機関です。
  2. 管理栄養士が配置され、適時(夕食については午後6時以後)適温(保温食器等を用いた)の食事提供を行っております。
  3. 一部の病棟では、食堂において食事を提供しております。※入院時食事療養標準負担額 1食 490円
  4. 有料特別メニューの提供を行っております。(日・祝日除く毎日 昼食夕食)提供を希望される場合、入院時食事療養標準負担額に右記の追加料金をご負担いただきます。(追加料金330円・税込み)
    ※下記のメニューを日替わりにて提供しています。
    ※季節限定メニューも実施しております。土用の丑:うな重(価格未定)、冷やし中華など

メニュー例
  • つけ麺
  • 松花堂弁当
  • めん御膳
  • カレーライス
  • パスタセット
  • 天丼
  • カツ丼
  • 洋食セット
  • 炒飯セット
  • 生姜焼き定食

4. DPC対象病院について

当院では入院医療費の算定にあたり、包括評価と出来高評価を組み合わせて計算するDPC対象病院となっております。
※医療機関別係数 1.6503(基礎係数1.1182 +  機能評価係数Ⅰ 0.4501 +  能評価係数Ⅱ 0.0723 + 救急補正係数0.0097)

5. 特別療養環境室料について

当院では患者さんの希望により、かつ同意を得た上で下記の通り特別療養環境室料を徴収しております。なお、特別療養環境室料を徴収する部屋は規定の面積及び設備を備えております。

6. 後発医薬品・バイオ後続品の使用について

当院では、後発医薬品(ジェネリック医薬品)及びバイオ後続品(バイオシミラー)を積極的に採用しています。また、医薬品の供給状況によっては投与する薬剤を変更する可能性があり、変更する際は十分な説明をさせて頂きます。

 ・ジェネリック医薬品(後発医薬品)
  新薬(先発医薬品)と同等のの有効成分・効能があると厚生労働省から認められている安価なお薬です。
 ・バイオ後続品(バイオシミラー)
  先発バイオ医薬品とほぼ同じ有効性・安全性を有している安価なお薬です。

医薬品の自己負担の新たな仕組みとして、後発医薬品(ジェネリック医薬品)があるお薬で、先発医薬品を希望される場合は、特別の料金をお支払いいただきます。
 
 ・後発医薬品は、先発医薬品と有効成分が同じで、同じように使っていただけるお薬です。
 ・先発医薬品を後発医薬品の薬価の差額の4分の1相当を、特別の料金として、医療保険の患者負担と合わせてお支払いいただきます。
 ・先発医薬品を処方・調剤する医療上の必要があると認められる場合等は、特別の料金は要りません。

7. 明細書発行体制について

医療の透明化や患者さんへの情報提供を推進していく観点から、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点ご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合、その代理の方への発行を含めて、明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出ください。

8. 届出に関する事項

当院では、下記事項について厚生労働大臣の定める基準に適合しているとして関東信越生局長に届出を行い受理を得ております。
基本診療料の施設基準の係る届出
特掲診療料の施設基準の係る届出

9. 特掲診療料の施設基準(手術)

手術件数

10. 年間分娩件数

件数(2023年1月~12月)常勤医師配置数(常勤)配置助産師数(常勤)
552件18人56人

11. 保険外負担に関する事項

  1. 初診時選定療養費 7,700円(税込)、再診時選定療養費 3,300円(税込)
    ※定額負担を求める場合、以下の点数を保険給付範囲から控除されます。
     【初診時】 医科:200点 / 歯科:200点
     【再診時】 医科:50点 / 歯科:40点
    初診の患者さんが他の医療機関からの紹介状を持たずに来院した場合は、初診に係る費用として保険外併用療養費を徴収致します。
    但し、救急やその他やむを得ない事情により来院した場合はこの限りではありません。
    また、当院より他の医療機関へ文書による紹介をされたが、当院に再診された場合は、再診に係る費用として選定療養費を徴収致します。
     
  2. 時間外の保険外併用療養費 8,800円(税込)
    (対象日時 平日:18時~翌日8時 日曜・祝日及び年末年始(12/29~1/3):終日)
    当院では二次救急医療機関として緊急性の高い重症患者さんを 24 時間体制で 受け入れています。緊急性の高い重症な患者さんを最優先に対応するため、「緊急性を要しない患者さん(いわゆる軽症患者さん)の時間外受診」には、通常の 初・再診料のほかに、時間外選定療養費を別途ご請求させていただきます。安全で質の高い医療を提供するため、時間外選定療養費のご負担についてご理解と ご協力をお願いいたします。
     
