皮膚科

研修可能なサブスペシャリティー領域

皮膚悪性腫瘍指導専門医、アレルギー専門医、医真菌専門医

プログラム責任者からのメッセージ

皮膚の一般的疾患から、腫瘍、水疱症、膠原病、感染症など幅広い疾患の診療を経験できます。
アトピー性皮膚炎や乾癬の最新の全身療法も積極的に行っています。診療はチームで行っており、手厚い指導を受けながら、診療にあたります。手術室手術も全身麻酔を含め多く、執刀医としての経験を積めます。
早い段階から学会発表や論文執筆を行い、学問として皮膚科を深めていきます。
皮膚科員は仲が良く、雰囲気がよいことが自慢です。
科員それぞれに合わせたフレキシブルな働き方ができる体制としています。ライフイベントなどを尊重しながら働き続けてもらえる診療科です。
皮膚科 常深 祐一郎皮膚科 診療部長・教授
常深祐一郎

研修プログラム

研修プログラムの詳細は以下をご覧ください。

概要・特徴

病棟診療・外来診療を通じて、皮膚科一般診療の知識の獲得を目標とし、さらに専門的な知識の修得をめざす。

診療科入職案内

募集要項

1次募集:令和7年11 月 4日(火)正午~令和7年11 月 14日(金)正午
2次募集:令和7年12 月 1日(月)正午~令和7年12月12日(金)正午
3次募集:令和8年1月 9日(金)正午~令和8年1月 23日(金)正午
上記は、専門医機構の登録期間です。当科は下記のように随時募集を行っており、入職を決定したのち、専門医機構の募集期間内に登録をお願いしています。

診療科説明会


個別に対応しておりますので、特に全体説明会は設けておりません。初期研修1年次より随時見学を受け付けています(学生のうちに見学にいらっしゃっても結構です)。見学にお越しいただき、当科のことを説明させていただきます。この見学が面接も兼ねています。その後、入職の意思表明をしていただいた時点で、入職の内定とさせていただきます。残りの研修期間を安心して初期研修に専念できるようにです。初期研修1年次の内に入職を決められる方もいらっしゃいます。見学のご希望はいつでもご連絡ください。
入局説明会のところに追加の写真科員一同、いつでも皆様の見学をお待ちしておりますし、入職を歓迎いたします。お気軽にご連絡、お越しください。

基本情報

医師数 24名
指導医数 8名
専攻医の主な出身大学埼玉医科大学、金沢医科大学、信州大学、など
他科研修の可能性 希望に応じて他科の研修をおこなうことも考慮します
関連大学診療科・関連施設関連大学診療科:聖マリアンナ医科大学、帝京大学、東京大学、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉医科大学国際医療センター
関連施設:深谷赤十字病院、市立青梅総合医療センター、小川赤十字病院、さいたま赤十字病院、国立病院機構 埼玉病院、熊谷総合病院、静岡県立静岡がんセンター
病床数 19床
1日平均外来患者数 91.3名
1日平均入院患者数 14.5名
過去3年間の入職実績 11名
連携施設数 12施設
【連携施設】埼玉医科大学総合医療センター皮膚科、埼玉医科大学国際医療センター皮膚腫瘍科、帝京大学医学部附属病院皮膚科、東京大学医学部附属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学病院皮膚科、静岡県立静岡がんセンター皮膚科、さいたま赤十字病院皮膚科、深谷赤十字病院皮膚科、国立病院機構埼玉病院皮膚科
【協力施設】小川赤十字病院、市立青梅総合医療センター、熊谷総合病院

お問い合わせ

皮膚科
担当:常深祐一郎
TEL:049-276-1247
E-mail:ytsunemi@saitama-med.ac.jp,hifugaku@saitama-med.ac.jp

