呼吸器内科
研修可能なサブスペシャリティー領域
以下の各機構・学会の専門医・認定医の取得が可能:日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本睡眠学会睡眠専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本結核・非結核性抗酸菌症病学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、等
診療部長等からのメッセージ
当科では呼吸器とアレルギーのふたつのメジャー専門医を取得できます。
胸部中心に高い画像診断能力が身につくこと、抗菌薬・ステロイドや各種分子標的治療に熟達できること、重症管理・急変対応に強くなれることも大きな特徴です。肺がん診療もトップレベルのものが学べます。
症例が非常に豊富で、また専門医取得に必要な論文執筆も喘息・COPD・睡眠無呼吸症候群などの臨床研究にご参加いただき、円滑に達成できます。
アレルギー診療は主に外来で、重症喘息の各種新規治療やアレルゲン免疫療法、今や社会問題の食物アレルギー診療にも熟達できます。
内科は年数と共に外来が活躍の場になりますので、子育てする女性を含めこの領域の習得は有利とおもいます。働き方の多様性対応も、男子の子育て等含め、真っ先に推進してきました。
みなさまのご参加をお待ちしております!
胸部中心に高い画像診断能力が身につくこと、抗菌薬・ステロイドや各種分子標的治療に熟達できること、重症管理・急変対応に強くなれることも大きな特徴です。肺がん診療もトップレベルのものが学べます。
症例が非常に豊富で、また専門医取得に必要な論文執筆も喘息・COPD・睡眠無呼吸症候群などの臨床研究にご参加いただき、円滑に達成できます。
アレルギー診療は主に外来で、重症喘息の各種新規治療やアレルゲン免疫療法、今や社会問題の食物アレルギー診療にも熟達できます。
内科は年数と共に外来が活躍の場になりますので、子育てする女性を含めこの領域の習得は有利とおもいます。働き方の多様性対応も、男子の子育て等含め、真っ先に推進してきました。
みなさまのご参加をお待ちしております!

永田 眞
研修プログラム
研修プログラムの詳細は領域別専門医研修プログラムのページをご覧ください。
概要・特徴
県内外の広範な地域より紹介患者を受け入れており、各種呼吸器感染症、気管支喘息、COPD、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群、肺癌を含め常時40床前後の入院患者の診療に当たっている。外来には一般呼吸器外来に加え、当科を基盤とした大学病院としては日本で最初の「アレルギーセンター」を擁していることが大きな特徴である。アレルゲン免疫療法の施行例数は日本で有数であり、各種の抗体製剤治療が活発に行われ、そして日本アレルギー学会の関東支部を担ってアレルギー専門医育成機関として機能している。また「睡眠呼吸センター」をも擁し、地域の睡眠無呼吸症候群診療の中核を担っている。肺癌については内科診療を国際医療センター(呼吸器腫瘍内科)の教授職が週2回肺癌診療カンファランスを開催することなどで同院と同水準で行っており、二病院の連携体制のもとに県における中心的存在としての役割を果たしている。
当科の初期研修としては、呼吸器感染症、アレルギー性疾患、びまん性肺疾患、閉塞性肺疾患、肺癌など幅広い呼吸器疾患の診療を経験できるように配慮したプログラムを実施している。加えて、アレルギーセンターでの外来専門的診療の研修体験プログラムを提供している。なお研究分野では気管支喘息を中心としたアレルギー性疾患の臨床・基礎的研究、COPD・睡眠無呼吸症候群の臨床研究、PCRを用いた感染症研究等を行い、国内外における学会で精力的に活動を行っている。
研修内容と目標
専門研修 | 卒後年数 | 研修内容と目標 | 資格等 |
1年目 | 卒後3年目 | 様々な呼吸器疾患を多く経験する。画像、呼吸機能、気管支鏡、胸腔穿刺などの検査や、薬物療法、人工呼吸管理などの治療を学ぶ。症例報告などの学会発表を行う。 | JMECC |
2年目 | 卒後4年目 | 様々な呼吸器疾患に対して、ガイドラインやEBMに準拠した治療を行う。上記の検査や治療を習得する。症例報告などの学会発表または論文作成を行う。 |
|
3年目 | 卒後5年目 | 希少な疾患に対しても、主体的に、検査や治療方針を決定できるようにする。上記の検査や治療を、研修医などに指導できるようにする。学会発表または論文作成を行う。 |
|
4年目 | 卒後6年目 | 様々な呼吸器疾患の病態、診断、治療を理解し、病棟におけるチーム医療で研修医などに指導する。学会発表や論文作成を行う。臨床研究を開始する | 内科専門医、アレルギー専門医 |
5年目 | 卒後7年目 | 様々な呼吸器疾患の病態、診断、治療を正確に理解し、病棟におけるチーム医療で中心的役割を果たす。専門外来を行う。学会発表や論文作成を行う。 | 呼吸器専門医、気管支鏡専門医 |
6年目 | 卒後8年目 | 様々な呼吸器疾患の病態、診断、治療を正確に理解し、病棟におけるチーム医療で中心となる。専門外来を行う。学会発表や論文作成を行う。 |
|
7年目以降 | 卒後9年目以降 | チーム医療では指導者となり、病棟や外来診療において中心となる。研究に関する学会発表や論文作成を行う。 | 医学博士 |
診療科入職案内
募集要項
次の9内科共通です。血液内科、呼吸器内科、リウマチ膠原病科、消化器内科・肝臓内科、内分泌内科・糖尿病内科、神経内科・脳卒中内科、腎臓内科、総合診療内科、感染症科・感染制御科
診療科説明会
特に診療科説明会は設けておりません。見学にお越しいただき、当科のことを説明させていただきます。基本情報
医師数 | 34名 |
指導医数 | 12名 |
病床数 | 42床 |
1日平均外来患者数 | 87.1名 |
1日平均入院患者数 | 46.1名 |
過去3年間の入職実績 | 8名 |
お問い合わせ
診療科メンバーからのメッセージ
専攻医インタビュー
患者さんにとっての最善を考え
誠実に対応できる
医師を目指したい
誠実に対応できる
医師を目指したい
I先生
2021年入職
(2019年埼玉医科大学卒)
2021年入職
(2019年埼玉医科大学卒)