    以下に該当する場合は対象外となります。
     1.救急車で搬送された場合
     2.受診後入院となった場合
     3.救急外来受診のための紹介状をお持ちの場合
     4.埼玉県、保健所等の公的機関による指示の場合
     5.小児科受診の場合
     6.神経精神科・心療内科受診の場合
     7.当院で妊娠管理をしており、産婦人科を受診する場合
     8.緊急的な処置、手術が必要な場合
     9.労務災害、公務災害の場合

  3. 予約料(1回につき・自己負担)
    ア.神経精神科・心療内科の受診者で人間関係などで心理的問題を抱えており、医師と臨床心理士によるカウンセリングを希望する患者さんについて
    ●特別診療予約料 4,400円(税込)
    イ.プラチナ外来として、医師と専門的スタッフが連携を取った手厚い診療を希望する患者さんについて
    ●特別初診予約料 7,700円(税込)
    ●特別再診予約料 4,400円(税込)
    ウ.小児科で親と子の心理相談として、お子さんの発達や学習、性格、友達関係など小児科の臨床心理士によるカウンセリングを希望する患者さんについて
    ●特別診療予約料 4,400円(税込)

  4. 臨床試験(治験)に伴う費用
    ア.医薬品の治験に係る診療の保険外併用療養費の扱い
    治験期間中の薬剤(治験薬又は対象薬及びそれと同様の効能・効果を有する薬剤)、検査及び画像診断は、企業負担となります。
    イ.機械器具等の治験に係る診療の保険外併用療養費の扱い負担となります。
    治験期間中の機械器具等(治験に係る機械器具又は当該機械器具等に係る点数表で評価されていない手術・処置)検査及び画像診断は、企業負担となります。

  5. 遺伝子相談料(1回につき・自己負担)
    難病センターでは様々な疾患の遺伝子診断や遺伝相談に個別に対応しています。予約制によりお一人あたりの時間を十分に確保してカウンセリングを行います。
    ●遺伝子相談料 5,500円(税込) 

  6. 妊娠と薬相談外来
    「持病で飲んでいる薬の胎児への影響が心配」、「妊娠していると知らずに飲んでしまった薬の胎児への影響が心配」など妊娠中のお薬の使用について、専門の医師・薬剤師が妊娠と薬情報センターと連携しながらご相談に応じます。(予約制)
    ●妊娠と薬相談料 5,500円(税込) 

  7. 流死産絨毛・胎児組織(POC)染色体分析
    流産の約半数以上は染色体異常が原因であるとされています。POC染色体分析では染色体異常の有無やその種類を診断することが可能で、流死産の原因究明の一助となるだけでなく、今後の妊娠計画を考える上でも重要な検査となります。 
  8. ●流産絨毛(POC)NGS染色体検査 41,800円(税込) 

  9. 針治療に伴う費用(税込)
    1鍼治療
    3,300円
    2初検料東洋医学科の針治療を初めて受診した場合2,200円
    3電気温灸器電気温灸器を使用した場合1,100円
  10. 入院期間180日超えについて
    入院期間が(同一疾病で他の医療機関からの入院日数も含む)180日を超えた患者さんについては入院基本料の一部が保険外併用療養費となり、1日3,006円(税込)が患者負担となります。 尚、一部の疾病については、除外されます。

  11. 医科点数表に規定する回数を超えて受けた診療の費用について(税込)
  12. 1腫瘍マーカー検査α‐フェトプロテイン(AFP)1,078円
    癌胎児性抗原精密測定(CEA)1,089円
    2リハビリテーション料脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ(1単位)2,695円
    廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ(1単位)1,980円
    運動器リハビリテーション料Ⅰ(1単位)2,035円
    呼吸器リハビリテーション料Ⅰ(1単位)1,925円

  13. 金属床による総義歯の提供
  14. 金属の種類一床当たりの価格(税込)
    上顎下顎
    白金加金・金合金1,650,000円1,650,000円
    コバルトクロム合金・ニッケルクロム合金330,000円330,000円

