「メディカルスタッフ」って知っていますか?
医師と共に医療チームを組み、
それぞれの専門スキルで
患者さんをサポートしている
医療専門職のことです。
とても重要な職業がたくさんあり、
お互いに協力しあって日本の医療を支えています。
その一例をご紹介しましょう。
医師の診療や治療をサポートしつつ、患者さんの心身のケアを行う、体のcure(治療)と心のcare(気遣い)のスペシャリスト。血圧測定などの全身状態の観察や点滴・採血などの処置、また入院中の方には退院後のことまで考えて生活指導を行います。患者さんの家族にも寄り添うなど、一緒に過ごす時間が一番長く、もっとも身近な存在です。チーム医療では、患者さんと医師、その他の職種の人たちをつなぐ“架け橋”となって活躍します。
保健所や保健センターなどの行政関係施設で、地域のみなさんが健康的な生活を送れるように相談に乗ったり、アドバイスをしたりする仕事です。健康診断の実施や育児相談、伝染病調査などの保健活動を行います。企業で働く人たちの心身の健康相談に応じる産業保健師や、学校で子どもたちをケアする学校保健師など、行政関係施設以外で活躍する保健師もいます。看護師が病気の人を支援するのに対して、保健師は健康な人たちが病気にならないようにサポートします。
身体の器官や血液の異常は、診察だけでは決定的な判断が難しいこともたくさんあります。そこで、診断や治療に役立てるための身体的データを調べる役割を担うのが、臨床検査技師です。尿や血液検査など、採取した検体を検査機器で測定・分析することはもちろん、脳波や超音波検査などで直接患者さんに接してデータを取得することも行う、マルチタスクをスマートにこなすプロフェッショナルです。
心臓の手術のときに心臓や肺の機能を代行する人工心肺装置や人工透析を行う血液浄化装置、ペースメーカーや心血管カテーテルなど、患者さんの命をつなぐ医療機器の操作や管理をするのが臨床工学技士です。医療機器は常に進歩し続けています。高性能な機器を安全に使いこなす最新の知識と技術があることに加え、医療に関しても精通しているので、チーム医療の一員として医師たちからも頼りにされるプロフェッショナルです。
病気やケガで体がうまく動かせなくなってしまった患者さんの心身の機能回復を手伝ったり、障害を予防したりするのが理学療法士のミッションです。歩行練習や治療体操、電気刺激や温熱を利用した痛みの緩和など、さまざまな方法で一人ひとりの状態に合わせてサポートします。人間の身体の機能や動かし方を熟知し、患者さんが無事に日常生活を送れるようになるために“患者さんと伴走する”医療スタッフです。
それぞれの専門職が協力して、総合的に患者さんの
ケアを行うのがチーム医療です。
ここまでに紹介した職種だけでなく、
他にもさまざまな専門職があります。
ここでは、その一部をご紹介します!
メディカルスタッフは
チームで協力して医療にあたるため、
コミュニケーションが得意な人や
協調性に自信がある人、
責任感のある人には特にオススメです。
他にも、オススメしたい人の一例を挙げました。
医療系の仕事に興味はあるけれど、
どんな職業があるの?
大学入試の種類の違いって何だろう?
そんな高校生の疑問に答えたいという想いから
埼玉医科大学保健医療学部では
「Q&A BOOK」を作りました。
医療分野に関心のあるみなさんが、
本当にめざしたい将来像を見つけるきっかけとなるよう
どうぞこの冊子を読んでみてください。
メディカルスタッフに興味を持ったみなさん、
ぜひ埼玉医科大学保健医療学部の
オープンキャンパスで
模擬授業や医療体験に参加してみてください。
気になることがあったら、
教職員や先輩に何でも質問してくださいね!
※上記は一例です。日程によってプログラムが異なります。
各日開催時間10:00~14:00
講義ライブは先生が丁寧に説明してくれたので高校生の私にもわかりやすく、大学での授業もイメージしやすかったです。
医療系の大学は厳しい雰囲気を想像していましたが、実際に行ってみると明るくてアットホームだったので過ごしやすかったです。
たくさんの医療機器に触れることができて良かったです。他大学ではなかった実習も体験できました!
推薦入試について先輩方の体験談や準備した方が良いことを具体的に聞けて、私もがんばろうという気持ちになりました!