短期滞在手術センター

短期滞在手術センター
短期滞在手術センター

Short stay surgery Center
短期滞在手術は、もっと手軽に医療をうけていただける
新しい医療システムです

診療内容・専門分野

センターの特徴

①ヘルシーペーシェント(健康な患者)を対象とした、低侵襲の短期滞在型手術を患者のニーズに合わせ安全に提供します。
②適応基準が設定されています。Ⅰ基礎疾患がない Ⅱ軽度基礎疾患がある方です。(アメリカ麻酔科学会分類Ⅰ~Ⅱの分類)
➂入院から手術・退院まで1泊2日以内で行えます。自宅でセルフケアが行える方が対象になります。
※上記の基準・対象については、各診療科の医師の判断となります。

主な疾患

消化器外科:ヘルニア根治術、腫瘍生検、大腸ポリープ摘徐術(EMR)、ポート挿入、痔核、硬化療法
整形外科:手根管症候群、弾発指、ガングリオン摘出術、膝術後関節鏡・抜釘、手指骨折観血整復内固定術・ピッキング、四肢骨折後抜釘術
耳鼻科:鼻茸、リンパ節生検、鼓膜形成述、鼻粘膜下焼灼術
泌尿器科:内シャント、環状切除、両側精管結紮(パイプカット)、レーザーTURP
口腔外科:埋伏智抜歯術、歯根端切除、インプラント埋入、上顎洞挙上術、顎骨のう胞摘出術
小児外科:ヘルニア手術(1~2泊)、CVポート交換
形成外科:母斑、アテローム、陥入爪、デブリードマン、眼瞼下垂
皮膚科:皮膚皮下腫瘍切除、デブリ、リンパ節生検
麻酔科:組織試験採取(筋肉)

短期滞在手術とは?

手術を受けた当日または翌日に、退院できる手術のことです。
忙しい方、できるだけ入院はしたくないという方には、非常に便利なシステムです。
しかし、短期滞在手術はどなたにも可能なわけではなく、対象となるのは「健康な患者さん」です。
「健康な患者さん」とは、日常生活に何の支障もなく、手術を必要とする以外は“元気です”という方です。
短期滞在手術は、そんな健康な患者さんを対象に、もっと手軽に医療をうけていただける新しい医療システムです。

適応基準

  • 健康な患者さんであること
  • 短期滞在手術の適応疾患であること
  • 患者さんが短期滞在手術を理解し、また希望していること
  • 医師の勧めがあり、また患者さんが納得し、協力的であること
  • 生活が自立し大きな問題がなく、介助が最小限であること
  • 来院・帰宅に付き添える家族や知人がいること
  • 手術の合併症が少ないことが予測されること
  • 通院の際の交通手段に支障がないこと(90分以内の距離)

メリット

① 日常生活の延長線上で手術ができます。

  • 手術当日または翌日には退院できるので、入院のベッドを待つ必要がなく、診断から手術まで短期間で対応できます。
  • 全ての手術に治療計画が立てられているので、日常生活の計画が立てやすくなります。
  • お仕事が忙しい方、小さなお子さんを抱えたお母さん、学生さん等、長期間家を空けられない方に適しています。

② 体への負担が軽くすみます。

  • 近年、麻酔や手術を安全なものにする研究が進み成果をあげています。
  • 術後の生活復帰も早まり、早い人では手術の翌日に職場や学校に復帰できます。

③ 気持ちの負担が軽くすみます。

  • 仕事や家事の段取りを整えたり、子供の世話を誰かに頼んだり等の負担が少なくてすみます。
  • お年寄りやお子さんでは、家族と離れる期間が短いので、精神的な負担が少なくてすみます。
  • 入院負担が少ないので治療費が安くすみます。
※短期滞在手術は、患者さんの理解が何よりも大切です。
 わからないこと、不安に思うことは、遠慮なくお聞きください。

手術可能な主な疾患

各診療科名の紹介は診療科名をクリックして下さい。

スケジュール

手術前

外来診察
  • 医師の診察、必要な検査を行います。
  • 検査結果の評価、手術の決定をします。
※医師の診断により、お受けできない手術もあります。
手術室看護師との面談
  • 短期手術について、手術の流れを説明します。
  • 手術前のオリエンテーションを行います。
短期滞在手術センター1
麻酔科診察
  • 麻酔の種類によって、麻酔科医師の診察があります。
短期滞在手術センター2

手術前日

手術室看護師による電話訪問
  • 手術前日の体調についてお伺いします。
  • 手術当日の来院時間の確認。
    また内服薬の中止や飲食・飲水の制限の指示がある方には、再度確認します。

手術当日~

短期滞在手術センターへ
  • 手続き無しで、直接短期滞在手術センターにおこしください。
  • 手術前の処置、準備をします。
短期滞在手術センター1
手術室へ
  • 麻酔・手術を行います。
短期滞在手術センター3
※日帰りの場合
短期滞在手術センターへ帰室
  • 痛みや状態が安定しているか、飲水・歩行・排尿が可能であるかを確認します。
短期3 帰室
医師の診察
  • 医師が帰宅の許可を出します。
  • 帰宅後の生活についてオリエンテーションをします。
短期1 医師の診察
短期2 医師の診察
会計・帰宅
  • 本館1階会計窓口で会計をすませ、帰宅となります。
※入院の場合
病棟へ移動・入院
  • 短期滞在手術センターには戻らずに、そのまま病棟に移動となります。
  • 付き添いの方は、入院手続き終了後、病棟でお待ちください。
医師の診察
  • 手術翌日、痛みや状態が安定しているか、飲水・歩行・排尿が可能であるかを確認し、医師が退院の許可を出します。
会計・退院
  • 本館1階会計窓口で会計をすませ、退院となります。

職場・学校復帰

職場・学校復帰
  • 医師の指示にもよりますが、早い人では手術の翌日から復帰できます。

短期滞在手術 Q&A

帰宅後、痛みや出血があったときはどうすればいいですか?
帰宅後、痛みや出血があったときはどうすればいいですか?
費用はどのくらいかかりますか?
会計にクレジットカードは使えますか? 
お化粧やマニュキアはしていってもいいですか?

診療実績

2021年度

 2021

2022年度(2022年12月まで)

2022

2023年度(2023年11月まで)

2023.12
EnglishFrenchGermanItalianPortugueseRussianSpanish