学科紹介
生命に直結する、
高度医療機器のエキスパートに
高度医療機器のエキスパートに
病態を把握して専門的な医療機器を操作し、安全な医療を提供する臨床工学技士。高度先進医療の現場で「いのちのエンジニア」としてエキスパートを目指します。
![生命に直結する、高度医療機器のエキスパートに](/albums/481/abm00004925.jpg)
国家試験
合格率
合格率
(2023年度卒実績)
臨床工学技士(新卒)
92.0%
※全国平均(新卒)87.9%
動画で見る臨床工学科
臨床工学科の学びの特長
1.多数の臨床工学技士が所属する3つの埼玉医科大学病院群で行う充実した臨床実習
2.圧巻の実習機材と専任臨床工学技士教員による学内実習
3.企画・研究・分析力を着実に身につけるきめ細やかな研究指導
2.圧巻の実習機材と専任臨床工学技士教員による学内実習
3.企画・研究・分析力を着実に身につけるきめ細やかな研究指導
学科長メッセージ
医用生体工学の知見を基に
未来の医療を支える人材を
育む
臨床工学科 学科長未来の医療を支える人材を
育む
宮本 裕一
![臨床工学科 宮本先生](/albums/481/abm00005190.webp)
臨床工学技士は医療機器を操作・管理し、安全かつ効果的に使用できるよう、専門性を発揮して医療現場を支えます。本学科では「機器の先には命がある」ことを常に意識してもらう教育を実践しています。医療機器に関する最新の知識と技術に基づき、高い問題解決能力とチーム医療に欠かせないコミュニケーション能力を兼ね備えた臨床工学技士の育成に力を入れています。工学のエキスパートや豊富な臨床経験を持つ臨床工学技士による指導と、全国屈指の病床数を誇る埼玉医科大学病院群での臨床実習を通して、皆さんの高い志を実現してください。生涯にわたって医用生体工学を学び続け、患者さんの命と健康を守る臨床工学技士を目指しましょう。
臨床工学科の教育方針
医工学領域の専門知識と安全性の高い医療技術を備えた臨床工学技士および医療機器の開発技術者を育成する。
1.人間の生命に対する深い愛情と畏敬の念を基盤として、高い倫理観と豊かな人間性を涵養すること
1-1.幅広い教養と生命の尊重を基盤とした豊かな人間性を身につける。(教養と人間性)
1-2.医療関連分野に従事する者として、とくにその倫理的側面を理解し行動できる。(倫理)
1-3.全人的医療、患者さん中心の医療を原点に、患者さんの立場に立った医療を実践できる。(医療への姿勢)
2.保健医療に関する国際水準の知識と技術の修得を基本とし、未知の課題を自ら解決する意欲と探究心をもつとともに、自らの能力の限界を知り、生涯にわたり自己の資質の向上に努めること
2-1.医療人に必要とされる基礎医学および臨床医学の基本的知識を身につける。(医学知識)
2-2.医用生体工学・臨床工学の進歩に対応可能な理工学的素養を身につける。(知識・技術)
2-3.医用生体工学ならびに各種医療機器に関する最新の知識と技術を身につける。(知識・技術)
2-4.患者さんの身体的、心理的問題を解決するために、専門的知識を活用し、科学的根拠をもった適切な判断ができる。(根拠をもった医療)
2-5.各自の実践の中から研究の課題を発見し、それを発展させることができる。(研究マインド)
2-6.常に自らの能力を点検・評価し、生涯学びつづける姿勢を身につける。(内省・生涯学習)
3.協調性に富んだ社会人として様々な職種の人々と協力し、医療の安全につねに留意するとともに、社会的視点に立って地域の保健医療に積極的に関わることができること
3-1.チーム医療の中で調整・連携の役割を果たすための適切なコミュニケーション能力を身につける。(チーム医療とコミュニケーション能力)
3-2.医療安全管理の重要性を理解し、日常的な医療機器の動作・安全確認作業を実施できる。(医療安全管理)
3-3.医療機器の動作不良や故障、さらに動作異常の事態に適切に対処できる。(医療安全管理)
3-4.保健・福祉・医療チームの一員として地域医療に積極的に関わることができる。(地域医療)
1-1.幅広い教養と生命の尊重を基盤とした豊かな人間性を身につける。(教養と人間性)
1-2.医療関連分野に従事する者として、とくにその倫理的側面を理解し行動できる。(倫理)
