臨床研修プログラムの指導体制

臨床研修プログラムの管理・運営

埼玉医科大学病院を基幹型臨床研修病院とする臨床研修病院群における研修プログラムの総責任者は病院長であり、管理・運営は研修管理委員会が担当します。
  • 研修管理委員会は、定期的(年2回)に開催され、臨床研修の統括管理を行います。
  • 研修医委員会は、以下の事項について協議決定し、公表します。

  1. 研修プログラムの企画立案及び実施の管理
  2. 全研修期間を通じて研修医の指導の実施と研修プログラムの調整
  3. 臨床研修到達目標の達成状況把握と指導、その他の援助
  4. 研修医の評価等
  5. 指導医等の登録と育成
  6. 臨床研修施設としての環境整備
  7. 臨床研修病院群における研修医の評価方法の統一及び改善
  8. 臨床研修病院群の研修システムの整備
  9. 研修医の採用、中断、修了の際の評価と研修管理委員会への報告

初期臨床研修における指導・サポート体制

指導体制

研修指導医

当院の指導医は担当する分野における研修期間中、上級医と協力のうえ、研修医毎に臨床研修の目標の達成状況を把握し、研修医に対する指導を行います。また、研修医の健康状態に留意し研修環境を調整します。
なお、EPOC(PG-EPOC)評価入力を担当するとともに研修の全体評価を委員会へ報告します。

※指導医の条件
当院指導医は、臨床経験7年(84ヶ月)以上の経験を有した医師であり、また、厚生労働省が認めた指導医講習会を受講した者としています。

研修上級医

当院の上級医は、研修期間中チームの一員として指導医と共に日々の指導を行います。

担任制度(Mentor制度)

担任と研修医との間で「こころの交流と情報の交換の場」を実現することを目標としています。
問題が生じた時に、担任が研修医の相談窓口となるために、つながりを作っておきます。
  • 担任は、5名までの研修医を受け持つ事ができます。
  • 担任は、研修医の希望を基に人生の先輩として相談しやすい医師(教授以外)より選ぶ事ができます。
  • 担任は、年に2回程度、研修医との交流の場を設けます。
  • 担任は、研修医に問題(研修内容、勤務内容、心身の健康、経済、事故、人間関係等々)が生じた時、適切な相談窓口を紹介します。
  • 担任は、受け持ち研修医に関する報告書を委員会に提出します。

プログラム責任者との面談会

研修医の研修全般に関わる事項(研修状況、研修内容等に関わる疑問点・問題点、到達目標に対する達成状況、プログラムの調整、進路に関わる内容、等)について定期的に確認、指導等することを目的として年2回、研修医とプログラム責任者との面談会を実施します。また、研修医からの要望、指摘事項等を委員会へ報告するとともに必要に応じて改善を行います。

研修医の相談に関する体制

  • 研修環境、研修業務等に対する相談(臨床研修向上ワーキンググループ委員長が中心となり研修医との連絡会を開催しています。研修医との連絡会には病院長や研修管理委員長も参加し、研修医からの要望事項や相談事項に対応しています。)
  • メンタル相談(研修管理委員長等が研修医の相談をうけ、メンタル担当医による相談も行います。)