埼玉医科大学研究シーズ集
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大学病院− 155 −梶原健1、丸茂雄太1、西本正純2、山口哲1、田丸俊輔1、水野由美1,2、水野洋介2,31産科・婦人科、2中央研究施設、3ゲノム医療科胎児発育不全(FGR)は、胎児の推定体重が一定よりも小さく、在胎週数に相当する発育より遅くなっている、胎盤由来の妊娠合併症といえる。FGRは様々な要因で生じることが知られており、その後その児において将来の成人病の発症率が高いことが知られている。また、FGRの遺伝的要因として、インプリンティング遺伝子が報告されているが、個々のFGR症例で、その遺伝子の発現量やメチル化による制御がどの程度影響あるのかについてはあまりわかっていない。そこで本グループでは、FGRの原因遺伝子の発現制御機構に着目し研究をおこなっている。本研究結果は、FGRの予防やFGRが原因の成人病の予防に役立つことができると考える。得意な技術(ノウハウ)遺伝子発現解析メチル化アレイ知的財産・論文・学会発表未発表子宮内胎児発育不全、FGR、胎盤、メチル化構成員研究概要子宮内胎児発育不全(FGR)の発症についての研究産科・婦人科教授梶原健キーワード

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