男性ばかりというイメージが強い整形外科ですが、当科では女性医師も活躍しています。
私が当院整形外科への入局を決めたのは初期研修中でした。手術件数の多さと種類の多様性に圧倒されました。また、各専門診の先生方の手厚く熱心な指導と診療科全体の一体感を強く感じ、是非私もその一員として医療に携わりたいと思いました。
診療科選択の際、整形外科の分野の広さも魅力の1つでした。頸から足の先まで守備範囲なので自分の特性や興味に応じて専門を決めることができます。また骨粗鬆症や関節リウマチ領域も網羅していますので内科と外科の2つの観点から疾患を考えることができます。女性医師は仕事と家庭の両立が難しく、特に外科は身体的な負担が大きいのは事実です。私自身子供がおりますので、数多くの手術に入り腕を磨き、精力的に仕事を行いたい一方、日々の家事、育児も行わなくてはなりません。本当に両立できるだろうかと不安になったこともありますが、医局の先生方に相談に乗って頂き、実際に両立されている先生のお話をお聞きして入局を決めました。同じ様な環境にいらっしゃる先生のお話はとても励みになりました。また、勤務に際し当医局では各々の環境に応じて勤務体制を考慮し、無理なく仕事を続けていける様サポートしてくれます。整形外科に興味はあるけれど家庭との両立に不安を感じている女性医師の方々は是非当科にいらしてみて下さい。
当院院長であり診療部長である織田弘美先生が次の様に仰っていました。「整形外科は男性でも女性でも若くてもそうでなくても、どんな人でも務まる診療科だと思います」是非1人でも多くの方に興味を持って頂き、共に仕事が出来たら嬉しいです。