研究・活動 Study & Activity
看護学科 School of Nursing

看護学科 研究・活動内容

粟生田 友子(あおうだ ともこ)

主な担当科目
成人看護学概論 成人看護学方法論Ⅰ(慢性期の看護) 成人看護学方法論Ⅱ(急性期の看護) 成人看護学方法論(がん看護) 成人看護学方法論Ⅳ(成人看護技術) パリアティブケア論 成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 実践応用の看護学実習 看護研究セミナー
資格・学位
【資格】教授 看護師 保健師 / 認定看護管理者(日本看護協会資格)
【学位】博士(看護学)

研究紹介

専門分野
成人看護学 リハビリテーション看護学 老年期の看護
研究テーマ
せん妄発症にかかわる因子とケアの構築に関する研究、老年期の心身の機能回復とケアに関する研究、脳卒中ケアおよび高次脳機能障害者へのケアの構築に関する研究、視機能ケアに関する研究、リハビリテーション看護教育など
研究概要
高齢者、身体疾患、メンタルケア、リハビリテーションを研究のキーワーズとし、おもに研究はせん妄と脳卒中ケアを中心に取り組んでいる。せん妄ケアに関する研究は、せん妄発症因子の探索、DCTチームビルディングによるケアシステムの構築、看護行為の構造化に取り組んでいる。脳卒中ケアは、回復期における高次脳機能障害の患者の症状アセスメントとケア構築、リハビリテーション看護における実践的なかかわりを探究し、構造化を図っている。
著書・学術論文
【著書】 2010年以降現在
●太田喜久子ほか編(共著):老年看護学―健康生活を支える高齢者理解と援助 改訂第3版,粟生田友子:第4章4節から10節,第6章1節,医歯薬出版株式会社,東京,2023-1-15
●萩野浩,山本恵子編(共著):ナーシンググラフィカEX疾患と看護⑦運動器,粟生田友子:第6章1節~4節,第8章3節,p147-157,183-187,メディカ出版,大阪,2020
● 粟生田友子,石川ふみよ編:看護現場の研究法―悩めるナースのための研究ガイド,医歯薬出版、2018-10-5(全128ページ)
● 荒木暁子,石川ふみよ編:目的・シーン・症状別のリハビリ病棟の看護記録,メディカ出版,2018年10月1日(全207ページ) 共著担当部分:第1章3 看護計画と経過記録の連動、第3章2 高次脳機能障害患者の看護記録、第3章4 ADLの変化をとらえる看護記録
● 長谷川真澄,粟生田友子編:チームで取り組むせん妄ケア―予防からシステム作りまで,医歯薬出版,2017-3-15 (全135ページ) 共著担当部分:第1章 医療機関におけるせん妄ケアの課題と対策 2組織改善・チームづくり、第2章 せん妄ケアの基礎知識 3予防ケア 視覚機能低下、第2章 せん妄ケアの基礎知識 4発症時のケア 安全を守るためのケア、発症時のケア、家族ケア
● 二瓶隆一,陶山哲夫,飛松好子編:頸髄損傷のリハビリテーション改訂第3版,協同医書出版社,2016-12-20 (全332ページ) 共著担当部分:第3部 回復期(入院)リハビリテーション 8看護 病棟ケア、看護ケア、第4部 退院準備 4健康維持 2)健康指導
● 飛松好子,浦上裕子編:国立障害者リハビリテーションセンター ―社会復帰をめざす高次脳機能障害患リハビリテーション,南江堂,2016-11-25 (全312ページ) 共著担当部分:第5章 リハビリテーション(回復期) 4看護,147-164
● 金城利雄,荒木暁子編:特集 リハビリテーション看護―看護実践のエビデンスと可能性,全日本病院出版会,201,2016-10,(ISBN 978-4-86519-403-6 C3047) 共著担当部分:第9章 身体拘束をしない看護が何をもたらすか
● 粟生田友子、石川ふみよ編:看護実践のための根拠がわかる成人看護技術 リハビリテーション看護,メヂカルフレンド社,2016-01-31(全250ページ) 担当部分:第1章リハビリテーション看護の考え方,リハビリテーション看護の目的と考え方、第3章リハビリテーション看護における基本技術,心理社会的アセスメント、第4章リハビリテーション看護における自立支援,リハビリテーション看護における生活機能のとらえ方、リハビリテーション看護における自立支援,障害者の自立支援の方法、第5章障害のある人の生活支援のための看護技術,「見る」「聞く」機能の障害と援助技術.
● 和田玲他編,編集協力:阿部玲音,蟻田富士子:疾患ごとの看護実践がみえる 回復期リハディジーズ,Gakkenn,2015-09-30 (全400ページ) 共著担当部分:第1章リハビリテーション看護とは.
● 粟生田友子編,リハビリ病棟の標準看護計画35,リハビリナース2015年秋季増刊,大阪,メディカ出版,2015-09, (全252ページ) 担当部分:第1章総論 リハビリテーション看護における標準看護計画とは、第7章 リハビリテーションの中断や停滞のリスクのある患者の標準看護計画、生活機能訓練途上にある人への転倒・転落予防のための看護、32不眠患者への看護.
● 落合芙美子監修,粟生田友子編集,新体系看護学全書別巻,リハビリテーション看護,メヂカルフレンド社,2015-1(全419ページ) 担当部分;序章リハビリテーション看護とは、第1章リハビリテーション看護を必要とする人、第4章リハビリテーション看護の独自性、第5章リハビリテーション看護の基本的な方法:見る・聞く.