  15. 診断書・証明書等(税込)
  16. 当院所定様式の診断書・証明書5,500円分娩費等附加金請求書5,500円
    生命保険関係の診断書・証明書7,700円指定疾患診断書(新規・継続)3,300円
    身体障害者診断書11,000円学校提出用診断書・証明書2,200円
    年金診断書11,000円自賠責診断書5,500円
    おむつ証明書5,500円当院指定様式の医療金証明書/枚2,200円
    死亡診断書5,500円出生証明書5,500円
    死産証明書5,500円出産手当金請求書5,500円
  17. その他保険外負担に係る費用(税込)
  18. セカンドオピニオン(30分迄)11,000円オムツ(さらさらパッド)1枚110円
    セカンドオピニオン(60分迄)22,000円オムツ(テープタイプM)1枚165円
    診察券(再発行料)220円オムツ(テープタイプL)1枚176円
    松葉杖消耗品料(3ヶ月以内)1,100円オムツ(ベビー用)入院1日440円
    松葉杖買取料7,700円尿とりパッド 1枚44円
    死後処置料11,000円母乳バック(25ml)10枚入605円
    チンカラー2,200円母乳バック(50ml)50枚入2,530円
    外来用寝巻き2,629円母乳バック(100ml)50枚入2,640円
    体温計(紛失・破損)3,300円カルテ開示のみ(開示手数料)11,000円
    セキュリティボックス用合鍵・キーホルダーバンド
    (2ビル病棟以外)(紛失・破損)
    1,320円カルテコピーのみ(コピー手数料)1,100円
    セキュリティボックス用合鍵・キーホルダーバンド(2ビル病棟)(紛失・破損)440円CD-RまたはDVD 1枚(カルテ開示)2,200円
    更衣ロッカーの鍵550円白黒コピー 1枚(カルテ開示)22円
    ダルムスペース2,320円カラーコピー 1枚(カルテ開示)33円
    転倒防止シューズ(サンダル)2,310円面談料(保険会社等)11,000円
    テレビ用リモコン(紛失・破損)2,530円オンライン診療システム利用料550円
    入院患者さまが当院にてお亡くなりになられた場合、下記の料金を請求させて頂きます。
    【死後処置料・※チンカラー・※外来用寝巻き】 ※は資料した場合に限ります。

  19. 予防接種に係る費用(税込)
  20. ワクチン名
    6歳未満
    6歳以上
    四種混合14,300円13,750円
    五種混合24,200円23,650円
    二種混合(3ヶ月~7歳6ヶ月)8,250円
    二種混合 2期(11歳~13歳)7,700円
    BCG14,300円13,750円
    MR(麻疹・風疹)13,750円13,200円
    麻疹9,900円9,350円
    風疹9,900円9,350円
    日本脳炎(生後6月~90月)10,450円
    日本脳炎 2期(9歳~13歳)9,900円
    ポリオ13,200円12,650円
    子宮頸がん(ガータ・サーバ)20,350円
    子宮頸がん(シルガード)31,350円
    ヒブ12,650円12,100円
    小児肺炎球菌(20価)14,850円14,300円
    小児肺炎球菌(15価)14,850円14,300円
    みずぼうそう12,100円11,550円
    予診のみ(小学生未満)4,400円
    予診のみ(小学生以上)3,300円
    B型肝炎(定期、任意)9,350円8,800円
    おたふくかぜ9,900円9,350円
    帯状疱疹ワクチン(ビケン)

    11,550円
    帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
    25,850円
    ロタリックス(1価)18,700円18,150円
    ロタリックス(5価)13,200円12,650円
    A型肝炎11,550円11,000円
    肺炎球菌(ニューモバックス)
    11,550円
    肺炎球菌(バクニュバンス)14,850円14,300円
    百日咳(ゴービック)24,200円23,650円
    RSウィルス(アレックスビー)
    29,700円
    RSウィルス(アブリスボ)
    34,650円
    インフルエンザ(HAワクチン)
    7,700円
    インフルエンザ(フルミスト点鼻液)11,550円
    新型コロナウィルス(12歳以上用)
    19,520円
    料金について、お住まいの市町村、年齢等により助成される場合があります。詳細については本館1階の医務部にお問い合せ下さい。

