学科紹介
高い検査能力と研究マインドを備えた
臨床検査技師の養成
より一層深く、より専門的に。病気の早期発見だけでなく、予防医学や食品衛生など幅広い分野で活躍できる健康維持に関するスペシャリストの養成を行います。
高い検査能力と研究マインドを備えた臨床検査技師の養成
国家試験
合格率
(2023年度卒実績)
臨床検査技師(新卒)
95.8%
※全国平均(新卒)88.0%

動画で見る臨床検査学科

臨床検査学科の学びの特長

1.3つの埼玉医科大学病院群の検査室との連携による充実した実習環境
2.臨床経験や教育研究の経験豊富な専任教員が指導
3.食品衛生など予防医学と関わる分野も幅広く学習できる
4.第一種衛生管理者の免許が取得できる

学科長メッセージ

わずかなサインも見逃さない医療を支えるスペシャリストを目指して


臨床検査学科 学科長
小野川 傑
臨床検査学科 小野川先生

医師の診療や治療効果判定に不可欠な臨床検査。その検査結果を正確かつ迅速に提供する臨床検査技師は、医療を支える重要な役割を担っています。専門職を目指すには、かなりのボリュームの教育内容を4年間で修める必要があります。しかし、高度な知識と技術を修得することで、体から発せられる異状を知らせるサインから病気の兆候を察知し、患者さんの命を救うことに貢献できるのが臨床検査技師の仕事です。活躍の場は病院だけではありません。健康診断、公衆衛生、医療機器・検査試薬業界など多岐にわたります。医療の最前線でもあるキャンパスの学び舎で、自分の可能性を信じて、アグレッシブな姿勢で夢に向かって挑戦してほしいと考えています。

臨床検査学科の教育方針

医療と保健の分野で貢献できる専門的な高い知識と技術を備えた臨床検査技師及び衛生分野の専門技術者を育成する。
1-1.幅広い教養と生命の尊重を基盤とした豊かな人間性を身につける。(教養と人間性)
1-2.医療関連分野に従事する者として、とくにその倫理的側面を理解し行動できる。(倫理)
1-3.全人的医療、患者さん中心の医療を原点に、患者さんの立場に立った医療を実践できる。(医療への姿勢)
2-1.医療人に必要とされる基礎医学および臨床医学の基本的知識を身につける。(医学知識)
2-2.患者さんの診断と治療に資するよう、臨床検査に関する最新の知識と技術を身につける。(臨床検査技師)(知識・技術)
2-3.ニューバイオテクノロジーに関する基礎的な知識と技術を身につける。(知識・技術)
2-4.環境衛生に関する基礎的な知識と技術を身につける。(第一種衛生管理者)(知識・技術)
2-5.危険物の取扱に関する基礎的な知識と技術を身につける。(甲種危険物取扱者)(知識・技術)
2-6.患者さんの身体的、心理的問題を解決するために、専門的知識を活用し、科学的根拠をもった適切な判断ができる。(根拠をもった医療)
2-7.各自の実践の中から研究の課題を発見し、それを発展させることができる。(研究マインド)
2-8.常に自らの能力を点検・評価し、生涯学びつづける姿勢を身につける。(内省・生涯学習)
3-1.チーム医療の中で調整・連携の役割を果たすための適切なコミュニケーション能力を身につける。(チーム医療とコミュニケーション能力)
3-2.安全管理について常に細心の注意を怠らずに業務を遂行できる。(医療安全管理)
3-3.保健・福祉・医療チームの一員として地域医療に積極的に関わることができる。(地域医療)
臨床検査学科では、ディプロマ・ポリシー(DP)に掲げた各種の目標を達成するため、カリキュラムの編成にあたっては、下記のような工夫をしています。各科目の評価には、学修内容に応じて、筆記試験、レポート、実技試験、観察記録、ルーブリック評価などを用い、全体としての学修成果は、前期末、学年末および4年間のGPAにより評価し、各時期にフィードバックを行います。
臨床検査学科では、国民の健康維持に対する関心や医療への期待に応えるために、保健と医療の分野で貢献できる専門的な高度の知識と技術を兼ね備えた人材の育成を目指しています。そのため、病気や健康に関する真実を追究する科学的な思考と技術、そして研究への実践的な関心の両方を有する人材を広く求めます。 具体的には、高校の学習の中で、思考力を養う語学(国語や英語)、科学の基礎になる数学と理科(生物、化学、物理)などに十分関心をもち、しっかり勉強しておくことを望んでいます。

免許・資格

取得可能な資格

臨床検査技師国家試験受験資格(国家資格)
第一種衛生管理者(国家資格)
健康食品管理士受験資格(日本食品安全協会認定資格)
甲種危険物取扱者受験資格(国家資格)

卒業後の進路

  • 臨床検査技師として、病院、検査センター、健診センターなど
  • 第一種衛生管理者として、職場の衛生管理や健康管理を行う
  • 食の安全管理士として、病院での栄養サポート、健康食品開発、研究機関、販売員など
  • 甲種危険物取扱者として、危険物をは使う事業所