消化器・一般外科

研修可能なサブスペシャリティー領域

以下の各機構・学会の専門医・認定医の取得が可能
日本消化器外科学会、日本消化器内視鏡専門医

診療部長等からのメッセージ

当科は経験豊富な指導医のもと、消化器一般外科領域の全般にわたる数多くの症例を経験することができます。また、大学病院であるがゆえさまざまな合併疾患がある症例も多く、全身的な周術期管理を学ぶことができます。さらに、血管外科ともにカンファレンスや当直を行っているため、血管外科の症例や合同手術も経験できます。

診療科の雰囲気は和やかでアットホームです。
将来の消化器外科医を志している方はぜひ当科での研修を検討してください。
消化器・一般外科 診療部長・教授 淺野 博消化器・一般外科 診療部長・教授
淺野 博    

研修プログラム

詳細は以下をご覧ください。

概要・特徴

埼玉医科大学は埼玉県西部の大学病院として近隣住民の地域医療だけでなく、埼玉県西部地区はもとより埼玉県全域の中心的医療施設として重要な位置を占めています。
 
当院は埼玉医科大学国際医療センターと疾患を分担し、特に悪性疾患においてはトップレベルの実績をもつ国際医療センターが診療を行い、当科は良性疾患および重篤な内科疾患や精神疾患を合併する症例を診療しています。
 
当科は消化器系一般外科、腹部救急外科を中心とした外科診療科であり、上部消化管、下部消化管、肝胆膵、救急、甲状腺消化器一般外科はなどあらゆる臓器の疾患も対応できることを目標としています。また、当科はチーフレジデント制としており、チーフレジデントを中心として回診及び病棟管理を行い、レジデントは常に10名から15名の患者を受け持ち、入院から退院までチーフレジデントや主治医とともに治療計画を考えながら診療を行っています。
 
また、診療部長をはじめ診療科メンバー全員が参加して毎日カンファレンスを行い、入院患者や手術症例についての情報を共有しているため、患者の問題点や疑問点など誰に聞いても解決できるようなチーム医療を実践しています。また、担当の患者以外の回診・処置に参加することにより数多くの症例を経験することができます。

研修内容と目標

専門研修 卒後年数 研修内容と目標 資格等
1年目 卒後3年目 消化器外科研修
2年目 卒後4年目 地域研修、専門外科研修
3年目 卒後5年目 選択研修、連携施設
4年目 卒後6年目 消化器一般外科助教 外科専門医
5年目 卒後7年目 消化器一般外科助教
6年目 卒後8年目 チーフレジデント
7年目以降 卒後9年目以降 スタッフ 医学博士

診療科入職案内

募集要項

​以下のお問い合わせ先へご連絡ください。

診療科説明会

特に診療科説明会は設けておりません。見学にお越しいただき、当科のことを説明させていただきます。

基本情報

医師数 7名
指導医数 6名
病床数 45床
1日平均外来患者数 30名
1日平均入院患者数 45名
2023年の手術は927件で緊急手術は211件でした。
おもな症例としては鼠径部ヘルニア277例、胆嚢摘出術177例、虫垂炎44例、大腸癌79例などです。約6割の症例を腹腔鏡手術で行っています。
平均在院日数14~15日、年間入院患者数は約1,500人です。

お問い合わせ

消化器・一般外科
担当:消化器・一般外科教室
TEL:049-276-1319

診療科メンバーからのメッセージ

多岐に渡る知識や
技術・手技を身に付ける
T先生
2012年入職
(2010年埼玉医科大学卒)
消化器・一般外科 高山先生_01
醍醐味や目指す医師像
消化器・一般外科は胃癌や大腸癌の外科的治療はもちろんのこと、内視鏡検査・治療に至るまで腹部疾患に対して多岐にわたって診療に携わっています。
診断から治療に至るまで日々の診療で培われる知識や手技もたくさん身に付きます。特にお腹の外科を専門にしている医師は、どこの病院にいっても重宝されることが多いと感じてます。
腹部臓器の切除・再建などを必要とし、時に術後に重症となる患者もいるため、手術のみならずICUでの管理など、全身管理の方法も学べます。
消化器・一般外科を選んだ理由
当科は癌の治療のみならず、急性腹症に対する診断・治療や内視鏡検査・治療にも力を入れて診療を行っているため、医師として、多岐に渡る知識や技術・手技が身に付き、将来的に困ることがないと思ったため。あと、純粋に手術が好きだった。
消化器・一般外科医局員
入職して良かったこと
入職した当初はとにかく大変でしたが、なんとか診療科の先輩方にくらいつくようについていくことで、知識はもちろんのこと、技術や手技などたくさん身に着けることができたこと。
初期臨床研修医や医師の方へのメッセージ
最初は大変だと思いますが、頑張ってついてきてくれれば必ず損はさせません!
手術が好きな方、手を使って診療を行うのが好きな方、消化器疾患に興味がある方は是非、外科に来てください。
1日のスケジュール
7:30 出勤  
8:15 カンファレンス 術後患者や術前患者、入院患者のプレゼンテーションなど
8時30分から9時 手術開始
手術終わり次第病棟患者の診療、プレゼンテーションの準備など
17時30分以降 業務終了次第帰宅  
診療科・領域で経験できること
  • 消化器疾患に対する外科治療全般(食道を除く)
  • 内視鏡検査・治療
  • 中心静脈カテーテル留置や胸腹水穿刺など