眼科

プログラム委員長からのメッセージ

こんにちは、埼玉医科大学アイセンターのホームページにご訪問くださりありがとうございます。
埼玉医科大学毛呂病院は埼玉県西部地区と周辺地域の中核病院で、地域の先生方と協力して患者さんの診療にあたっています。

2009年にアイセンターを開設し、医師のほか視能訓練士、看護師、薬剤師、栄養士、メディカルアシスタント、医療工学士、クラークなど複数の専門職員が眼科専属となって構成されたチームで日々、臨床、教育、研究に取り組んでいます。

眼はとても小さな臓器ですが、その中に広がる世界は広大で神秘にあふれまるで小宇宙です。眼科は外科学と内科学の両方を有し、また前眼部から後眼部、そして大脳視覚中枢までの視覚に関わるすべての組織に関して、診断から治療までのすべてを担当します。その意味で眼科医は極めて高い専門性をもったプロです。
アイセンターのスタッフは自信と誇りをもってチーム医療を実践しています。
今後まだまだ続く超高齢化社会において視覚を保つことは健康寿命を延ばす大きなキーですから眼科医のニーズと責務は増すばかりです。
アイセンターのメンバーは皆それぞれ家庭人として、親として、地域のコミュニティの一員としてなど、複数の立場を持ちながらプロの医療人として活躍しています。教室では相手の立場や価値観を尊重しお互いに高めあう雰囲気を大切にしています。
若い医師もベテランの医師も常に新しいことに挑戦し、慣習や固定概念にとらわれず、協力しながら自分をそして教室を進化させています。

埼玉医大アイセンターに興味を持ってくれた方は是非気軽に連絡をください。出身大学、研修施設、国籍を問わずアイセンターに参加してくれる方ウエルカムです。
一人一人の考えでみんなの教室を創っていきましょう。
眼科診療部長 教授
眼科診療部長 教授
篠田 啓

研修プログラム

研修プログラムの詳細は以下をご覧ください。

概要・特徴

プログラムの目的
眼科疾患は小児から高齢者まで幅広い年齢層が対象で、内科的治療だけでなく外科的治療も必要とし、幅広い医療技能の習得が求められています。

埼玉医科大学眼科専門研修プログラムでは、以下のような眼科医の育成を目的とします。
  1. 一般眼科学に精通するとともに、一人一人が専門分野を身につけ最新の知識・技術を日常診療に役立てることが出来る眼科医
  2. 総合病院の眼科医として診療するのに必要かつ十分な技術を身につけ、将来地域の基幹病院で活躍できる眼科医
  3. 研究マインドを持ち、エビデンスに基づいて科学的に思考できる眼科医
眼科01

診療科入職案内

募集要項

1次選考日:令和6年11月15日(金)

診療科説明会


埼玉医科大学眼科ホームページよりご確認ください。

基本情報

連携施設数 16施設
埼玉医科大学総合医療センター、亀田総合病院、帝京大学医学部付属病院、杏林大学医学部付属病院、慶應義塾大学病院、横浜市立大学附属病院、東海大学医学部付属病院、日本大学医学部附属板橋病院、国立成育医療研究センター、国立病院機構埼玉病院、丸山記念総合病院、明海大学歯学部付属明海大学病院、東海大学医学部付属八王子病院、熊谷総合病院 等

