埼玉医科大学研究シーズ集
214/304

1埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター母体胎児部門2埼玉医科大学総合医療センター産婦人科− 212 −品川裕伯1堀井学1宮下真奈美1坂口史奈1井上健太1清水元治1厚川紗愛1川名奈美1野口梨佳1齋藤隼1高橋葉子1佐藤翔1柏原聡一郎1宮澤祐樹1木島幸1黄海鵬1酒井あゆみ1武井かほり1木崎雄一朗1鮫島浩輝1五味陽亮1魚谷隆弘2成田達哉1板谷雪子2江良澄子1矢部慎一郎1松永茂剛2長井智則2菊池昭彦1高井泰2身体のさまざまな部位での常在細菌叢(フローラ)の働きが注目されています. 産科領域では, これまでの報告から, 腟内フローラに関して, 特定の種のLactobacillus(Lac)が流早産を抑制する方向に作用すること, 腟内フローラの多様性が大きいほど流早産が増加することが示唆されています. 子宮内フローラに関しても, Lac属が優位な状態では出生率が良好との報告が散見されるものの, 妊娠中期流早産症例での検討はされていません. 本研究では周産期予後が不良な妊娠12週以降28週未満の妊娠中期流早産症例に対して, 16S rRNA解析で腟内および子宮内フローラを同定し正常産既往群と比較することで, 腟内および子宮内フローラが周産期予後に及ぼす影響を明らかにすることを目指します. (1)感染性流早産と膣内/子宮内フローラの関連(2)非感染性流早産と膣内/子宮内フローラの関連(3)子宮内慢性炎症と妊娠中期流早産の関連得意な技術(ノウハウ)●細菌叢の類似性, 相違性, 多様性などデータ解析知的財産・論文・学会発表学会発表1.源祥子ら. 妊娠中期流早産既往症例における子宮内細菌叢に関するpilot study. 第78回日本産科婦人科学会学術講演会. 2022年8月.研究助成1.源祥子. 埼玉医科大学医学部同窓会: 第33回落合記念賞研究助成金; (令和4年).2.源祥子. 埼玉医科大学若手研究者育成研究費助成事業: 研究助成金; (令和5年).構成員研究概要妊娠中期流早産症例に対する腟内および子宮内フローラの遺伝学的解析総合周産期母子医療センター助教源祥子キーワード流産超早産膣内/子宮内フローラ16S-rRNA遺伝子解析

元のページ  ../index.html#214

このブックを見る