命を救う技術を創る現場へ
―朝日インテック㈱の先輩たち ―
―朝日インテック㈱の先輩たち ―

臨床工学科を卒業すると、医療現場以外にも活躍フィールドはたくさんあります!
今回は、医療機器トップメーカーである 朝日インテック株式会社 にて世界を舞台に活躍する、臨床工学科卒業生お二人をご紹介します!
今回は、医療機器トップメーカーである 朝日インテック株式会社 にて世界を舞台に活躍する、臨床工学科卒業生お二人をご紹介します!
プロフィール
津野歩さん(2011年度卒)
- 職種:品質保証業務
- 設計から製造・市販後まで、医療機器が世界基準の品質を満たしている事を保証する業務を担当。
佐久間友希さん(2019年度卒)
- 職種:臨床評価業務
- 薬事申請等に必要な医療機器の安全性・有効性を、医学的・科学的データに基づき評価する業務を担当。
Q1. お二人が働くのは、どのような会社ですか?
当社は愛知県に本社を置き、医療機器の開発・製造・販売までを一貫して行うメーカーです。- 事業:主に循環器系のガイドワイヤーやカテーテルを扱い、近年は手術支援ロボットなど新分野にも挑戦しています。
- グローバル展開:日本・アメリカ・タイを開発拠点とし、製造はタイ・ベトナム・フィリピンで実施。製品は世界各国に届けられています。
Q2.現在のお仕事について教えてください。
■津野さん(品質保証)
品質保証チームの副チームリーダーとして、製品が各国の法律や国際規格に適合しているかを管理しています。設計から製造、市販後に至る全工程の監査対応や、社内の品質マネジメントシステムの維持・運用が主な業務です。世界中の患者さんに安全な医療機器を届けるための「最後の砦」のような役割です。
□佐久間さん(臨床評価)
医療機器の安全性と有効性を証明するため、薬事申請や市販後監視に必要なデータの評価を担当しています。専門的な文献をレビューしたり、各国の規制に適合しているかを確認したりと、製品が世に出るための「科学的な裏付け」を担う仕事です。
品質保証チームの副チームリーダーとして、製品が各国の法律や国際規格に適合しているかを管理しています。設計から製造、市販後に至る全工程の監査対応や、社内の品質マネジメントシステムの維持・運用が主な業務です。世界中の患者さんに安全な医療機器を届けるための「最後の砦」のような役割です。
□佐久間さん(臨床評価)
医療機器の安全性と有効性を証明するため、薬事申請や市販後監視に必要なデータの評価を担当しています。専門的な文献をレビューしたり、各国の規制に適合しているかを確認したりと、製品が世に出るための「科学的な裏付け」を担う仕事です。
Q3.なぜ、埼玉医科大学の臨床工学科(旧:医用生体工学科)へ?

■津野さん
将来の仕事に直結する学びを求め、医療系に進みました。当初は看護師を目指していましたが、本学を見学した際、医療機器が医療を支える重要性を知り、技術者としての将来性に魅力を感じて進学を決めました。
□佐久間さん
東日本大震災の報道で臨床工学技士の存在を知り、医療機器で命を支える仕事に強く惹かれました。本学は国家試験の合格率や実習先の医療水準が高く、何より先生方の面倒見が良いと聞き、安心して学べる環境だと感じて選びました。
将来の仕事に直結する学びを求め、医療系に進みました。当初は看護師を目指していましたが、本学を見学した際、医療機器が医療を支える重要性を知り、技術者としての将来性に魅力を感じて進学を決めました。
□佐久間さん
東日本大震災の報道で臨床工学技士の存在を知り、医療機器で命を支える仕事に強く惹かれました。本学は国家試験の合格率や実習先の医療水準が高く、何より先生方の面倒見が良いと聞き、安心して学べる環境だと感じて選びました。
Q4.学生時代で、特に印象に残っていることは何ですか?
■津野さん臨床経験豊富な先生方から「なぜそうなるのか」という原理原則から学べたことです。数学で学んだ微分積分が、医療機器の仕組みに繋がっていると知った時の驚きは今でも覚えています。知識が繋がる面白さを実感できました。
Q5.印象深い講義を教えて下さい。
□佐久間さん機能代行機器学がとても印象に残っています。それまでに学んだ解剖学や生理学、そして工学の知識が一つにつながるような感覚があり、「医療機器とはどういう原理で人の命を支えているのか」という本質的な問いへの理解が深まりました。人工呼吸器や透析装置など、生命維持管理装置の仕組みや作用をしっかりと学ぶことができ、現在の業務でもその知識が活かされています。

