小児外科
研修可能なサブスペシャリティー領域
以下の各機構・学会の専門医・認定医の取得が可能:日本外科学会外科専門医、日本小児外科学会小児外科専門医、小児外科指導医、がん治療認定医、日本周産期・新生児医学会認定外科医
診療部長等からのメッセージ
小児外科は少人数ですが、幅広い疾患を扱い、教科書には出ていないような病態にも多く遭遇します。そこで、皆で知恵を出し合って日々より良い治療を模索していっています。そのため、個々が積極的に診療に参加し、お互いに意見を言い合い、助け合っています。若手の先生の意見も大事です。
小児外科は幅広い疾患を扱うため、他科の知識を導入できることも少なくなく、今後もどんどん治療が新しくなっていくことが予想されますので、一生飽きることはないと思います。また、小児外科で得られるスキルは年取って外科医をやめた後でもさまざまな診療、または診療以外でも必ず役に立ちます。外科に興味はあるが、大変だからなと思っている方、是非小児外科をのぞきに来てください。
小児外科は幅広い疾患を扱うため、他科の知識を導入できることも少なくなく、今後もどんどん治療が新しくなっていくことが予想されますので、一生飽きることはないと思います。また、小児外科で得られるスキルは年取って外科医をやめた後でもさまざまな診療、または診療以外でも必ず役に立ちます。外科に興味はあるが、大変だからなと思っている方、是非小児外科をのぞきに来てください。

田中 裕次郎
研修プログラム
詳細は以下をご覧ください。概要・特徴
小児外科の診療は、新生児から15歳までの脳神経・心臓・整形外科領域を除いた頚部から胸部、腹部、泌尿器に至る疾患を対象とし、外傷や悪性腫瘍にも取り組んでいる。また、整容性の高い内視鏡外科手術を、日本内視鏡外科学会技術認定取得者のもとで積極的に導入している。小児の成長発達にも配慮した安全で侵襲の少ない、しかもQuality of Lifeを念頭においた治療を目指している。当科は1994年に診療科として発足。1998年10月にはクリーンルーム、プレイルームを完備した新病棟へ移転した。その後、2007年4月から小児科との共用病棟へ移転。2008年12月に3フロアーを改修し、産科・新生児科・小児科・小児外科で成育医療センターを発足させた。その結果、連携がより密となり、充実した内容の小児医療の教育を受けることが可能となった。近年は埼玉医科大学国際医療センターと連携し、悪性腫瘍症例も多く扱っている。
研修内容と目標
専門研修 | 卒後年数 | 研修内容と目標 | 資格等 |
1年目 | 卒後3年目 | 関連施設にて成人外科研修を行い、外科手技を習得する。 |
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2年目 | 卒後4年目 | 関連施設にて成人外科研修を行い、外科手技を習得する。小児外科診療にも触れる。 |
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3年目 | 卒後5年目 | 外科専門医取得に必要な手術経験を充足させ、外科に必要な基礎的な知識を身に着けて、基本的な手技を一人でおこなえるようになる。 |
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4年目 | 卒後6年目 | 本格的な小児外科の研修を開始する。 | 外科専門医 |
5年目 | 卒後7年目 | 小児外科執刀経験を積む。 |
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6年目 | 卒後8年目 | 小児外科専門医に必要な学術的な経験もしつつ、小児外科疾患を幅広く学ぶ。 | 小児外科専門医 |
7年目以降 | 卒後9年目以降 | 高難度症例の執刀ができるように研鑽を積みつつ、学術的な実績も重ねていく。
また、若手医師の育成にも携わることで、自己のレベル向上もはかる。 |
医学博士
小児外科指導医 内視鏡外科技術認定取得者 |
診療科入職案内
募集要項
以下のお問い合わせ先へご連絡ください。診療科説明会
特に診療科説明会は設けておりません。見学にお越しいただき、当科のことを説明させていただきます。基本情報
医師数 | 5名(+産休1名) |
指導医数 | 2名 |
病床数 | 9床 |
1日平均外来患者数 | 8名 |
1日平均入院患者数 | 7名 |
年間手術数は約250例である。また、新生児外科症例は、年間15例程度を経験できる。 |
お問い合わせ
専攻医インタビュー
最大の魅力は
手術のやりがい
手術のやりがい
N先生
2021年入職
(2019年群馬大学卒)
2021年入職
(2019年群馬大学卒)

醍醐味や目指す医師像
なんといっても小児外科の最大の魅力は手術のやりがいに尽きるかと思います。かなり多岐にわたる疾患があり非常に難しいところもありますが、自分の手術加療で子供達が元気になる姿を見られることはとても嬉しいです。家族にも感謝されることが多く、たとえ手術が大変でも報われる瞬間です。一般外科専門医を終えての専攻になるため、大人から子供までの外科疾患をマスターできるため、どの施設でも重宝されることが多いです。
小児外科を選んだ理由
当施設の特徴は多様な症例数および幅広い疾患を多く扱える点にあるかと思います。多くの症例がこども病院に集約されていく中、当病院は大学病院でありながら地域の中核病院としての役割も担っており、幅の広い疾患を経験することができます。チームワークよく日々の診療をこなしており、手術の指導から病棟管理まで非常に良い指導体制となっており、人間関係に困るようなことはまずありません。
入職して良かったこと
診療科としてしっかりとした組織の基に動いてますので、日々の診療にもストレスを感じませんし、また他施設との交流も多く人間関係が非常に広がりました。学会先で皆でご飯を食べたりするような機会もあり、非常に楽しい日々を送れております。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
一般外科専門医取得後の進路になるのでややハードルが高いように思えますが、逆に言うと大人から子供までの外科疾患に対応できることもメリットに感じます。非常に多くの疾患を学ばなければならないため大変ではありますが、子供達の笑顔、またそのご家族から感謝される機会も非常に多く、日々やりがいをもって仕事ができております。
外科手術が好きな方、子供が好きな方はぜひ小児外科で一緒に働きましょう!
外科手術が好きな方、子供が好きな方はぜひ小児外科で一緒に働きましょう!
1日のスケジュール
7:40 | 出勤 | |
8:00 | カンファレンス | |
8:30 | 手術 | |
12:00 | 昼食(皆でキッチンカーのカレーを食べたりします) | |
13:30 | 手術、病棟業務など | |
16:00 | 病棟回診など | |
17:30 | 退勤 |