国際交流センターは、外国との学術、文化、教育、研究および診療などの交流を支援、推進する役割を持っている。例えば本学の学生を海外の大学に留学させるプロジェクトと、外国の大学から留学生を迎え入れ、埼玉医科大学の病院でBSLを行う業務を統括している。さらに、卒後臨床研修修了医師が海外に留学し、実地研修を行い研究に従事できるよう、渡航を実現させる業務も担当している。また、大学院生や研究者などが海外で活躍する場を拡げ、研修と研究する場を海外研修に求められるようなサポート活動も行っている。
学生の研修と交流、さらに国際的視野の育成を目的として、1995年に始まったこの制度は、英会話試験と面接による選抜を経た5年生20名(学年全体の約17%)が、夏休みなどの4週間、提携校とその大学病院で臨床医学実習を行いながら過ごします。現在提携校はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどに10大学あり、これまで多くの学生が参加しています。また提携校からは毎年20名の学生が本学に留学し、4週間をかけてBSL(Bed Side Learning)を行っています。(卒業生の皆様へのお知らせ)
親切に教えてくださる先生に驚きました
私はカナダのManitoba大学で医学を学んでいます。埼玉医科大学の臨床実習は救命救急科と感染科で行いましたが、これは私が家庭医を目指しているため。カナダでは田舎に行くと家庭医でも救命救急ができなければならないですし、感染予防についても大きな役割を担っています。
救命救急の臨床実習では、患者さんをバックボードに乗せてネックカラーを巻く方法や縫合について学びました。先生からとてもていねいに教えていただけたのには驚きました。カナダの大学では、自分で練習して覚えなければならないことが多いからです。カナダとの違いで印象に残ったのは終末期医療です。日本では最後まで治療を試みて、病院で亡くなる患者さんが多いようです。これは文化の違いによるものだと思いますが、カナダでは自宅で最期を迎えたいと考える人が多く、在宅ホスピスのプロジェクトも進んでいます。
約3週間の留学でしたが、休日は埼玉医科大学の学生とパーティをしたり、京都に旅行したり、新宿御苑でお花見も体験できました。埼玉医科大学への留学は、私の視野を確実に広げてくれたと思います。
アメリカやカナダにて2週間、医療に関連した英語能力を高めることを
目的(English for Health Science Purposes/EHSP)として、希望者を対象に実施する語学研修プログラムです。
英語によるコミュニケーション能力の向上を図るとともに、医療関連英語の学習、病院見学、現地の医師・医学生・看護学生や病院スタッフとの交流、 またホームステイや、民間寮での滞在を通じて異文化社会を体験することができます。
研修終了後には現地語学学校の修了証書 (Diploma)も発行されます。
※研修実施先は年度によって変更されることがあります。
国際交流センターでは毎年7月を中心に多くの留学生を迎え、交流行事や各大学留学生の集い等が企画されています。国際交流センターでは卒業生の皆様の参加を歓迎します。
行事等のお知らせをお送りいたしますので、ご希望の方は下記問い合わせ先まで、お名前・留学先・年度・連絡先をお知らせください。
当センターに関するご意見ご質問は koryubu@saitama-med.ac.jp まで
〒350-0495
埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
埼玉医科大学国際交流センター(7号館1F)
Tel/Fax. 049-276-2029
注意:以下のファイルを開けるのにはパスワードが必要です。