保健医療学部− 289 −若山俊隆1(研究責任者),相澤康平1(研究協力者)大学院博士課程1名、大学院修士課程4名、学部4年生3名(2024年度4月現在)1臨床工学科医用機械工学研究室では、光制御と精密計測を基盤技術とし、次世代医療に貢献できる新たな医療診断技術の創出を目指しています。我々は、光三次元形状計測技術と共に、光の偏光と波面の制御および検出技術には、高いオリジナリティを有しています。最近は、形状計測できる三次元内視鏡や直径0.1mmの極細径内視鏡によるイメージング法の開発を行なってきました。また、特殊な光学素子を独自技術で開発し,光の偏光と波面をスナップショットで撮影できるイメージセンサの開発などを進めています。新しい光計測技術をさまざまな医学分野(放射線治療学、整形外科学、義肢装具学、耳科学、眼科学など)へ応用することに挑戦しています。我々の研究室のスタイルは、基礎実験の中で見出したユニークな現象を徹底的に調査し、そのメカニズムを明らかにした上で、応用技術へと発展させています。解析方法も現象を理解して独自の補正アルゴリズムを作り出しています。光学素子の開発から装置、およびソフトウエアまでを独自で創出することにも力を入れています。学生さんと共に楽しく研究して医療および医療従事者教育に少しでも貢献し、臨床で活きる研究開発をしていきたいと考えております。得意な技術(ノウハウ)・偏光制御技術(偏光光学素子の開発)・偏光検出技術・波面検出技術・三次元形状計測技術(キャリブレーション技術)・イメージング技術知的財産・論文・学会発表学会発表若山俊隆.直径100μmの単一の光ファイバーイメージングの挑戦.日本医工学治療学会第39回学術大会.2023年5月14日.(招待講演)論文T.Wakayamaetal.,Lenslesssingle-fiberghostimaging.AppliedOptics.2023,62(36),9559-9567,DOI:10.1364/AO.507550論文T.Wakayamaetal., Simultaneousdetectionofpolarizationstatesandwavefrontbyanangularvariantmicro-retarder-lensarray.OpticsExpress.2024,32(2),2405-2417,DOI:10.1364/OE.509574特許出願等埼玉医科大学、宇都宮大学.若山俊隆、東口武史.イメージング装置、および工学素子.特願2023-112989.2023/07/10キーワード光ファイバーイメージング、偏光・波面のスナップショット計測、三次元形状計測構成員研究概要医用機械工学研究室臨床工学科教授若山俊隆
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