診療科メンバーからのメッセージ

頭も手も使うので
たくさんの技術が
身につきます
S先生
2017年入職
(2013年聖マリアンナ医科大学卒)
皮膚科_椎名_2024納涼会
醍醐味や目指す医師像
皮膚科の特徴は、患者さんの多くが「痒み」や「痛み」、「見た目の問題」など自覚症状をもつことです。治療がうまくいけば患者さん自身がそれがわかりますので感謝してもらえますし、我々もよくなっていくのが目に見えてわかりますので大いにやりがいを感じることができます。皮膚科は皮膚に関することは全て診ますので、内科的な薬物療法から外科手術まで幅広く、頭も手も使うのでたくさんの技術が身につきます。
入職先の診療科を選んだ理由
私は埼玉医大出身ではなく、入職までは縁もゆかりもない大学でした。入職した理由は、関東圏にいたかったこと、知り合いがいたこと、病院見学(1日だけ)で雰囲気がよかったことくらいだと思います。どうしても働いてみないとわからない部分もありますし、科員も年々変わり雰囲気も変わっていきます。そこをあまり考えすぎるよりも、比較的不変な部分(立地や勤務体制など)で決めてしまっていい気もします。そういう意味では埼玉は住みやすい場所ですし、皮膚科の勤務体制は非常に働きやすい環境だと思います。具体的なことは長くなりますのでぜひお問い合わせください。
入職して良かったこと
まずは良い先生達と働けたことです。皮膚科1年生の頃から困ったときは必ず誰か相談にのってくれましたし、学会発表や論文作成など大変お世話になりました。特定の先生がというのではなく、診療科全体が若い先生を助ける、専攻医の先生の課題に協力することは当たり前という雰囲気があります。また働き方がとても自由な診療科だと思っています。もちろんやらなければいけない仕事はありますが、それが終われば時間の使い方は基本自由です。重症な患者さんがいる時や学会前、調べものがある日は残って、何もない日はぱっと帰ることもできます。今は科員も多いですので、有休をしっかり消化できるのも魅力です。
皮膚科_椎名_あざみ会
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
皮膚科だけでなく、全体が研修医の先生や外から来た先生をとても大事にする病院だと思います。私は他の病院から来ましたので、その部分は強く感じました。興味がありましたら、ぜひ病院見学、診療科見学に来てみてください。すぐに良い雰囲気を感じてもらえると思います。
1日のスケジュール
9:00 出勤  
9:00-12:00 病棟勤務、外来勤務、手術など 曜日によって担当の仕事をします。外病院勤務の日もあります。
12:00-13:00 昼食 日によりますが、診療科で数人で食べたり個人で食べます。
13:00‐15:30 外来勤務、手術など 自分で予約した患者さんの対応をします。
15:30‐16:30 チーム回診、チームカンファレンス 病棟チームで、入院患者さんの回診をします。
16:30-17:00 カルテ業務 その日のカルテ整理や、夕方回診内容の検討などします。
月曜午前
教授回診
入院患者を全員で診察した後、治療方針についてディスカッションします
火曜日
手術室手術
手術と病棟診療を交代しながら担当します
(火曜)16:30-17:30 診療科カンファレンス(前後に薬剤説明会) 教授も含め科員で症例の相談や振り返りをします。
(水曜)16:30-17:30 診療科カンファレンス(前後に薬剤説明会) 上記と一緒です。
17:30 退勤  
診療科・領域で経験できること
アトピー性皮膚炎、薬疹、接触皮膚炎、膠原病、乾癬、色素異常症、慢性皮膚潰瘍、皮膚悪性腫瘍、皮膚ウイルス感染症、皮膚細菌感染症、皮膚真菌症、蕁麻疹、水疱症
チームや業務ごとの小さなチームが多いので、ちょっとした疑問を数人で話し合って盛り上がる様子が毎日見受けられるほど仕事しやすい雰囲気です
SY先生
2021年入職
(2017年埼玉医科大学卒、2019年に他院皮膚科入局)
医局集合写真
醍醐味や目指す医師像
皮膚科は取り扱う疾患の範囲が広く、例えばアレルギー、感染症、自己免疫性疾患、悪性腫瘍など、皮膚に関わることは全て対象にします。治療法も様々で、内科的治療から手術まで行います。学生や研修医の時に得意なことや好きなことが絞り込めない時でも、皮膚科の中で経験し自分の興味のある領域に出会い、やりがいを見つける事ができます。
当院での専攻医の特色として、症例数や指導環境が揃っており、専攻医にとっては非常に有利です。また当科は、若手からベテランまで医局員の数が揃っており、将来的な目標も立てやすいです。近隣で開業したり市中病院の医長になる先輩とも交流があるので、先々のイメージがつきやすいのもアピールポイントです。
入職先の診療科を選んだ理由
医局員の出身大学も様々で、他の皮膚科医局での経験がある医師も多く、何といっても皆がとても仲がいいのが当医局の特色です。また病院の特徴として、人口は多いものの医師数は少ないといわれる埼玉県の中央にある土地柄から、症例数もおおく多彩で、連携先も多いです。
私は出身大学と研修病院は当院であるものの、皮膚科入局先は中部地方の出身高校の近くだったのですが、医師5年目に当院に戻ってきました。メンバーは半数以上変わっていましたが、上記理由もありとても充実した楽しい勤務が出来ています。
入職して良かったこと
皮膚科は、なによりも目に見えて症状が良くなるのが、とてもやりがいがあります。
皮膚から内科的な病気が分かることもかなり多いので、他の科との連携や、他の科からのコンサルト数も多いです。入局したての頃はままならなかった薬の名前や手術が理解できてくると、どんどん楽しくなっていきます。
研修医の頃は”アセスメント”が苦手だったのですが、今は皮膚疾患をみんなでアセスメントすることは、クイズを解いていくような楽しさがあります。私は入局した時よりも皮膚科が好きになっています。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
この医局は、なんといっても質問しやすい雰囲気はどこにも負けないと実感しています。私はもともと自分から話しかけるのが非常に苦手で、習い事なども慣れるのに時間がかかるタイプなのですが、この医局はチームや業務ごとの小さなチームが多いので、ちょっとした疑問を数人で話し合って盛り上がる様子が毎日見受けられるほど仕事しやすい雰囲気です。
私は1年ほどの産休・育休から戻ってきて時短勤務しているのですが、医局にマンパワーがあるので、どの勤務先よりも男女ともに病欠、有休休暇などが取りやすいのではと思います。勤務体系もとてもフレキシブルにすることが出来ます。
見学など来ていただけるのをお待ちしています。

