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国際医療センターは、がんセンター、心臓病センター、救命救急・脳卒中センターの3つのサブセンターを有する高度医療提供施設です。
がんセンターは、全国的にもがん受診患者数が6番目に多く、大学病院では全国一のがん患者を診療している実績があります。安全で安心な多くの外来化学療法を実戦経験することが出来ます。また、がんゲノム医療拠点病院としてエキスパートパネルを毎週開催している他、シミュレーションセンターには内視鏡手術ロボットであるセンハンスを完備しています。
心臓病センターは、インターベンション治療として不整脈のアブレーション治療、冠動脈疾患、弁疾患のカテーテル治療を実施しています。心臓移植を担当している心臓外科と合同カンファレンスにて最適な治療法を検討しています。
脳卒中センターは、全国でも有数の診療実績があり、内科的治療と外科的治療の適応もカンファレンスで検討されICUにて総合的に治療を実施しています。
当院は診療科の壁もなく、各診療科では内科と外科の合同カンファレンスを行い、患者さんに最適の治療を提供しています。診療経験を積み、専門医資格を取得するには最適な環境です。
初期研修はどちらかというと広く浅く、専門研修は専門領域を深く学ぶことが重要と思いがちです。我々の仕事はとてもハードであり、興味がない専門領域以外を深く勉強し、技術を習得することは大変です。初期研修においても、専攻医が目指している専門領域の研修を共に経験すると、それぞれの領域の魅力がより鮮明に見えてくるのではないでしょうか。
当院は初期から専門研修までシームレスに研修を受けることを理想と考えています。短期間で合理的に専門医を取得し、専門的な医師として成長して下さい。さらに、医療チームのリーダーとなれる教育も受けることも可能です。
全国病院ランキングなどを見たことはありますか。雑誌の情報がすべてではありませんが、当院は多くの領域で全国屈指の症例数を誇っています。さらに優秀な指導医を全国から集め、世界と競争できる高度な医療を提供しています。
国際病院評価機構(JCI)にも認定された、国内では数少ない病院の1つです。
専門医取得を目指すみなさん、本当の意味で専門研修が出来る当院で研修しませんか。
専門研修修了後も、当院のスタッフとして残ることも可能です。さらなる飛躍を目指す方にはそのお手伝いもします。
みなさんのキャリアと人生を大切にする病院です。安心していらしてください。
これから専門研修を始めるみなさんは、専門医取得もそうですが、より長い視野での人生設計・キャリアプランに悩んでいることと思います。
私もそうでしたが、医師人生、専門医を取って終わりではありません。20年、30年、どのように力をつけてキャリアアップしていけるのだろうと悩みました。
当院では専門医を取得することはもちろんですが、その先の先、「大学教授になる」「部長になる」「開業する」「世界で通用する医師になる」まで全力でサポートします。
当院で共に働きましょう。
日本専門医機構は内科専門医制度に、総合的な内科診療能力や地域医療への貢献を求めています。埼玉県の医療機関の多くは県東部にあり、当院がある県西部は3次医療機関が少なく、医療過疎の状況にあります。この地域において、当院は循環器、脳卒中、救命救急、がん診療の拠点病院として地域医療に貢献しています。
私の専門とする循環器領域では、急性心筋梗塞も急性心不全もこの地域の重症患者のほとんどが当院に搬送されるため、症例が極めて豊富です。
近隣の東京都には大学病院がひしめいており、このような重症の循環器患者はCCUネットワークなどによって、数多くの病院に振り分けられて搬送されます。若手医師には症例がなかなか回って来ないため、カテーテル治療の専門医の取得や更新のために経験しなければならない症例数を確保するのに苦労すると聞いています。
当院では若手の医師にも多くの緊急症例を担当させるため、循環器医の即戦力としての活躍が可能です。循環器以外の診療科も、それぞれの領域で国内でも有数の症例数を有しています。