1-3.全人的医療、患者さん中心の医療を原点に、患者さんの立場に立った医療を実践できる。(医療への姿勢)
2.保健医療に関する国際水準の知識と技術の修得を基本とし、未知の課題を自ら解決する意欲と探究心をもつとともに、自らの能力の限界を知り、生涯にわたり自己の資質の向上に努めること
2-1.医療人に必要とされる基礎医学および臨床医学の基本的知識を身につける。(医学知識)
2-2.医用生体工学・臨床工学の進歩に対応可能な理工学的素養を身につける。(知識・技術)
2-3.医用生体工学ならびに各種医療機器に関する最新の知識と技術を身につける。(知識・技術)
2-4.患者さんの身体的、心理的問題を解決するために、専門的知識を活用し、科学的根拠をもった適切な判断ができる。(根拠をもった医療)
2-5.各自の実践の中から研究の課題を発見し、それを発展させることができる。(研究マインド)
2-6.常に自らの能力を点検・評価し、生涯学びつづける姿勢を身につける。(内省・生涯学習)
3.協調性に富んだ社会人として様々な職種の人々と協力し、医療の安全につねに留意するとともに、社会的視点に立って地域の保健医療に積極的に関わることができること
3-1.チーム医療の中で調整・連携の役割を果たすための適切なコミュニケーション能力を身につける。(チーム医療とコミュニケーション能力)
3-2.医療安全管理の重要性を理解し、日常的な医療機器の動作・安全確認作業を実施できる。(医療安全管理)
3-3.医療機器の動作不良や故障、さらに動作異常の事態に適切に対処できる。(医療安全管理)
3-4.保健・福祉・医療チームの一員として地域医療に積極的に関わることができる。(地域医療)
臨床工学科では、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた各種の目標を達成するため、カリキュラムの編成にあたっては、下記のような工夫をしています。各科目の評価には、学修内容に応じて、筆記試験、レポート、実技試験、観察記録、ルーブリック評価などを用い、全体としての学修成果は、前期末、学年末および4年間のGPAにより評価し、各時期にフィードバックを行います。
1.多様な選択を促す充実した教養科目群の配置(DP1-1に対応)
教養科目として哲学、法学、社会学、倫理学、心理学、社会福祉論、スポーツ科学、数学、基礎統計学、ドイツ語などの諸科目を配置し、学生の多様な選択を促します。英語では、専任教員およびネイティブスピーカーを含む非常勤教員により、20人程度の小クラス構成での英語教育を実践し、医学的内容も加味した質の高い英語教育を目指します。
2.医療専門職としての態度・習慣を涵養する少人数教育(DP1-2、1-3、2-6、3-1~3-3に対応)
1年次から段階的に行う少人数での問題発見・解決型、かつ双方向・討論型授業として、“医療の基本Ⅰ、Ⅱ”を開講しています。内容はコミュニケーションの基礎、医の倫理、患者・家族と医療人の関係、医療安全管理などで構成され、1グループ6-7名の小グループ学習を通じて、医療系の専門職として身につけるべき基本的な態度・習慣を能動的に学びます。また、医用機器安全学の講義・演習を用意しています。
3.統合カリキュラムによる基礎医学教育および臨床医学教育の充実(DP2-1に対応)
基礎医学教育や臨床医学教育に関しては、解剖学、生理学、生化学を統合的に学ぶ“人体の構造と機能Ⅰ、Ⅱ”、さらに臨床医学を臓器・機能別に統合した“臨床医学各論Ⅰ~Ⅲ”などを通じて、医療人としての最低限の医学知識を身につけるよう工夫しています。
4.学内演習の強化と臨床現場における実習の重視(DP2-2~2-4、3-1~3-3に対応)
臨床現場における実習の準備教育として、学内では各種の演習を通じて臨床工学的技術の体得を図り、本学の教育病院としての大学病院、総合医療センター、国際医療センターの3病院および学外諸施設における臨地実習に生かしています。
5.卒業研究(DP2-5に対応)
卒業研究を通じて、指導教員のもとで個別のテーマについて問題を自ら発見し解決する能力を養い、論文作成の基礎を学ぶとともに、研究者の視点をもった医療人として活動できる素地を養います。