醍醐味や目指す医師像
知識と技術を習得し、治療や診断において直接的な責任を持ち医療チームの一員として患者さんをサポートできることです。まだ理想には程遠いですが、患者さんにとっての最善を考えて治療などの選択肢を提案し、誠実に対応できる医師を目指したいです。
呼吸器内科を選んだ理由
家族が喘息を患っており、医学生の頃から他の科と比べると呼吸器疾患には興味がありました。研修医となり当院の呼吸器内科をローテした際、急性期から慢性期まで患者さん・ご家族に寄り添い診療を行っている呼吸器内科の先生たちの姿をみて自分もそんな医師になりたいと思いました。当院呼吸器内科は間質性肺炎、感染症、肺癌からアレルギー疾患まで幅広く診療を行っており、専攻医として研修するのに理想的な環境であり入職を決めました。カンファレンスや勉強会など教育体制が充実していることも当科を選んだ理由の1つです。
入職して良かったこと
呼吸器内科へ入職し、数多くの症例を経験させていただき、また周りの先生方にも助けていただきながら日々少しずつではありますが成長できていると実感しております。また科員の先生方には困ったことなどあればサポートしていただき、頼れる先生方がいる中で仕事ができる環境にとても感謝しています。

初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
当院は埼玉県西部地区・また埼玉県全域の中心的な医療機関であり、common diseaseから希少疾患まで豊富な症例を経験することができます。医師として若手のうちに多くの症例を経験することは、必ず今後の成長に繋がるはずです。みなさんとご一緒に働ける日を楽しみにしておりますので、ぜひ一度見学にお越し下さい。
1日のスケジュール
出勤 | ||
8:45(火/金 8:30) | カンファレンス | 教授含め科員全体で当直帯の申し送りや気管支鏡検査の内容を共有します。火曜は全症例、金曜は新患症例のカンファレンスを行った上、教授回診を行います。 |
9:00 | チームカンファレンス・回診 | 各チーム毎に担当患者の検査・治療方針の確認や相談、回診を行います。 |
9:30 | 病棟業務・外来業務 | 主に入院患者の病棟業務を行います。また外来日は担当患者の外来も行っています。 |
12:00 | 昼休憩 | |
14:00 | 気管支鏡検査 | 気管支鏡検査は月曜~金曜に2件の検査枠があり、担当患者の気管支鏡検査がある場合は午後に検査を行っています。 |
病棟業務 | 新規入院患者の対応や処置(胸水穿刺・胸腔ドレーン挿入・CV挿入 etc...)、急患患者の対応(当番制)などを行います | |
16:00 | チームカンファレンス・回診 | 夕に再度チーム毎にカンファレンスを行い、方針の確認や情報共有を行います。木曜は夕に癌カンファレンスを行っています。 |
退勤 |
主な経験症例とおよその経験数
平均担当患者数- 5~7人
経験症例
- 肺炎など呼吸器感染症
- 各種間質性肺疾患
- 肺癌・悪性胸膜中皮腫
- 気管支喘息などアレルギー疾患
- COPDなど各種慢性気道疾患
- 気胸
- 睡眠時無呼吸症候群