患者の皆様へ

SUB MENU

診療内容

診療のご案内

1)患者数(2016年度-2020年度)

埼玉県はもとより、全国でも有数の患者数を有し、豊富な臨床経験を積み重ねています。

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
外来 初診患者数 862 884 1,008 929 682
疾患別新規患者数
急性白血病 13 40 22 24 20
慢性白血病 30 10 13 12 14
悪性リンパ腫 128 110 119 111 107
多発性骨髄腫 17 15 25 14 22
骨髄異形成症候群 25 80 54 23 27
再生不良性貧血 7 10 5 10 5
特発性血小板減少性紫斑病 19 50 19 21 18
入院 入院患者数 424 500 425 480 302
疾患別のべ入院患者数
急性白血病 72 120 76 105 67
慢性白血病 13 20 11 2 4
悪性リンパ腫 189 180 170 231 146
多発性骨髄腫 60 60 54 42 37
骨髄異形成症候群 34 90 42 30 7
再生不良性貧血 11 20 8 7 1
特発性血小板減少性紫斑病 7 30 4 5 5

2)治療方針

 血液疾患全般を対象として診療しており、急性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫を中心とした造血器腫瘍や感染症、播種性血管内凝固症候群(DIC)などの種々の合併症例、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)など、血液内科的緊急症例も柔軟性をもって幅広く受け入れております。診療に対する基本方針は、世界的に実績にある科学的根拠(Evidence Based Medicine)に基づいた治療法を選択いたしますが、診療方針を十分にご説明させていただき、患者さんにご納得いただき、安心して受けていただける医療を優先しております。また、緩和医療においても画一的な治療を選択するのではなく、それぞれの患者さんの状態に合わせ、柔軟に治療方針を相談していく努力を行っております。
 近年では様々な新しい薬剤が使用できるようになり、血液疾患に対する標準治療に組み込まれるようになりました。当科においても保険承認された新規治療薬や免疫療法を積極的に用いております。また、我々が主導して行っている臨床試験や全国規模での臨床試験を行う研究グループである日本臨床腫瘍研究グループJCOG (http://www.jcog.jp/), 日本成人白血病治療共同研究グループJALSG (http://www.jalsg.jp) , 西日本血液臨床研究グループW-JHS, 関東造血幹細胞移植共同研究グループKSGCTなどの多施設共同試験を推進することで、本邦、ひいては世界の血液疾患の治療成績向上に貢献しております。同様に、全国規模での血液疾患に対する保険未承認の新規治療薬に対する企業主導の臨床試験(治験)の実施施設に選定されることも多く、数多くの新規薬剤の治験を行っております。このように通常の標準治療から臨床試験まで幅広い治療選択のなか、満足度の高い医療を提供できるよう、心がけております。

3)造血幹細胞移植

2007年度より、日本骨髄バンク非血縁者間骨髄移植・採取認定病院に認定されております。骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植の移植ソースによる、自家ならびに同種造血幹細胞移植を行っております。

埼玉医科大学総合医療センター血液内科における5年間の造血幹細胞移植件数
  自家移植 同種血縁者間移植 同種非血縁者間移植 移植件数 ドナー骨髄採取
末梢血 骨髄 末梢血 骨髄 骨髄 末梢血 臍帯血 合計
2016年 10 0 1 3 2 0 3 19 6
2017年 9 0 0 1 5 0 2 17 5
2018年 8 0 2 3 3 0 5 21 6
2019年 8 0 1 0 1 1 0 11 3
2020年 11 0 4 0 0 6 0 21 2
合計 46 0 8 7 11 7 10 89 22

(2021年3月31日現在)

(2007年10月より非血縁者間骨髄移植・採取認定)

ページtopへ