  21. 先進医療について
  22. 当院は厚生労働大臣の定める施設基準に適合する病院として医科の先進医療を実施しています。

    1)糖鎖ナノテクノロジーを用いた高感度ウイルス検査
    概要
    ウイルスに結合する糖鎖を固定化した、ウイルス粒子よりも小さなナノ粒子を用いて、検体中の微量なウイルスを捕捉濃縮精製することによって、従来のウイルス遺伝子抽出法よりもはるかに短時間で、簡単に高感度のウイルス性疾患の高感度検査を行うことができるようになった。高感度であることから、唾液など、ウイルス数が極端に少ない検体でも検査できる。よって、現在インフルエンザの検査で一般的な鼻腔粘膜スワブを使用する必要がない。すなわち非侵襲性の検査が可能となる。また、破壊したウイルスから遊離した遺伝子(核酸)や蛋白質がいつまでも残り、疾患には無関係となっても、従来の方法では区別できない場合がある。本方法では、感染性を保ったウイルス粒子のみを捕捉濃縮するため、より臨床治療に直結した検査が可能となる。
    金額
    2,000円(非課税)
    承認日
    令和2年2月1日
    診療科
    感染症科・感染制御科
    2)ウイルスに起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
    概要 ヘルペス性角膜内皮炎、ヘルペス性虹彩炎が疑われる片眼性の前眼部疾患。急性網膜壊死、サイトメガロウイルス網膜炎、進行性網膜外層壊死が疑われる網膜壊死病巣を有する眼底病変は、ヒトヘルペスウイルスが病因と疑われる。このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは前房水・硝子体液を手術時に採取して、本診断法によりHSV-1, HSV-2, VZV, EBV, CMV, HHV-6, HHV-7, HHV-8のDNAの同定をおこなう。この診断に基づいて適正な抗ウイルス治療をおこなう。
    ヒトヘルペスウイルスによる角膜内皮炎、虹彩炎、網膜炎の正確かつ迅速な診断が可能となる。これにより、適切な治療が早期から開始でき、より優れた治療効果が期待され、失明予防に寄与できる。本検査でウイルスが陰性となった場合は、抗ウイルス治療から離脱し、ステロイド薬、免疫抑制薬などの他の治療に移行できる。本検査を施行する事で、結果が陽性、陰性いずれの場合でも過剰あるいは不要な抗ウイルス薬投与を防ぐ事ができる。
    金額
    30,000円(非課税)
    承認日
    令和3年1月1日
    診療科
    眼科
    3)反復経頭蓋磁気刺激療法
    概要
    治療抵抗性うつ病に対して、反復経頭蓋磁気刺激による急性期療法が保険診療として導入されている。一方、治療抵抗性うつ病は再燃・再発しやすい。
    このようなうつ病の再燃・再発を抑制する/うつ症状の増悪を抑制することを目的とした維持療法への医療ニーズは大きい。
    反復経頭蓋磁気刺激は、既存の薬物療法とは作用機序が異なるため、薬物療法に反応しない患者に対しても、その有効性が期待できる。
    金額
    17,550円/回 (全40回 702,000円)(非課税)
    承認日
    令和5年8月1日
    診療科
    神経精神科・心療内科
    4)細菌又は真菌に起因する難治性の眼感染疾患に対する迅速診断(PCR法)
    概要
    内眼手術後や外傷後・感染後などからの眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する外因性眼内炎、体内に感染巣があり眼痛、前房蓄膿、硝子体混濁を呈する内因性眼内炎などでは早急に細菌感染を疑い検査する必要がある。このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは前房水・硝子体液を手術時に採取して、本診断法により細菌16SrDNAのPCRをおこなう。この診断に基づいて適正な抗生剤投与、硝子体手術をおこなう。
    経中心静脈高栄養法や各種カテーテルの留置に伴った真菌血症が全身的にあり、網膜後局部に網膜滲出斑、硝子体混濁、牽引性網膜剥離、前眼部炎症を呈する眼内炎や植物外傷などに起因する角膜潰瘍・眼内炎では早急に真菌感染を疑い診断を付ける必要がある。このような症例の前房水を前房穿刺、あるいは前房水・硝子体液を手術時に採取して、本診断法により真菌28SrDNAのPCRをおこなう。この診断に基づいて適正な抗真菌剤投与、硝子体手術をおこなう。
    細菌・真菌感染による眼内炎の正確かつ迅速な診断が可能となる。これにより、適切な治療が早期から開始でき、より優れた治療効果が期待され、失明予防に寄与できる。本検査で細菌、真菌が陰性となった場合は、抗菌薬投与から離脱し、ステロイド薬や免疫抑制薬などの他の治療に移行できる。本検査を施行する事で、結果が陽性、陰性いずれの場合でも過剰あるいは不要な薬剤投与を防ぐ事ができる。
    金額
    30,000円(非課税)
    承認日
    令和3年1月1日
    診療科
    眼科
    5)家族性アルツハイマー病の遺伝子診断
    概要
    家族性アルツハイマー病の原因遺伝子の変異に対する診断を行う。APP、PSEN1の遺伝子変異を明らかにすることにより、家族性アルツハイマー病の診断の正確性が向上し、患者および家族に対する遺伝子カウンセリングに際して有意義である。さらにその遺伝子構造の違いについて、現在は不可能であったとしても、将来、遺伝子治療に繋がり、根本治療ができる可能性がある。また、遺伝子情報は血族で共通であるため、対象者の血縁者についても診断に繋げることが可能となり、その人達や子孫の健康管理に貢献できる可能性がある。
    金額
    30,000円(非課税)
    承認日
    令和4年3月1日
    診療科
    神経精神科・心療内科、脳神経内科・脳卒中内科、ゲノム医療科
    6)タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
    概要
    生殖補助医療により得られた胚(受精卵)は、培養液に入った状態で専用の培養装置によって、温度・pH・浸透圧などが最適化された環境で培養を続ける必要がある。従来の胚の評価では胚培養士が培養装置から胚を取り出し、顕微鏡を用いて数回の観察・記録を実施していた。しかし胚が培養装置の外に出ると温度も気体濃度も全く違う環境にさらされる為、胚に大きなストレスを与えてしまう。そのような状況を回避し、培養装置から胚を取り出さずに、胚発育を観察できる器具として開発されたのがタイムラプス培養装置である。
    このタイムラプス培養装置を用いた胚の分割のタイミング・パターン解析から良好胚の選別が可能となるとする研究が進んでおり、妊娠率の高い胚の選別が可能となる可能性がある。ストレス回避と妊娠率の高い胚の選別が可能となり、妊娠率の向上が期待される。
    金額
    34,313円/回(非課税)
    承認日
    令和5年12月1日
    診療科
    産科・婦人科