Q6.企業で働く上で、臨床工学技士の資格はどう役立ちますか?
■津野さん
臨床工学技士の国家資格は病院勤務に限らず、企業での開発・品質管理にも大いに活かされています。
特に、医療機器の安全性・有効性を法規制に沿って保証する業務では、大学で学んだ知識や国家資格で得た視点が大きな強みとなっています。
臨床工学技士の国家資格は病院勤務に限らず、企業での開発・品質管理にも大いに活かされています。
特に、医療機器の安全性・有効性を法規制に沿って保証する業務では、大学で学んだ知識や国家資格で得た視点が大きな強みとなっています。
Q7.未来の後輩へメッセージをお願いします。
■津野さん
私も入学当初は病院勤務を目指していましたが、学びを深める中で企業という道を見つけました。「臨床工学技士=病院」というイメージにとらわれず、自分の可能性を広く考えてみてください。自分で悩み、選んだ道なら、きっと納得のいく未来が待っています。
□佐久間さん
医療現場の最前線だけでなく、その裏側で医療機器を開発・評価し、医療を支える技術者という道もあります。私は今、企業で製品の信頼性を高める仕事に大きなやりがいを感じています。幅広いキャリアが描けるのがこの学科の魅力。ぜひ、自分が何を大切にしたいか考えてみてください。
私も入学当初は病院勤務を目指していましたが、学びを深める中で企業という道を見つけました。「臨床工学技士=病院」というイメージにとらわれず、自分の可能性を広く考えてみてください。自分で悩み、選んだ道なら、きっと納得のいく未来が待っています。
□佐久間さん
医療現場の最前線だけでなく、その裏側で医療機器を開発・評価し、医療を支える技術者という道もあります。私は今、企業で製品の信頼性を高める仕事に大きなやりがいを感じています。幅広いキャリアが描けるのがこの学科の魅力。ぜひ、自分が何を大切にしたいか考えてみてください。
番外編:人事御担当の方から見た埼玉医科大学の魅力
私は人事の立場から、埼玉医科大学の学生さんたちの勤勉さがとても印象的だと感じています。医療系の大学ですので、国家資格取得という明確な目標を持って学業に取り組む姿勢が自然と身についているのだと思います。キャンパスに行くと、みなさんが一生懸命に勉強している様子が見られ、ほかの大学とは明らかに違う雰囲気を感じます。
このような努力や真面目な態度は、会社での仕事にも必ず活かされると期待しています。保護者や高校生の皆さんが埼玉医科大学を選ぶメリットの一つとして、こうした真剣に学ぶ環境があることを知ってほしいです。
また、医療に関わるということは非常にわかりやすい社会貢献につながります。医療機器の会社に入社する際も、「医療にかかわる人を支える」という究極の社会貢献になると考えています。
このメッセージが高校生の皆さんに届けば嬉しく思います。
このような努力や真面目な態度は、会社での仕事にも必ず活かされると期待しています。保護者や高校生の皆さんが埼玉医科大学を選ぶメリットの一つとして、こうした真剣に学ぶ環境があることを知ってほしいです。
また、医療に関わるということは非常にわかりやすい社会貢献につながります。医療機器の会社に入社する際も、「医療にかかわる人を支える」という究極の社会貢献になると考えています。
このメッセージが高校生の皆さんに届けば嬉しく思います。