内科領域では、特に、循環器、消化器(内視鏡・腫瘍)、呼吸器、造血器、神経、救急救命の診療科があり、いずれも専門的な医療を数多く行っています。加えて、原発不明癌、希少癌、総合診療、地域医療、血液浄化、内分泌・糖尿病の領域にも内科指導医がいます。
連携施設には、埼玉県西部の医療機関に加えて、東京都や神奈川県の医療機関も含まれています。
当院の内科専門研修プログラムの特徴は、専攻医の希望に沿うことです。プログラムや連携施設を専攻医が学びたい領域や医療機関によって臨機応変に調整しています。希望する分野の専門医として貴方が羽ばたけるように努力を惜しみません。
がん、心臓病、救命救急医療に特化した埼玉医科大学国際医療センターと、特定機能病院として全ての基本領域をカバーする埼玉医科大学病院の二つの病院が一つの基幹施設のように機能するプログラムです。
連携施設と共同し、豊富な症例数と高度な診療レベルを持つ全ての外科領域を研修可能です。全てのサブスペシャリティ専門医(消化器外科専門医、心臓血管外科専門医、呼吸器外科専門医、乳腺専門医、小児外科専門医)取得に有利なプログラムも用意しています。また、国際医療センターは日本国内の教育機関病院としては初めてJCI(Joint Commission International)の認定を受けており、より安全で質の高い世界基準の医療を経験可能です。
既に将来のサブスペシャリティー領域を決めている人、いくつかの領域で迷っている人、取り敢えずいろんな領域を経験してから決めたい人、まずは外科の基本を会得してからサブスペをゆっくり考えたい人、どの先生達にもカスタマイズしたプログラムを用意しています。
当院の外科専門研修プラグラムでは、それを保証できるだけの症例数と卓越した指導医を揃えています。是非選んでください。
救急医療は“医”の原点であり、かつ、すべての国民が生命保持の最終的な拠り所としている根源的な医療と位置付けられ、「健康で文化的な生活」を営む上で欠くことができない社会基盤といえます。そのため、すべての医療関係者は「いつでも、どこでも、誰でも」適切な救急医療を受けられるように応分の役割を果たす必要があり、そのやり方は地域や施設毎に異なるのは当然で、一律に同じである必要はありません。
国際医療センターは埼玉県西部に位置し周辺地域だけでなく、秩父地域や埼玉県北部を含め幅広く対応しています。また、初期、二次を含め疾病・外傷を問わず、救急隊や周辺医療機関からの患者さんを可能な限り受け入れています。
救急医にとって最も大切なことは、決して諦めることなく、その時その時に最善を尽くすことです。救いきれない命もありますが、どうすれば救えたのか、何を変えれば救えるのかを追求することが大切です。
スクラブには“Trauma and Emergency Acute Medicine”の思いを込めて“TEAM”の文字を入れています。一人の力では届かなくても、診療科や職種を超えた連携を強めることで、今までは救えなかった命も救えるようになることです。
2021年4月よりドクターカーの24時間対応を予定しています。
都会のような喧噪はなく、ふっと気づくと爽やかな自然に癒やされる恵まれた環境の中で、私たちと一緒に素敵な救急医療を展開していきましょう。
学生時代から、常に救急の現場に身を置きたいと思っていました。神経救急医の側面を強く持ち、技術的にも深みのある脳神経外科に入局し、脳血管外科(脳卒中の手術)を専門にしました。
卒後30年を経た現在でも、外科医として「自分にこの手術ができるのであろうか?」という困難な症例がたくさんあって、手術前には不安に襲われます。しかし、だからこそ、手術がうまくいった時に喜びがあります。
引退するまで「初めてできた喜び」が感じられるのは、外科系の中でも高難度の手術が多い脳神経外科の最大の魅力だと思います。
脳神経外科手術は、アクロバットではなく、志を持って努力すれば、誰もが到達可能な技術です。当科専攻医には、「1年後、2年後、3年後、そして10年後に自分はどんな脳血管外科医になっていたいのかを常に思い描きながら仕事をしなさい」と言っています。
人間、想像もできない事は実現しようがないですが、「想像しうる事は実現しうる。」という言葉を信条にしています。弟子が師匠を超えない限り、外科の発展はありません。
一人でも多くの弟子が、自分を追い越していってくれる事を期待しています。
