形成外科

研修可能なサブスペシャリティー領域

​日本形成外科学会専門医
​創傷外科専門医
頭蓋顎顔面外科専門医

プログラム責任者からのメッセージ

基幹施設の埼玉医科大学病院では、難治性潰瘍(褥瘡など)、先天性疾患、腫瘍など幅広い疾患を経験することができます。

その他、再建外科や小児先天性疾患の専門施設で研鑽を積むこともできる、幅広い研修プログラムです。

形成外科員の出身大学は多岐にわたり、特定の学閥はありません。また社会人を経験してから医師になったスタッフも多く在籍しています。専攻医の経験年数に応じて、幅広く執刀機会が得られるシステムが整備されています。またワークライフバランスや職場の心理的安全性を考慮し、スタッフが安心して働ける環境を維持するよう配慮しています。特に、出産によってキャリアを中断しなくて済むよう、時短勤務などさまざまなサポートが充実しています。これにより、スタッフが長期的にキャリアを築くことができる体制が整っています。
形成外科・美容外科 佐藤智也形成外科・美容外科
准教授 佐藤智也

研修プログラム

研修プログラムの詳細は以下をご覧ください。

概要・特徴

埼玉県西部地域に拠点を置く埼玉医科大学の3病院を中心に、関東圏の関連施設において形成外科の専門研修を行う。
創傷外科、頭蓋顎顔面外科、皮膚腫瘍外科、小児形成外科、マイクロ再建外科等多彩な症例を経験することが可能です。関連施設には大学病院、地域中核病院、専門病院(小児、再建外科など)が含まれます。
形成外科01

診療科入職案内

募集要項

診療科説明会

希望者に随時行っています。お気軽にお問い合わせください。

基本情報

医師数 15名
指導医数 7名
専攻医の主な出身大学埼玉医科大学、徳島大学、三重大学
他科研修の可能性 研修者の希望に応じて他科の研修を行うことは可能です。ただし、基幹施設の医師数や関連施設における受け入れ状況によって左右されます。
関連大学診療科:東京大学、杏林大学、自治医科大学、帝京大学など
その他、国保旭中央病院、静岡県立こども病院など
病床数 50床
1日平均外来患者数 50名
1日平均入院患者数 60名
過去3年間の入職実績 10名
連携施設数 10施設
埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センター、東京大学医学部附属病院、杏林大学医学部付属病院、自治医科大学附属病院、帝京大学医学部附属病院、地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院、社会医療法人財団石心会埼玉石心会病院、地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立こども病院、豊岡第一病院

お問い合わせ

形成外科
担当:佐藤 弘樹
TEL:049-276-1230
E-mail:saitama.keisei@gmail.com

診療科メンバーからのメッセージ

安心して成長できる環境
I先生
2017年入職
(2013年佐賀大学卒)
形成外科・美容外科_I先生01
醍醐味や目指す医師像
形成外科は「頭のてっぺんから足先まで」診る診療科であり、全身の解剖知識が必要で、手術も多岐にわたります。専門医になるまでに様々な手術を経験してきましたが、現在は主に小児形成外科を専門としています。口唇口蓋裂などの先天異常にも対応していますが、治療を通じて成長をサポートすることができ、非常にやりがいを感じています。
形成外科を選んだ理由
埼玉医科大学病院で初期研修をしていましたが、入職先は外科系の診療科を考えていました。形成外科を研修で回った際に当科の先生方に優しくしていただき、様々な手術を行っている形成外科という分野に興味を持ち入職しました。
入職して良かったこと
それぞれの分野で一線級の活躍をされている先生方に直接ご指導を受けました。入職1年目から様々な手術を執刀する機会をいただきましたが、指導医の先生が指導に入り、形成外科医として成長できました。
形成外科・美容外科_I先生02
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
当科は様々な大学出身の医師が集まっており、他大学出身でも疎外感を感じることはありません。日々助け合って研鑽、診療にあたっているので安心して成長できる環境です。専門医による指導体制も整っておりますので、興味がありましたら是非見学、研修にお越しください。
1日のスケジュール
8:00 カンファレンス 教授も含め科員全体で入院患者や手術の検討をします。
9:00 手術 指導医から指導を受ける体制が整っています。
13:00
昼休憩

