SMU 臨床工学部

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内視鏡センター関連業務

内視鏡センター

概要


2016年3月に東館がオープンし、内視鏡センターは3階にあります。最新の機器を導入し、あらゆる内視鏡検査・治療に対応することが可能となっております。 検査室は全部で9室あり、各部屋が広く設計されています。一般検査用が4室、内視鏡治療室3室、透視2室です。コントロールルームで各部屋のモニタリングを行います。

検査室 透視検査室
内視鏡センター 内視鏡センター

         
コントロールルーム 内視鏡センター案内図
内視鏡センター内視鏡センター


内視鏡検査・治療において、内視鏡を取り巻く環境は機器が清潔でかつ正常に機能することが前提の環境で成り立っています。低侵襲の視点で急激な進歩を遂げた内視鏡検査・治療領域は、現在多種多様な装置や処置具が存在しており、介助者として検査に従事するだけでなく、処置具の点検や使用方法の周知など幅広い業務支援として臨床工学技士が積極的に携わりはじめています。

機器管理台数

2023年6月現在、オリンパス社製EVIS X1を4台、EIVS LUCERA ELITEを3台、富士フイルムメディカル社製ELUXEO7000シリーズを2台、LASEREO7000シリーズを2台導入しております。また、スコープに関しては上部消化管内視鏡を32本、下部消化管内視鏡を26本、気管支鏡スコープを15本、十二指腸内視鏡を3本、小腸内視鏡を3本、超音波内視鏡を3本を運用しております。

保守点検

内視鏡関連機器および内視鏡に関しては、業者による定期点検を実施しております。その他、不具合が発生した場合などは臨床工学技士が動作点検などを行い、修理の必要性の有無を確認しています。

内視鏡清浄度確保に関する取り組み

内視鏡の洗浄・消毒の質保障の方法について、日本消化器内視鏡学会より年1回の内視鏡の細菌培養検査を推奨していることや病院機能評価においては洗浄・消毒の管理が求められています。当院では運用を行っている全てのスコープを対象として年1回定期培養検査を行い、清浄度の担保を行っております。また、培養検査とは別にA3法を用いたATP測定を適宜行い、使用する洗浄デバイスや洗浄方法を見直すことでより高い清浄度を確保できるよう日々取り組んでいます。

診療補助業務

日本臨床工学技士会の内視鏡業務指針に則り、スクリーニング・治療の検査介助や様々な装置の点検、デバイス情報の積極的な把握に努め他のスタッフへの情報提供などを行っております。当院では狭帯域光観察(NBI)やレーザー内視鏡(BLI)はもちろん、拡大内視鏡を併用することによって早期消化管癌などの精密な診断を行っております。また、通常観察が困難な小腸に対しダブルバルーン内視鏡検査や、カプセル内視鏡検査を実施しており、消化管以外に気管支鏡検査も行っております。治療としては粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、消化管止血術、食道静脈瘤に対する内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)・硬化療法(EIS)、胃瘻造設・交換、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)による胆道疾患や膵疾患の診断と、胆管結石除石術や狭窄に対するドレナージ・ステント留置術など、幅広い治療にも携わっています。
下記に全体の治療実績と、2022年度における臨床工学技士が介助を行った治療実績を記載します。

内視鏡センター

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