当院の病理診断科は比較的歴史が新しく、まだ14年に足りません。2007年の開院以来、病院の発展とともに我々も成長を遂げてきました。
施設のベッド数は700床(がん・400、心血管・200、救急100)ですが、がんの診療実績は全国で10傑に入る領域/臨床科が多数あります。それゆえ、臨床の現場を支える病理診断科にはかなりのhigh volumeが課せられ、加えて良質の情報をリクエストされます。
当院で働く病理医は日々ルーチンと格闘し、それだけに甘んじることなく自身の研究テーマとも向き合っています。
当科には幾つかの“盤石な専門領域”(臨床科から信頼される専門性の高い病理医がいること、かつ臨床科自体のレベルも高く、互いの連携が確立されていることが必須条件)が存在します。不足している領域は、埼玉医科大学病院(毛呂)や、総合医療センター(川越)と互いに補完する体制が整っています。
“実践力を磨くことに徹したトレーニング”をプログラムの柱としています。
まだ知らぬ世界への好奇心やあらゆることへの感性を敏感に保ちつつ、病理診断科で研修してくれることを望んでいます。
どの臨床科に進むにも病理の基本的知識は必要/必須であり、常にどんな現場でも有益です。病理診断科へのローテーションは、病理医との関係/人との繋がりを築くことの足がかりにもなると思います。
病理医になる目標がなくとも、自身の研鑽のためにも是非病理に来てください。何か得られることを期待して。
埼玉医科大学には大学病院(毛呂山)、総合医療センター(川越)、国際医療センター(日高)にそれぞれ放射線科があり、最先端の施設と各分野の専門スタッフが揃っています。比較的広域の病院と連携して地域医療にも携わることができる選択肢の広いプログラムです。
専攻医の希望を生かしたプログラムを組むことで幅広い症例を経験でき、各分野の専門家から実地で熱心な指導を受けることができます。
当プログラムでの専門研修実績人数は国内有数の規模となっています。研究環境も整っているので、研究志向の専攻医は社会人大学院と並行して研修しながら研究を進めることで早期に学位を取得することも可能です。
埼玉医科大学にはいろいろな大学出身の指導医および専攻医がおり、指導医や先輩の専攻医に気軽に相談してアドバイスを受けることができます。
大学周辺は住環境が良好で生活しやすく、専攻医の身分も常勤職員(助教)として保障されているので、落ち着いて専門研修に取り組める恵まれた環境と思います。都心も通勤圏内なので、週末の学会などイベント参加も容易です。
放射線科は専門分化していますが、迷ったらとりあえず全般的に研修した後で希望の専門分野を専攻することも可能です。
埼玉県周辺で放射線科専門医を目指す専攻医にはお勧めできます。
国際医療センターは、包括的がんセンター部門、心臓病センター部門、救命救急センター部門をもっています。質的にきわめて高い高度先進医療を提供しており、手術も各種がんの大手術、心臓大血管手術、脳血管病変や外傷などの緊急手術が多く、全国でもそれぞれの分野でトップレベルの手術数があるのが特徴です。
当然のことながら、麻酔に関してもそれぞれの専門手術に応じた高度な技術を要する全身管理が必要とされますが、個人の専門分野、得意分野を重んじる体制を採っています。さらに中央手術室に隣接するハイケアユニットや院内ICUにおいて、重症患者や大侵襲手術患者の術後全身管理を各診療科とともに麻酔科が支える周術期管理体制を構築することで新しい麻酔科の組織化を目指しています。
近隣の埼玉医科大学病院や総合医療センター、小児病院などと臨床提携することで、産科手術麻酔や心臓麻酔以外の小児麻酔、ペインクリニックなどを研修できるようにしています。これらによって、若手医師間の交流ができるとともに広い意味での他施設の文化を学ぶこともできます。若い皆さんには狭い一つの組織だけをみるのでなく大きな世界に触れていただきたいと思っています。
麻酔科業務内容は多岐にわたりますが、充実した仕事をとおして人は磨かれるものです。仕事のやりがいのみならず、個人の経済性や将来性も考慮した運営を心がけております。それぞれの専門性を磨きたいと考える方のフェローシップ制も導入しておりますので、ぜひ見学にいらしてください。