病理

研修プログラム

研修プログラムの詳細は以下をご覧ください。

概要・特徴

1.診療科の特徴、特色


医学部病理学と大学病院中央病理診断部は別組織ですが、本学の病理医は全員がその両方に属しています。基礎医学と臨床学の架け橋である病理学は、大学と病院の架け橋でもあるのです。さて、中央病理診断部では生検・手術でとられた組織・細胞診材料・染色体材料が毎日受け付けられています。診断には通常の組織染色に加えて、免疫染色・polymerase chain reaction(PCR)法、in situ hybridization(ISH)法、 fluorescence in situ hybridization(FISH)法も日常の病理診断業務に頻用されています。診断結果は染色 体検査を除き、コンピュータ化され、部門システムから瞬時に電子カルテに送信されます。

2.令和5 年度診療実績

病理組織診断 9,421件
迅速診断 113件
細胞診 9,808件
迅速細胞診 1件
電子顕微鏡的診断 80件
染色体検査 62件
病理解剖
院内 20件
院外 4件

3.体制

前述のとおり若手の病理診断指導には病理学教室教員、国際医療センター、総合医療センターの病理医が参加しています。
外科病理カンファレンス
平日には、毎日午後4時から興味例、診断困難例などに関して、全員で個々の検討を行い、幅広い意見のもとに最終診断を行っています。また月一回、金曜日の13時から細胞診カンファレンスを行い、病理医と細胞検査士資格を有する検査技師のレベルアップをはかっています。その他消化器一般外科、腎臓内科とのカンファレンスを定期的に開催しています。

4.プログラムの特色

病理診断のスペシャリストである病理専門医資格取得をめざすプログラムです。
1972年の教室開設以来、われわれは人体病理学を中心に研究を展開してきていますが、近年の分子生物学の進歩とともに病理学にも分子レベルでの診断・治療に対する要求が高まり、分子病理学的手法が導入されています。病理専門医としての資格には、これらの細胞・組織診断や病理解剖診断の能力とともに症例報告や蓄積された症例の解析研究などのアカデミックな能力も要求されています。これは病院の中で病理医が臨床医から求められている能力そのものであり、病理医でありかつ研究志向がある方に埼玉医大の病理学教室は広く門戸を開いています。

5.キャリアパス

病理_キャリアパス

6.中央病理診断部 / 医学部病理学の人々

病理_医学部病理学の人々

診療科入職案内

募集要項

診療科説明会

特に診療科説明会は設けておりません。見学にお越しいただき、当科のことを説明させていただきます。

基本情報

医師数 5名
指導医数 2名
連携施設数 6施設
埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、群馬大学医学部医学部付属病院、公立富岡総合病院、済生会宇都宮病院、国立病院機構西埼玉中央病院

研修連携施設

施設名 担当領域 施設分類 病床数 専任病理医 病理専門医 剖検数 組織診 迅速診 細胞診
埼玉医科大学病院 組織(生検、手術)、迅速、解剖、細胞診 基幹施設 961 5
3
36
 (34)
9156 107 9841
埼玉医科大学国際医療セン夕一 解剖 基幹施設 700 12 10
20
 (1)
13429
1360 8302
埼玉医科大学総合医療セン夕一 組織(生検、手術)、迅速、解剖、細胞診 基幹施設 1053 15 10 18
 (1)
12234 460
10790
群馬大学医学部付属病院 解剖 基幹施設 731 12 11 18 10906 801 5945
国立病院機構西埼玉中央病院 組織(生検、手術)、解剖 連携施設2群 325 1 1 6
 (1)
2033 31
4141
公立富岡総合病院 組織(生検、手術)、迅速、解剖、細胞診 連携施設3群 341 1 1 0 2616 29 2791
済生会宇都宮病院 組織(生検、手術)、迅速、解剖、細胞診 連携施設2群 644 2 2 7
 (1)
8392
312 11613
※ (  )内は本プログラムに投入される教育資源数です。

お問い合わせ

病理
担当:山田
TEL:049-276-1446
E-mail:taketo@saitama-med.ac.jp