15:00 手術、病棟、外来 手術以外の業務にも対応します。
18:00 退勤 仕事が終了次第退勤します。
診療科・領域で経験できること
  • 当科の専門医プログラムで専門医取得に必要な症例はすべて経験できます。
  • 壊死性筋膜炎や褥瘡などの慢性創傷の症例数が多いことが特徴です。

専攻医インタビュー

疾患はとても幅が広く
日々新たな経験があります
U先生
2020年入職
(2018年埼玉医科大学卒)
形成外科_U先生01
醍醐味や目指す医師像
形成外科は臨床研修2年の後、4年間の形成外科研修を経て専門医試験の受験資格を得ることができます。
4年間というと長いように感じますが、扱う疾患は「外傷・先天奇形・難治性潰瘍・再建・美容」ととても幅が広く、日々新たな経験があります。
形成外科には治りにくい傷・傷痕の治療でいらっしゃる方が多く、治療方針に苦慮する症例も多々ありますが、専門医の先生方のアドバイスや協力を得て傷がきれいになったときはとてもやりがいを感じます。
とはいえ傷の治り方には個人差もあるので、本人が納得いく治療方法や治療期間等、各患者さんに適した治療方針の決定が必要です。個人の価値観に寄り添った治療ができるよう自分ができる治療の幅を広げていきたいと思っています。
形成外科を選んだ理由
学生のころから手術や内視鏡など手技が多い科に興味があり、進路に悩んでいた研修医2年目に当科をローテーションしました。
ローテーションしている中で、手術中の先生方がいきいきとしていてかっこいい!わたしもこうなりたい!と感じ、その感覚を信じて入職することを決めました。
形成外科_U先生02
形成外科_U先生03
入職して良かったこと
緊急対応も多いですが、男性医師も育休を取得していたり、趣味や家族との時間を確保することができたりと「自分の時間」を大切にしているスタッフが多く、お互いにそれを尊重し合える環境があります。
わたしも現在育児をしながら常勤として勤務しており、日々ワークライフバランスを模索しながら働いています。もちろん業務内容によっては勤務時間を超えてしまうこともありますが、上司や同僚・後輩の協力を得ながら充実した生活を送ることができています。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
研修医として現場で働き始めて、学生時代に学んできたこと以上に必要な知識や習得すべきことが多く大変な毎日かと思います。
わたし自身、自分が将来やりたいことは何なのか、どういう働き方をしたいのかなども含め悩むことが多かった時期だと記憶しています。
当科では難治性潰瘍を中心に外傷、先天性疾患、皮膚腫瘍など多岐にわたる疾患を扱っており、形成外科を目指している方にはもちろん、進路に悩んでいる方にもおすすめの科です。
また、各個人に合わせたキャリアプランの実現が可能です。
ぜひ一度見学にきてください!
プログラムスケジュール
年次 研修先の病院名、診療科、特に注力する研修等
医師3年目 埼玉医科大学病院
医師4年目 石心会病院
医師5年目 埼玉医科大学病院
医師6年目 埼玉医科大学病院
医師7年目 埼玉医科大学病院
1日のスケジュール
8:00 カンファレンス(月、金) 病棟・手術・術前の写真を供覧しながら症例検討していきます。
9:00 手術(月、金) 週2回全身麻酔の手術をしています。火~木で局所麻酔の手術をすることが多いです。
  病棟業務、外来(火、水、木) 週に1日外来担当日があり、それ以外は病棟業務・研修日です。
  終わり次第、各々退勤  
主な経験症例とおよその経験数
平均担当患者数
  • 5人

経験症例
  • 難治性潰瘍(褥瘡、足潰瘍)
  • 皮膚腫瘍(良性、悪性)
  • 顔面骨骨折
  • ケロイド、瘢痕
  • 先天奇形(合趾症、多指症)