6.専門科目の充実(DP2-2~2-5に対応)
力学、電磁気学、電気・電子回路、機械工学、通信工学など臨床工学に必要な基礎的科目に加えて、専門科目としてセンサ・計測工学や生体物性論などの医用生体工学科目および生体計測機器、医用画像機器などの医用機器学科目、生体機能代行技術学関連の諸科目および臨床実習を配置するとともに、システム制御論、応用光学、メカトロニクスなどより高度な専門選択科目群を用意して、研究者の育成にも配慮しています。
1.多様な選択を促す充実した教養科目群の配置(DP1-1に対応)
教養科目として哲学、法学、社会学、倫理学、心理学、社会福祉論、スポーツ科学、数学、基礎統計学、ドイツ語などの諸科目を配置し、学生の多様な選択を促します。英語では、専任教員およびネイティブスピーカーを含む非常勤教員により、20人程度の小クラス構成での英語教育を実践し、医学的内容も加味した質の高い英語教育を目指します。
2.医療専門職としての態度・習慣を涵養する少人数教育(DP1-2、1-3、2-6、3-1~3-3に対応)
1年次から段階的に行う少人数での問題発見・解決型、かつ双方向・討論型授業として、“医療の基本Ⅰ、Ⅱ”を開講しています。内容はコミュニケーションの基礎、医の倫理、患者・家族と医療人の関係、医療安全管理などで構成され、1グループ6-7名の小グループ学習を通じて、医療系の専門職として身につけるべき基本的な態度・習慣を能動的に学びます。また、医用機器安全学の講義・演習を用意しています。
3.統合カリキュラムによる基礎医学教育および臨床医学教育の充実(DP2-1に対応)
基礎医学教育や臨床医学教育に関しては、解剖学、生理学、生化学を統合的に学ぶ“人体の構造と機能Ⅰ、Ⅱ”、さらに臨床医学を臓器・機能別に統合した“臨床医学各論Ⅰ~Ⅲ”などを通じて、医療人としての最低限の医学知識を身につけるよう工夫しています。
4.学内演習の強化と臨床現場における実習の重視(DP2-2~2-4、3-1~3-3に対応)
臨床現場における実習の準備教育として、学内では各種の演習を通じて臨床工学的技術の体得を図り、本学の教育病院としての大学病院、総合医療センター、国際医療センターの3病院および学外諸施設における臨地実習に生かしています。
5.卒業研究(DP2-5に対応)
卒業研究を通じて、指導教員のもとで個別のテーマについて問題を自ら発見し解決する能力を養い、論文作成の基礎を学ぶとともに、研究者の視点をもった医療人として活動できる素地を養います。
6.専門科目の充実(DP2-2~2-5に対応)
力学、電磁気学、電気・電子回路、機械工学、通信工学など臨床工学に必要な基礎的科目に加えて、専門科目としてセンサ・計測工学や生体物性論などの医用生体工学科目および生体計測機器、医用画像機器などの医用機器学科目、生体機能代行技術学関連の諸科目および臨床実習を配置するとともに、システム制御論、応用光学、メカトロニクスなどより高度な専門選択科目群を用意して、研究者の育成にも配慮しています。
医用生体工学は、現代医療を支えるために生まれた医学と工学が連携する新しい学問領域です。中でも医療に直結した臨床工学という分野があり、その知識と技術を医療に応用しているのが臨床工学技士です。本学科は、医療機器の技術に精通し、高い問題解決能力を持ち、チーム医療の一員として優れたコミュニケーション能力を持った臨床工学技士の育成に力を入れています。 このような領域を学ぶために、物理、化学、生物、数学等の理科系科目に広く興味を持つと共に、人間関係の構築と自己研鎭に努める方の入学を待ち望んでいます。
免許・資格
取得可能な資格
臨床工学技士国家試験受験資格取得を目指せる資格
第一種、第二種ME技術者(民間資格)卒業後の進路
臨床工学科を卒業し、臨床工学技士の国家試験を合格すると、多くの学生は医療機関に就職することになります。そこでは生命維持管理装置の担い手として、手術室、集中治療室、人工透析室、救急救命室等、最先端医療の現場でチーム医療の一員として活躍することになります。病院以外では、医療機器メーカーや研究所に就職する道もあります。本学科は臨床工学を学ぶことができる数少ない大学の一つであり、これからの医療を支える医療機器の研究や開発に携わることも可能です。