保健医療学部− 290 −奥村高広1、白石直子1、相澤康平11保健医療学部臨床工学科(循環医工学研究室)本邦では他業務と兼務する臨床工学技士が人工心肺を操作し、限られた症例数での技術の習得と維持に苦悩している。そこで我々は経験に依存しないバルブ式半閉鎖型体外循環(valvetypesemi-closedextracorporealcirculation ; VACC)を開発。易操作性だけでなく、ウシ血液を用いた実験で低侵襲性を証明することで普及を目指している。右図︓VACC回路得意な技術(ノウハウ)・既成概念にとらわれない発想と挑戦・人工心肺回路の設計・ウシ血液の循環実験・電子回路・プログラミングによるセンシングと制御・ローラポンプの圧閉度の定量化と光解析知的財産・論文・学会発表論文1.OkumuraT,MatsudaK,ShiraishiN,etal.︓Developmentofavalvetypesemi-closedextracorporealcirculationsystem.JournalofArtificialOrgans,24(3)︔320-326,20212.松田恵介,奥村高広,畠山伸︓バルブ式半閉鎖型体外循環法の臨床導入―経験に依存しない人工心肺を求めて―.体外循環,49(2)︔117-123,20223.相澤康平,根岸幹大,奥村高広︓バルブ式半閉鎖型体外循環における脱血管脱落時のairlock現象の研究.生体医工学,60(6)︔164-169,2022学会発表1.相澤康平,根岸幹大,町山敦史,奥村高広.バルブ式半閉鎖型体外循環における片側脱血管脱落時のairlockに関する研究.生体医工学シンポジウム2022.2022.9.9~10.2.奥村高広,町山敦史,根岸幹大,五十木秀哉,相澤康平.人工心肺中の脱血管誤脱落時の安全性を高める方法の研究-バルブ式半閉鎖型体外循環回路の安全性向上-.第47回日本体外循環技術医学会.2022.11.19~20.3.本木太鷹,白石直子,枡岡彩,相澤康平,児玉圭太,奥村高広.閉鎖型体外循環の低侵襲性を溶血の観点から評価する.第29回日本体外循環技術医学会関東甲信越地方会大会.2023.4.16.キーワード構成員研究概要バルブ式半閉鎖型体外循環の開発保健医療学部臨床工学科准教授奥村高広人工心肺低侵襲経験に依存しないバルブ式半閉鎖型体外循環
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