  23. 選定療養について
  24. 当院で多焦点眼内レンズを使用する白内障手術を受ける場合、選定療養の費用として、通常の診療費とは別に以下の金額をご負担いただきます。
    多焦点眼内レンズの種類
    医薬品医療機器等法
    承認番号
    金額
    テクニスシンフォニートーリックVB
    22900BZX00360000
    159,210円
    テクニスシンフォニーVB
    22900BZX00005000
    137,210円
    テクニス シナジー TVB Simplicity
    22000BZX00139000
    218,566円
    テクニス シナジー VB Simplicity
    30200BZX00055000
    191,066円
    Clareon非球面PanOptixトリフォーカル疎水性アクリル眼内レンズ
    30200BZX00294000
    229,566円
    Clareon Vivity AutomoMe 眼内レンズ
    30500BZX00041000
    229,566円
    Clareon非球面PanOptixTORICトリフォーカル疎水性アクリル眼内レンズ
    30300BZX00153000
    254,866円
    ファインビジョンHP(POD F GF)
    30400BZX00197000
    172,710円
    テクニクス オデッセイ オプティブルーSimplicity30600BZX00024000204,530円
    テクニクス オデッセイ トーリックⅡオプティブルーSimplicity30600BZX00264000231,370円
    Vivinex ジェメトリック トーリック30500BZX00264000231,810円
    Vivinex ジェメトリック30500BZX00263000207,060円
選定療養とは、患者さんご自身が選択して受ける追加的な医療サービスで、その分の費用は全額自己負担となります。令和2年4月より、術後の眼鏡装用率の軽減を目的とした多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は、厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
当院は多焦点眼内レンズの白内障手術を行う医療機関として届出をしています。多焦点眼内レンズの対象となる患者さんには診察時に詳細をご説明致します。

12. ニコチン依存症管理料について

当院は、ニコチン依存症管理料の届出を行っており、禁煙の為の治療的サポートをする禁煙外来を行っています。
※当院は敷地内全面禁煙です。

13. マイナ受付について

当院は、マイナンバーカードを用いて医療情報を取得できる体制を整備しております。
電子資格確認(オンライン資格確認)に対応しており、マイナンバーカードを健康保険証としてご利用いただけます。正確な情報を取得・活用するため、マイナ保険証の利用にご協力お願いいたします。
マイナンバーカードで認証いただくことで、下記の情報が利用可能になります。
・受付時の本人確認と健康保険証の資格の有無が一度に実施可能です。
・高額療養費制度の負担区分が確認でき、「限度額適用認定証」がなくても、限度額を超える医療費の一時支払いが不要になります。
・特定検診情報や他院での投薬履歴の閲覧が可能となり、正確なデータに基づく診療・薬の処方が受けられます。
マイナンバー2

14. 情報通信機器を用いた診療について

情報通信機器を用いた診療の初診の場合、向精神薬を処方しておりません。

15. 負担軽減の取り組み事項について

  1. 勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に関する取り組み事項(2024年度)
  2. 看護職員の負担の軽減及び処遇の改善に関する取り組み事項(2024年度)
  3. その他の医療従事者の負担の軽減及び処遇の改善に関する 取り組み事項(2024年度)

16.医師の働き方改革に関する取り組み事項について

  1. 医師労働時間短縮計画(2024~2025年度)

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