【学術論文】 2010年以降現在の主なもの
● 粟生田友子:【総説】高齢者のせん妄を正しく理解して付き合う―たかがせん妄されどせん妄—セミナー5せん妄の看護:せん妄ケアにおける包括的な療養の視点,老年医学,60(9),803-807,2022.9.
● 粟生田友子:【総説】臨床に生かすせん妄の評価と看護―せん妄評価ツールの構造とツールの有用性,日本看護評価学会誌,11(1),34-39,2021.12.
● 長谷川真澄,粟生田友子,道信良子,鳥谷めぐみ,木島輝美:【原著】せん妄リスクのある患者への看護実践―一般病院におけるエスノグラフィ研究,日本老年看護学会誌,26(1),69-78,2021.8. 【日本老年看護学会年間最優秀小論文】
● 鳥谷めぐみ,長谷川真澄,粟生田友子:【原著】高齢軽症脳卒中患者の再発に関するリスク認知,日本看護科学学会誌,40,14-22,2020.4.
● 長谷川真澄,粟生田友子,鳥谷めぐみ,木島輝美,菅原峰子,綿貫茂明:急性期病院におけるせん妄ケアチームの構成プロセス,日本老年看護学会誌,21(2),p32-41,2017-1.
● 加藤晴美,野田みゆき,酒井陽子,粟生田友子:高次脳機能障害に起因する社会的行動障害のために治療的行動制限を受けている患者に提供される看護ケアの意味,日本リハビリテーション看護学会誌,6(1),51-60,2016-11.
● 粟生田友子:[論説]高齢者の病と障害の体験からのリカバリー ―臨床の現場からの論考―.老年社会科学,37(1),2015-4,p.48-56.
● 粟生田友子:[総説]認知機能低下のある高齢入院患者への新しいせん妄ケア.日本運動器看護学会誌,10,2015,p.18-25.
● 粟生田友子:[総説]患者のQOL/QOVを支えるためにできること-視機能ケアにむけて看護師が発揮できる役割-.第30回日本視機能看護学会研究,2015,p.27- .
● 粟生田友子:[総説]高齢者せん妄のケア,日本老年医学会雑誌,51(5),2014,436-444.
● 新家尚子,宮坂良子,粟生田友子,横田陽子:高次脳機能障害のある患者の看護行為の構造―参加観察法による看護行為の分類,日本リハビリテーション看護学会誌,3(1),2013-12,5-14
● 新家尚子,宮坂良子,粟生田友子,横田陽子:高次脳機能障害患者に対する看護必要度評価,看護きろくと看護過程,23(2),(2013年6・7月号),25-30.2013-6
● 鳥谷めぐみ,長谷川真澄,粟生田友子,菅原峰子,川里庸子,瀧断子:一般病院におけるせん妄ケアシステムに関する実態と看護管理者と看護師のニーズ,日本老年看護学会誌,17(1),66-73,2012
● 粟生田友子、長谷川真澄、南川雅子、太田喜久子、橋爪淳子、山田恵子:一般病院に入院する高齢患者のせん妄発症と環境およびケア因子との関連,日本老年看護学会誌,12(1),21-31,2007-11 (日本老年看護学会研究奨励賞受賞論文)
所属学会
日本リハビリテーション看護学会(理事長) 日本看護科学学会 日本老年看護学会(代議員、査読委員) 日本視機能看護学会 日本難病看護学会 日本看護学教育学会 日本災害看護学会 日本家族看護学会 日本看護管理学会 他
教員からのメッセージ
今だからできること、今だからやらなければならないことをしっかりと取り組んでみましょう。