大学病院であり症例が集まる分悩むことも多いですが、相談にのってもらえる環境があること、マンパワーがありワークライフバランスが取りやすいことも魅力です
FS先生
2021年入職
(2019年埼玉医科大学卒)
医局集合写真
醍醐味や目指す医師像
皮膚科は単純な科に思われがちですが、やってみると非常にたくさんの分野があり、内科的・外科的なことが両方できる必要があると感じます。例えば、手術や生検で取った検体も取ったら終わりではなく、病理組織を自身で顕微鏡でみて評価し診断するところまで行うため、意外と勉強することは多いです。また、診療する患者さんの年齢も赤ちゃんからお年寄りまでと幅広いです。そのため時として難渋する場面もありますが、皮疹の改善が患者さんのQOLに直結するため大いにやりがいがあります。また、診療に飽きることがありません。
入職先の診療科を選んだ理由
埼玉医科大学出身であり、ぎりぎりまで他科と悩んでいたこともあり他施設見学はしていません。ただ研修医の時に当院の皮膚科をまわった際に、症例数や種類が豊富で、雰囲気がよく、他施設と比較し手術を多く行っているという点が魅力的であり、この条件を満たす施設にはなかなか出会えないのではと思い特に悩まず決めました。
入職して良かったこと
もともと手術が好きだったので皮膚科1年目の頃から丁寧に根気強く指導頂き、様々な手術の執刀をさせてもらえるまで成長できたことにとても感謝しています。大学病院であり症例が集まる分悩むことも多いですが、相談にのってもらえる環境があること、マンパワーがありワークライフバランスが取りやすいことも魅力です。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
他院で診断治療に至らなかった症例を診断治療することができて患者さんが喜んでくれたときに、恵まれた環境で研鑽を積むことができてよかったなと思うので、初期の研修先は重要だと思います。悩んだらとりあえず一度見学に来て下さい。

困ったときには気軽に相談できる先輩が多く、安心して学べる、専攻医にとって最高の環境だと思います
ST先生
2024年入職
(2022年東京女子医科大学卒)
医局集合写真
醍醐味や目指す医師像
皮膚科は、患者さんの「かゆみ」や「痛み」、「見た目の変化」といった悩みに寄り添う診療科です。治療の効果が目に見えて分かるため、患者さんと一緒に良くなっていく喜びを感じられます。内科的治療から外科的処置まで幅広く対応し、観察力・判断力・手技など多くのスキルを身につけられるのも魅力です。皮膚の症状だけでなく、全身や生活背景にも目を向け、患者さんの生活そのものを支えられる医師を目指しています。
入職先の診療科を選んだ理由
埼玉医大を選んだ理由はいくつかありますが、学生時代にお世話になった教授のもとで指導を受けられることが一番の魅力でした。また、手術も積極的に行なっており、若手でもたくさん執刀する機会をいただけることや、見学した際の医局の雰囲気が和気藹々としていて温かかったこと、生活面(特に収入面)でも安定しており、研修に集中できる環境が整っていることもここを選んだ理由です。
入職して良かったこと
良かったことは、困ったときにすぐ相談できる安心感があることです。外勤先で困ってもLINEなどで連絡をすると必ず誰かが反応して、サポートしてくださいます。皮膚科1年目で右も左もわからない時は非常に助かりました。また、医局員が多いため業務が偏らず、プライベートの時間もしっかり確保できるのも大きな魅力です。安心して学びながら、自分の生活と両立できる環境があります。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
困ったときには気軽に相談できる先輩が多く、安心して学べる、専攻医にとって最高の環境だと思います。埼玉に縁もゆかりもない私でも毎日楽しく過ごしています。皮膚科に興味がある先生はぜひ一度見学にいらしてください。