お問い合わせ

眼科
担当:渋谷
TEL:049-276-1250
E-mail:shibu@saitama-med.ac.jp

診療科メンバーからのメッセージ

若い時から
多数の経験を積みたい人に
オススメ
I先生
2015年入職
(2006年防衛医科大学校卒)
眼科_I先生01
醍醐味や目指す医師像
最初は眼科専門医を目標にする人がほとんどだと思いますが、実際は専門医を取ることは眼科医としてスタートラインに立っただけに過ぎないことに気づきます。
専門医取得が条件となっている手術や手技ができるようになり幅が広がりますので、さらにサブスペシャリティを目指すことが専門医の醍醐味の一つと考えられます。もちろん救える患者の幅も増えます。
アイセンターはほぼ全ての領域の患者が来るため症例を実際に経験しながら自分のやりたい専門領域を決めることができるし、逆に専門を決めずどんな症例でも対応できる医師を目指すこともできます。
眼科_I先生02
眼科_医局員
眼科を選んだ理由
手術件数がかなり多い病院であり、やりたいと思っていた角膜移植も埼玉県では最も多く実施されていたことと、大学院に入り学位の取得をしたかったために研究と臨床の両立ができる埼玉医大に入職しました。
入職して良かったこと
患者数はこれまでいくつか経験してきた大学病院と比較して2-3倍の患者が紹介されてくるが、アイセンターは①手術室と病室が近い(同フロア)②眼科専用の手術室がある③外来と病棟、手術室の連携が強い、という特徴があるため緊急手術が必要な患者が来院した時点で情報が手術室まで伝わり手術に必要な機械の準備が眼科専用の手術室で進められますのであまり待ち時間なくスムーズに緊急入院、緊急手術が行われます。そのため、患者が多くてもこれまでの勤務先と同じかそれよりも早く勤務が終わることが多いです。大学では珍しく平日は毎日手術日なので件数も多く、おかげで自分の専門分野の手術に関しては埼玉県で一番多く執刀しています。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
アイセンターのシステムは、効率よく検査や手術をするために眼科に特化したシステムですので、無駄がなく診療に時間を使うことができるのですが、裏を返せばあまり間延びすることなく働くことになるので、ゆっくり勤務をしたいという方には合わないと思います。
他の私が経験してきた大学と比較すると患者数は2から3倍程度いますが帰宅時間自体はあまり変わってはいないため、勤務自体が濃密で無駄があまりないと感じます。
手術件数が多いために最新機器や最新の手術法がいち早く取り入れられ実践されていますので、若い時から手術や経験を多く積みたいという方にはオススメの科です。
1日のスケジュール
8:00 出勤  
8:30 病棟患者診察  
10:00 手術  
16:00 術前カンファランス  
  緊急手術があれば適宜対応  
17:30 退勤  
診療科・領域で経験できること
  • 専門医取得に必要な手術件数は最初の1年でほぼ終了
  • 専門医取得に必要な学会発表数は最初の1-2年で終了

専攻医インタビュー

圧倒的な症例数、手術数は
何事にも代えられない経験
H先生
2021年入職
(2019年埼玉医科大学校卒)
眼科_H先生
醍醐味や目指す医師像
眼科の外来では、毎日多くの患者さんを診察しています。眼科は他の科と比べて学生や初期研修医にとってあまり馴染みもなく、眼科に入職したばかりの頃は診察するだけでも精一杯でした。
入職して1年ほど経つと診察や疾患の診断もかなり慣れてきます。当科では他の病院の眼科に比べて学年が早いうちから手術を執刀できます。手術も最初は全く歯が立たないですが、1~2年ほど経験すると1人で完投できるようになり、その時は大きなやりがいを感じます。
医師像としては、患者さんの悩みをよく聞き、それに出来る限り応えていく医師になりたいと思っています。
眼科_H先生02
眼科を選んだ理由
私は父親が眼科医で、学生時代から眼科医を志していました。
初期研修医の頃は内科に進むことも考えましたが、眼科を研修し眼科への入職を決意しました。
理由としては、埼玉県全体の眼科疾患を担う病院での圧倒的な症例数、手術数です。症例数が多く、業務をこなすのは大変ですが、何事にも代えられない経験ができると思いました。
眼科_H先生03
入職して良かったこと
他大学では白内障を執刀するのに3~4年目で数症例しか経験できないが、1年間で100件前後を執刀できた。
外科は経験も大切なので、早い時期から色々とやらせてもらえることは大変勉強になりました。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
眼科はいわゆるマイナー科であり、初期研修医の皆さんにとっては馴染みもない科だと思います。しかし眼科は、眼科でしか出来ない事がたくさんあり、専門性が非常に高い科です。
眼科に関しては、実際に研修して診察や手術を自分の目で見ないとわからないこともたくさんあると思うので、ぜひ研修にまわって来てください。
プログラムスケジュール
年次 研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等 論文、院外活動、他
医師3年目 丸山記念総合病院  
1日のスケジュール
8:30 出勤  

病棟患者診察 入院中の患者さんを全員診察します
10:00 手術 白内障・緑内障・硝子体手術など全てのジャンルのOPEをします
16:00 入院患者診察及び業務 新規入院患者さんの診察
16:30 カンファレンス 手術や入院患者さんの症例についてのカンファレンスを行います
18:00 退勤  
主な経験症例
  • 白内障手術、助手を含めて100症例を5年間で必要とするが、執刀数が年間100眼ほどある
  • 緊急を要する症例も多数担当