埼玉医科大学研究シーズ集
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医学部− 70 −横尾友隆1、村松大介1、林明子1、庄司朱里1、繁田紘輝1、立石康太1、豊島秀男11中央研究施設・日高ブランチ実験動物部門我々は膵β細胞の増加およびインスリン分泌を促進する消化管ペプチドとしてBetageninを同定して解析を進めている。Betagenin遺伝子産物はプロセシングを受け細胞外に分泌される事、Betagenin-Tgマウスで膵β細胞量は増え、逆にKOマウスでは減少する事を証明してきた。加えて培養上清中への分泌物のアミノ酸配列に基づくBetagenin合成ペプチドがヒトβ細胞に対しても同様の活性を持つ事も確認している。以上の結果からBetageninは膵β細胞の増殖・機能維持に関与し、糖尿病治療戦略の標的となり得る可能性が示唆される。得意な技術(ノウハウ)・病態モデルマウスの作製・ゲノム編集法による遺伝子改変マウスの樹立・マウス体外受精および精子・胚凍結保存知的財産・論文・学会発表特許出願等・学校法人埼玉医科大学・豊島秀男、岡﨑康司、横尾友隆、菅原泉・新規ペプチド及びその用途・PCT/JP2014/063674・2014年(JST外国特許出願支援制度)・学校法人埼玉医科大学・豊島秀男、岡﨑康司、横尾友隆、菅原泉・膵臓ホルモン産生細胞の生産方法及び膵臓ホルモン産生細胞、並びに分化誘導促進剤・PCT/JP2013/064469・2013年(JST外国特許出願支援制度)病態モデル、遺伝子改変マウス、糖尿病構成員研究概要消化管由来ペプチドの解析と糖尿病治療への応用中央研究施設准教授横尾友隆キーワード

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